2016年1月20日水曜日

オセアニアとロシア、中距離アジアの空港税をJAL国際線特典航空券利用時のクラスごとで比べてみた


コツコツと貯めたJALマイルを利用して国際線特典航空券の予約を継続している管理人宅ですが、最近気になっていることの1つが空港税です。

というのも、マイルを活用した国際線特典航空券の発券でも、燃油サーチャージに加えて、空港税は必ず支払う必要がある一方で、利用する空港によっては意外に大きな金額差が生まれていることでも有名だからです。

実際に、ヨーロッパと北米について調べた結果はというと、同じプレミアムエコノミースでも最安値を記録したヘルシンキ(フィンランド)の5,140円と圧倒的な最高値を記録したロンドン(イギリス)の34,510円では、その差は6倍以上にもなるなど、なかなか印象的な結果が数多く得られたのは間違いありません。

管理人作成の関連記事:
ヨーロッパと北米の空港税をJAL国際線特典航空券利用時のクラスごとで比べてみた

参考リンク:
JAL国際線特典航空券
国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内
JALさんより) 


さて、その続編として今回の記事では、オセアニアとロシア、中距離アジアを対象に、JAL国際線特典航空券で目的地として利用できる空港の空港税を
  • エコノミークラス
  • プレミアムエコノミー
  • ビジネスクラス
  • ファーストクラス
のそれぞれのクラスごとに調べてみることにしました。


その結果はというと、
ハノイ(ベトナム):2,297マイル
・成田発着
  • エコノミー:6,330円
  • プレミアム:6,330円
  • ビジネス:6,330円

ホーチミン(ベトナム):2,706マイル
・羽田発着
  • エコノミー:5,700円
  • ビジネス:5,700円
・成田発着
  • エコノミー:5,740円
  • ビジネス:5,740円

バンコク(タイ):2,869マイル
・羽田発着
  • エコノミー:5,680円
  • プレミアム:5,680円
  • ビジネス:5,680円
・成田発着
  • エコノミー:5,720円
  • ビジネス:5,720円

シンガポール:3,312マイル
・羽田発着
  • エコノミー:5,960円
  • プレミアム:5,960円
  • ビジネス:5,960円
・成田発着
  • エコノミー:6,000円
  • ビジネス:6,000円

クアラルンプール(マレーシア):3,338マイル
・成田発着
  • エコノミー:5,060円
  • ビジネス:5,060円

ジャカルタ(インドネシア):3,612マイル
・成田発着
  • エコノミー:4,480円
  • プレミアム:4,480円
  • ビジネス:4,480円
  • ファースト:4,480円

デリー(インド):3,656マイル
・成田発着
  • エコノミー:10,330円
  • プレミアム:10,330円
  • ビジネス:10,330円
モスクワ(ロシア):4,664マイル
・成田発着
  • エコノミー:5,960円
  • プレミアム:5,960円
  • ビジネス:5,960円

シドニー(オーストラリア):4,863マイル
・成田発着
  • エコノミー:12,450円
  • プレミアム:12,450円
  • ビジネス:12,450円
  • ファースト:12,450円
という形になりました。

管理人注:
上記の数字は、2016年1月20日にJAL国際線特典航空券の申込で発券直前の画面まで手続きを進めた時に表示される金額から往復の燃油サーチャージ金額
ベトナム:4,000円
タイ、シンガポール、マレーシア:6,000円
インドネシア、インド:8,000円
オーストラリア、ロシア:14,000円
をそれぞれ差し引いたものです。
燃油サーチャージと異なり、空港税等は為替や税率の変動などの影響を受けて、その都度増減されるため、確認するタイミングによっては多少の違いが発生する可能性もあります。


こうして比べてみると、今回対象にしたオセアニアとロシア、中距離アジアの空港では、利用するクラスで空港税に金額の差を設定していないことがわかります。

また、空港税の金額が高価な空港としては、物価が高いことで有名なシドニー(オーストラリア)の12,450円に続く形で、デリー(インド)の10,330円が1万円を超えているのが不思議に感じる結果ですね。

そのため、世界一周航空券などを利用する時に気軽な気持ちでインド出発を旅程に加えてしまうと、意外に高価な空港税も追加されてしまう可能性が十分考えられる結果です。

この辺りは、ヨーロッパの中でのロンドンのように、高額な空港税が請求されてしまう空港を避け、より安価な空港税の近隣空港への地上移動を活用するなどの対策も、周遊旅行の幅を広げる効果と合わせて、考える価値がある選択肢と言えるのかもしれませんね。




追記1:続きの記事を書きました
韓国や東南アジアなど日本から近距離の空港税をJAL国際線特典航空券利用時のクラスごとで比べてみた

追記2:さらに続きの記事を書きました
ホノルル(ハワイ)とグアムの空港税をJAL国際線特典航空券利用時のクラスごとで比べてみた

追記3:もうひとつ続きの記事を書きました
東京発のJAL国際線特典航空券発券に必要な空港税を全ての目的地で調べてみた

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