それは、アメリカの航空会社さんの1つ、デルタ航空さんが発表したマイル制度の大幅な変更です。
具体的には、飛行機に搭乗した際に付与されるマイルが、飛行距離とは関係のないチケット購入価格と上級会員資格の有無によって決定されるということになるというものです。
もちろん、これまでも、搭乗する座席のクラスや、チケット購入価格、上級会員資格によって、獲得できるマイル数は変更されてきましたが、その根幹には、基本の飛行マイル数が存在していて、それに対する付与率が変化していたのみというのが現状です。
そのため、管理人としては、今回の変更によって、デルタ航空のマイル制度は、マイルではなく、家電量販店さんなどと同様のポイント制度に変化してしまったと感じるのも正直な部分と言えます。
また、実際にデルタ航空さんのホームページ上で試算してみると分かるのですが、マイルの付与数自体も、2014年までの制度と比べて、2015年以降は大きく減少する結果になっていまいます。
参考リンク：
2015年からのスカイマイルプログラム
（デルタ航空さんより）
さて、そんな2015年の制度変更を前にして、管理人が気になるのは、2014年はデルタ航空のマイルを温存するべきなのか、それとも消費してしまうべきなのかということです。
ちなみに、管理人の個人的な予想としては、2015年以降デルタ航空さんの１マイルの価値は多少上昇することが考えられるため、温存しておくべきという考えになっています。
というのも、通常のデルタ航空さんの利用での付与マイル数が減少することに加え、デルタ航空さんでは、アメリカやカナダに限りますが、特典航空券がより少ないマイルで取得できる制度や、往復に必要なマイル数の半分のマイル消費で片道での特典航空券利用が可能になったりと、特典航空券制度の改善を予定しているというのが一番の理由です。
実際、管理人自身、デルタ航空さんのマイルは様々なキャンペーンで貯めやすいものの、実際のお得な利用は他の航空会社さんに比べると難しくという印象を強く感じてきましたから、そうしたマイナスに感じる部分が次第に改善されるのかもしれません。
ただし、注意点としては、管理人と同様の判断をしたマイルユーザーが増加することで、2015年以降の特典航空券の取得競争率が一時的とはいえ極端に高いものになる可能性もあるということです。
そのため、2014年に少ないマイル消費でデルタ航空さんの特典航空券が利用可能なチャンスを見つけたのであれば、迷わずそれを活用するという、臨機応変な対応も重要になるはずです。
また、2015年以降に、特典航空券取得に必要なマイル数が大幅に増加するなどの改悪が行われないという保証はどこにもありません。
そういったことまで考えると、2015年の制度変更だけではなく、念のため、2014年の特典航空券の取得可能状況も考えながらのデルタ航空さんとの関わり方を考えるべきかもしれませんね。
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