2016年4月15日金曜日

2年連続の改悪!JAL国際線特典航空券で2016年11月1日から実施の利用条件悪化内容が発表

管理人宅でもコツコツと貯めているJALマイルを利用した国際線特典航空券について、2016年11月1日から実施される改悪が発表されました。

ちなみに、昨年の2015年11月1日からは国際線特典航空券のファーストクラスとビジネスクラスの必要マイル数が大幅増加となる改悪が実施されていますから、2年連続で同じ時期の改悪が行われることになります。

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では、どういった内容の改悪が行われるのかというと、
  • キャンセル待ち可能枠が半分に減少
  • 乗り継ぎ時の日本国内での途中降機の全面廃止
といったものです。

全体を見てみると、昨年の改悪が必要マイル数を主な対象としたものでしたが、今年の改悪は使い勝手やお得な利用を対象にした改悪という部分で違いがあるのは要注意ですね。

参考リンク:
JAL国際線特典航空券  重要なお知らせ
空席待ちのお預かり旅程数の制限変更
JALさんより)


それでは、それぞれの改悪について簡単に見ていくことにしましょう。
 
まず、1つめの、キャンセル待ち可能枠が半分に減少というのは、これまで1つの国際線特典航空券では、すでに予約を確保しているものも含めて、往路に2便、復路に2便の合計4便のキャンセル待ちが可能だったものが半分の往路1便、復路1便の合計2便に減少するというものです。

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その結果、往路と復路のそれぞれですでに予約を確保している場合はそれ以上のキャンセル待ちは追加できなくなり、これまでのように一時的でも、すでに確保している便とキャンセル待ちで変更待ちの便の合計2便を確保し、どちらか一方を選べるような状況は許されなくなったということです。

つまり、予約変更には空席の発生が発生するまで待たなくてはいけないということですね。

これは、キャンセル待ちの手続きをして後はただ待つだけでよかったこれまでの状況から大きく変化し、これからは予約変更のために、定期的な空席状況の確認が必要になるなど予約変更のためのキャンセル待ちの利便性は大きく低下するのは間違いありません。


2つめの、乗り継ぎ時の日本国内での途中降機の全面廃止は、日本発の国際線特典航空券を利用していた方には大きな影響がない改悪といえるかもしれません。

なぜなら、日本発の国際線特典航空券の場合、元々日本国内での途中降機、つまり24時間以上の滞在は不可とされ、海外発の国際線特典航空券にのみ認められたメリットだったからです。

ちなみに、別途海外の出発地へのアクセスを確保する必要はあるものの、海外発の国際線特典航空券と途中降機を活用することで、
ソウル→東京→沖縄→東京→ソウル
台北→大阪→札幌→東京→台北
といった旅程の国内線を含んだ予約を、国内線の予約受付が開始される2ヶ月前の時期よりも早い330日前から確保することができました。

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今回の改悪では日本発でも海外発でも、すべての国際線特典航空券で日本国内での途中降機が全面廃止されるため、そうした使い方はできなくなります。

ちなみに、海外発の国際線特典航空券は細かく分類すると、2種類存在しているのですが、今回の改悪の影響を直接的に受けるのは、海外発で日本が目的地の航空券ということには注意が必要です。

なぜなら、海外発でもあくまで日本は経由するだけで、さらに出発地とは別の海外の目的地に向かう旅程の航空券の場合、旅程の制限でこれまでも途中降機のメリットをフルに活用できるものではありませんでしたから。


もちろん、今回管理人が特に注目したキャンセル待ち可能枠と途中降機の制限以外にも、
  • 日本国内線区間の往路と復路の厳密な利用区間数の制限
  • 地上移動区間を含めた旅程の発券制限
  • エリアと同一国のグループ分けの再定義
なども同時に改悪や変更が行われていますが、2016年4月20日からJALホームページでの片道発券が可能になる関係上、なんとか工夫する中で対処できるレベルのものだと管理人は考えています。

次回以降の記事では、今回の改悪の詳細やその影響について、管理人なりにまとめていく予定です。




追記1:続きの記事を書きました
JAL国際線特典航空券の2016年11月からのキャンセル待ち改悪はどんな悪影響をもたらしたのか

追記2:さらに続きの記事を書きました
2015年と2016年のJAL国際線特典航空券での度重なる改悪は何を目指しているのか

追記3:もうひとつ続きの記事を書きました
キャンセル待ち大幅改悪のJAL国際線特典航空券 今後の予約テクニックを考える

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