2016年1月25日月曜日

長く愛用できるタブレットを購入するために2.4GHzと5GHzの無線LAN対応周波数の見分ける方法


これまでにいくつかのタブレットを購入してきた管理人にとって、長く使える製品を選ぶために優先して満足度の高かった仕様が1つあります。

それは、無線LANの対応周波数です。

というのも、無線LANの周波数には、2.4GHzと5GHzの2種類があるのですが、この2つの規格は、
2.4GHz:
  • 遠くまで届きやすく障害物の影響を受けにくい
  • 同じ2.4GHz機器や電子レンジとの干渉で速度低下を起こしやすい
  • 規格としての最高速度で5GHzに劣る
5GHz
  • 壁や天井など障害物などの影響を受けやすい
  • 他の電波の干渉で速度低下を起こしにくい
  • 規格としての最高速度で2.4GHzを上回る
といった形のはっきりとした違いを持っているため、無線LAN機器がどちらの周波数を利用しているのかによって使用した時の印象は大きく異なるのは避けられません。

参考リンク:
2.4GHzと5GHzの違いについて
エレコムさんより)


ちなみに、管理人宅では、2.4GHzと5GHzの両方の電波を使用するアクセスポイント(無線LAN親機)を利用しているものの、速度面や安定性で圧倒的なメリットを感じる5GHzで接続しているタブレットやスマートフォンばかりをメインで愛用しています。

実際に、木造2階建ての自宅内で利用する限りでは、5GHzでも障害物の影響を特に感じることもありませんから。


ただし、これから新しくタブレットなどを購入する時には、5GHzの無線LAN規格に対応しているタブレットを購入するということは忘れられません。

というのも、 2016年現在販売されているタブレットは、以前に比べ格段に安価で高性能になったと評判になっているのは間違いないのですが、それでもすべての機種で5GHzに対応しているわけではないからです。

さらに、製品の詳細な仕様をチェックしてみても、2.4GHzのみなのか、それとも2.4GHzに追加で5GHzにも対応しているのか、直接的に表記していないことも多いことが多く、それも機種選定時の大きな悩みの種です。

そこで管理人が実際に活用しているのが、 無線LANの対応規格に注目するという対策です。

なぜなら、無線LANの周波数については記載が省略されている場合でも、対応している無線LAN規格だけは、
IEEE802.11a/b/g/n/ac
IEEE802.11a/b/g/n
IEEE802.11b/g/n
というような形でしっかり記載されていて、この中にどの無線LANの周波数に対応しているのか判断するヒントが隠されているからです。

具体的に注目するのは、IEEE802.11aという無線LAN規格の有無なのですが、この規格を利用するためには、無線LAN機器のアンテナ自体が必ず5GHzの周波数に対応する必要なことを活用しています。

参考リンク:
IEEE 802.11a
Wikipediaさんより)


そのため、先ほど具体例として挙げた
IEEE802.11a/b/g/n/ac
IEEE802.11a/b/g/n
IEEE802.11b/g/n
の3つの中の例では、1番目と2番目の2つが5GHzに対応した機器ということになりますね。

ちなみに、5GHzの周波数への対応は、タブレットに注目してみるとアンテナのスペース的に余裕のある10インチ大きなサイズの製品に多い傾向もあります。

しかし、それだけが5GHz対応の条件ではなく、ややコストを費やせる高価格帯を中心にコンパクトなサイズのタブレットにも搭載されているため、このことがサイズの大きさだけで判断せずに、無線LAN規格までチェックが必要な理由の1つです。

参考リンク:
iPadのモデルを比較する
Appleさんより)

dynabook Tab S68・S38(8インチタブレット)の仕様
東芝さんより)


確かに、謎解きをするように無線LANの対応周波数をチェックするのは、手間に感じることもあります。

しかし、それでも5GHzに対応したタブレットなどを利用したインターネット接続の快適性はなかなかのものです。

実際、管理人自身、2010年発売の初代iPadを短時間だけ、ちょっとした調べ物に利用することもあるのですが、タブやアプリを切り替えずに使うシングルタスクのみの単機能タブレットとしては十分な魅力を6年近く経過した現在でさえ感じるのも事実ですから。




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