お得度の罠発生リスクがある割引クーポンキャンペーンが要注意な理由

管理人が最近警戒するようになったことの１つに、割引クーポンを提供するタイプのキャンペーンがあります。

具体的には、新規会員登録を行った場合だけではなく、購入金額や購入回数などの条件を満たした後に、○○○○円分のクーポンをプレゼントというタイプのキャンペーンです。

確かに、条件をクリアした後に割引クーポンがプレゼントされることを考えるとお得なお買い物を楽しめるわけですから、少し積極的に考えたくなる方も多いはず。

ただし、ここで注意しなくてはいけないのは、クーポンの利用条件です。

というのも、こうしたキャンペーン等で提供されるクーポンには、

• 利用できる金額
• 利用しなくてはいけない回数
• 有効期限

というとても大きな制限が設定されていて、意外にお得度が低いというケースもあるからです。

まず、１つめの、利用できる金額の制限は、○○○○円以上の商品購入時に、○○○円のクーポンが利用できるというような制限です。

つまり、仮に1,000円のクーポンがプレゼントされたとしても、1,000円の商品への利用での100％割引は実現できず、3,000円以上の商品購入時にのみ利用可能といった形などで、割引率の制限が行われていることもあります。


２つめの、利用しなくてはいけない制限というのは、△△△△円のクーポンがプレゼントされるというキャンペーンであっても、実は総額が△△△△円であって、複数枚のクーポンが提供されることがあるからです。

具体的には、3,000円のクーポンがプレゼントされるというキャンペーンでも、実際には1,000円分のクーポンが3回分提供されるといったケースがこのパターンです。

特に、利用できる金額の制限との組み合わせによっては、ある程度の金額の商品を複数回の購入することで、ようやくクーポンすべてのお得度を活用できる状況になるため、キャンペーンとして提示されていた割引に期待するお得度からは遠くかけ離れたものになってしまうのは避けられません。

最後に３つめの、有効期限の制限もとても大きなものです。

というのも、クーポンの有効期限を短く設定されることによって、実際にクーポンを活用できないまま失効させてしまうユーザーが増えてしまうからです。

実際、管理人が遭遇した事例では、有効期限がクーポンの付与から1週間程度の短期間に設定されていて、急いで購入商品をリストアップする必要が生まれたりと、あまり楽しくはない購入体験になったこともありました。

もちろん、クーポンとは対象商品や期間、利用者を制限した状態で割引を提供するツールと考えると、こうした形でのプロモーションもおかしなものではないのかもしれません。

しかし、純粋なお得度や買い物をした時の楽しさまで考えると、こうした条件部分には特に注意することも必要です。

また、条件がしっかり書かれていない場合、「こんなはずじゃなかった」と後でがっかりすることにもなりかねませんから、分かりやすい形でのクーポンなどの条件が記載されているサービスを選んで利用するのも重要かもしれませんね。




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