その理由はというと、やはり他の特典と比べてもマイル利用時の還元率が高くなる傾向があるからです。
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そんな管理人にとって気になることに、JALさんが提供するキャンペーンの一つ、国際線特典航空券ディスカウントマイルキャンペーンが存在しています。
簡単にこのキャンペーンについて説明すると、
・より少ない必要マイル数で特典航空券を利用可能なキャンペーン
・ディスカウントマイル数は3,000マイルから10,000マイルほど
・利用客が減少する時期を中心にキャンペーン期間を設定
・目的地域ごとに適応可能期間を設定
・旅程全てをキャンペーン期間内に完了する必要あり
・予約変更等はキャンペーン期間内の日程にのみ変更可能
・キャンペーン適応時の空席待ちは不可
・JALさんのホームページからの申し込み限定のキャンペーン
・2013年2月8日現在は2014年2月28日までの設定期間を公表中
といったところでしょうか。
参考リンク:
国際線特典航空券 ディスカウントマイル
(JALさんより)
さて、具体的に目的地ごとに2013年分の対象期間を見てみると、
・ソウル、プサン、アジア1
(韓国国内、中国国内、フィリピン)
2013年4月1日~2013年6月30日、2013年12月1日~2014年2月28日
・アジア2
(マレーシア、インドネシア、シンガポール、インド、ベトナム、タイ)
2013年4月1日~2013年6月30日、2013年12月1日~2014年1月31日
・グアム
2013年4月1日~2013年5月31日
・シドニー
2013年4月1日~2013年6月30日
・ヨーロッパ
(フランス、ドイツ、イギリス)
2013年4月1日~2013年4月26日、2013年11月13日~2014年2月28日
・ホノルル
2013年4月1日~2013年5月31日、2014年1月5日~2014年1月31日
・北米
(アメリカ、カナダ)
2013年4月1日~2013年4月26日、2014年1月14日~ 2014年2月28日
ただし、いずれの目的地についても、
2013年4月26日~5月6日のゴールデンウィーク期間
2013年12月21日~2014年1月5日の年末年始期間
は利用対象外
となっています。
ただ、これだけを見てみても傾向は分かりにくいですが、キャンペーン適応期間の長さに注目して比べてみると、
・ソウル、プサン、アジア1:約6ヶ月
・アジア2:約5ヶ月
・グアム:約2ヶ月
・シドニー:約3ヶ月
・ヨーロッパ:約4.5ヶ月
・ホノルル:約3ヶ月
・北米:約2.5ヶ月
となっていて、LCCと熾烈な争いを行なっているため、航空券自体の価格が急激に下落する傾向にあるアジア圏の特典航空券での利用が優遇されていることが見えてきます。
また、キャンペーン適応期間の長さが目的地によって大きく異なることからも分かるように、目的地ごとに細かに期間設定が調整されています。
そのため、JALさんが年間の航空券の販売予測とその結果の収益予想を踏まえた上で、損をしないように、しっかりこのキャンペーンを設計していることが予想される理由の一つです。
そういったことから、管理人個人の感想としては、オフシーズンの傾向と合わせて考えても、ディスカウントマイルキャンペーンでのお得な特典航空券利用は、なかなか難易度が高く、基本的にディスカウントマイルキャンペーン期間外、特にピーク時を中心に、通常必要マイル数での利用を目指した方が分かりやすいお得度という意味では良いのではないかと感じるのも正直な部分と言えます。
これが仮に、クリスマスを含む年末年始期間だけでもディスカウントマイルキャンペーンの対象となっているのであれば、アジアやヨーロッパなど渡航先でのクリスマスを楽しむために利用することも考えられるので、全く違った結論になるのですが、残念ながら、そういった利用はできないように制度設計されています。
ただ、キャンペーン期間内にのみ旅行が可能といった日程的な事情がある場合は、キャンペーン適応で最大で10,000マイルのディスカウントとなるため、キャンペーン独自の様々な制限を割り引いたとしても十分検討する価値がある選択肢です。
そして、もう1つだけ気になる2012年度版から2013年度版への変更点として、2013年度版のディスカウントマイルキャンペーンからは、ヨーロッパ、ホノルル、北米を目的地とした路線でのビジネスクラスを対象としたディスカウントマイルキャンペーンは終了してしまったことです。
これは、今現在、JALさんがより収益の高いビジネス顧客重視の姿勢を推進するために、特典航空券で利用可能なビジネスクラスの座席数を減少させていくことの前兆かもしれないと管理人自身は考えたのも正直な部分です。
少なくとも、2012年度よりも、ディスカウントマイルキャンペーンでのビジネスクラス利用を目的としたマイルユーザーが冷遇されていることに間違いないわけですから、今後急激な改悪が行われないかどうかなど、注意する必要があるだけではなく、このままJALさんを中心にマイルを貯めていくのかどうかも含め、別の航空会社という選択肢を考える心の準備だけでもしておく必要もあるかもしれませんね。
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