2016年3月3日木曜日

国内線目的で海外発の国際線特典航空券を利用する時に決断が重要なストップオーバーのタイミング


一般予約が2ヶ月前から開始されるJALマイルでの国内線特典航空券では、様々な優遇策によって、最大330日前から予約が可能になっています。

その結果、予約受付開始直後のタイミングで争奪戦に参加したはずなのに、希望する便に空席はないというトラブルは繁忙期など、人気の集中する時期には当たり前のように遭遇してしまう可能性が高くなるのは避けられません。

管理人作成の関連記事:
JAL国内線特典航空券争奪戦へ参加する前に覚えておきたい最大の注意点

予約受付開始前で調べられないはずのJAL国内線特典航空券で2ヶ月以上先の空席情報を調べる方法

一般申込の9ヶ月も前からフライング受付されるJAL国内線特典航空券の予約スケジュールとその対策を考える


そんな中、より確実な国内線予約対策におすすめしたいと管理人が考えているのが、海外発の国際線特典航空券です。

というのも、この海外発の国際線特典航空券は、日本発のものでは認められていない日本国内での24時間以上の滞在(ストップオーバー)が可能になっていて、無料で追加可能な国内線区間を国内線特典航空券と同じような感覚で活用できるからです。

特に、その中でも最終目的地が日本の海外発の国際線特典航空券では、
ソウル→東京→沖縄→東京→ソウル
台北→大阪→札幌→東京→台北
というような形の旅程を最大で330日前から予約可能になっているため、繁忙期の予約でも圧倒的に有利な状況で空席の確保に集中できます。

さらに、そうして作成した予約は、利用開始前はもちろん、実際に一部の旅程の利用を開始してからも、発券から1年間の有効期限内で予約変更が可能で、キャンセルによる払い戻しも3,100マイルまたは3,100円で受け付けてもらえますから、予約後の自由度から考えても魅力的な特典航空券なのは間違いありません。

もちろん、海外発の国際線特典航空券ということですから、利用開始前に海外にある出発地になんとか到着する必要はあるものの、今現在は格安航空会社さんが運航する便を利用すると、高くても一万円から2万円ほどで東南アジアや東アジアの各都市に到達できますから、それほど問題になる制限ではないはずです。

特に、繁忙期の国内旅行を満席の恐怖に怯えることなく自由に予約できるメリットはとても大きなものですから。

管理人作成の関連記事:
2種類の海外発JAL国際線特典航空券のお得な使い分けを考えてみた

国内線がお得に楽しめてしまう最終目的地が日本の海外発JAL国際線特典航空券は具体的にどうやって予約するのか


とは言え、国内線目的で海外発の国際線特典航空券を利用する時に注意点が全く無いというわけではありません。

というのも、国内でのストップオーバーを旅程のどのタイミングで行うかによって、旅自体の個性が大きく変化してしまうからです。


例えば、
ソウル→東京→沖縄→東京→ソウル
という最終目的地が日本の海外発の国際線特典航空券では、ソウルを出発地、沖縄を目的地とした旅程ですから、往路か復路の東京滞在中にどちらか一度だけストップオーバーを行うことが出来ます。

具体的には、往路の東京でストップオーバーを行うモデルケースとしては、
第1区間:3月21日ソウル→東京
(ストップオーバーでの24時間以上の滞在可)
第2区間:5月3日東京→沖縄
(最終目的地での24時間以上の滞在可)
第3区間:5月5日沖縄→東京
(24時間以内の乗継利用が必須)
第4区間:5月6日東京→ソウル
というような形になります。

つまり、ストップオーバーを行う第1区間から第2区間までは24時間どころから数ヶ月単位での時間が経過しても問題なく、第2区間から第3区間までも、沖縄が最終目的地ですから、数日や数週間、数ヶ月単位での滞在も可能です。

しかし、第3区間から第4区間では、もうすでに1回まで利用可能なストップオーバーは使ってしまっています。
そのため、24時間以内の乗り継ぎが必要で、沖縄から帰ったそのままの状態でソウルまで行く必要があるということになります。

ちなみに、第4区間については、これ自体がそれ以後の搭乗のない最終区間ですから、電話などで連絡でペナルティ無しでのキャンセルを行い、東京で旅程終了にすることも選択できます。

そのため、何がなんでも必ず海外の出発地に戻らなくてはいけないというわけではないということには注意が必要です。


また、同じように復路の東京でストップオーバーを行うモデルケースとしては、
第1区間:3月19日ソウル→東京
(24時間以内の乗継利用が必須)
第2区間:3月19日東京→沖縄
(最終目的地での24時間以上の滞在可)
第3区間:3月21日沖縄→東京
(ストップオーバーでの24時間以上の滞在可)
第4区間:12月29日東京→ソウル
というような形が考えられます。

つまり、第1区間のソウルから東京、そして第2区間の東京から沖縄まで24時間以内に利用しなくてはいけませんから、韓国旅行と沖縄旅行を一度に楽しむ必要がある旅程ということになりますね。


こうして、ストップオーバーを行うタイミングによって、海外と国内の2つの旅行を別々に楽しむ往路ストップオーバーと、海外も国内も一度の旅行で楽しむ復路ストップオーバーの2つに分けることのできる最終目的地が日本の海外発の国際線特典航空券ですが、確保できる休みの期間や体力、旅行の好みなどによって使い分けるのが基本と管理人は考えています。

ただ、海外に行ってからそのまま国内旅行に突入というのは、なかなか体力的にも厳しいものがあったり、連続で飛行機を利用するほど、遅延などが大きなトラブルの原因になる可能性もより高くなるのも間違いありません。

そのため、余程旅に慣れているという方以外は、はじめての海外発の国際線特典航空券の利用から、復路でのストップオーバーはあまりおすすめできないというのが管理人の正直な感想です。




管理人作成の関連記事:
2種類の海外発JAL国際線特典航空券のお得な使い分けを考えてみた

国内線がお得に楽しめてしまう最終目的地が日本の海外発JAL国際線特典航空券は具体的にどうやって予約するのか

海外発のJAL国際線特典航空券の中で最終目的地が海外の特典航空券のみ国内線利用の自由度が大幅に制限されてしまっている理由

いつでも最大26%引きのディスカウントマイル?海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券の実際のお得度を計算してみた

マイルに加えて燃油サーチャージと税金の合計金額さえも大幅割引?最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券の支払金額のお得度を計算してみた

必要マイル数も燃油サーチャージ・税金も最大数十%お得な海外発JAL国際線特典航空券 最大のデメリットとその対策

0 件のコメント:

コメントを投稿