2016年9月24日土曜日

フランス パリ トリアノンパレス・ヴェルサイユ アウォルドルフ アストリア 滞在記(ヒルトンダイヤモンド&デラックスパレスパークビュー)


トリアノンパレス・ヴェルサイユ ア ウォルドルフ アストリア(Trianon Palace Versailles, A Waldorf Astoria Hotel)はフランス パリのヴェルサイユにあるホテルです。

このホテルは、有名なヴェルサイユ宮殿の隣に立地しているだけではなく、歴史の教科書にも名前が出てくるヴェルサイユ条約の草案が作成されるほどの伝統と格式を持ち合わせていて、ヒルトンの持つホテルブランドの中でも最上級のウォルドルフ アストリアをその名前の中に加えられているほど。

そのため、ヒルトンブランドの中でも別格のホテルの1つになっています

そんなトリアノンパレス・ヴェルサイユでの滞在は、美しいホテルの建物を目にすることから始まります。


入り口の門も立派なものが用意され、その先にあるパリ市内のホテルでは考えられないような広大な中庭に合っていますね。


ホテル自体は中央の中庭を挟んで歴史的建造物の本館(写真左側)と歴史的には新しい新館(写真右側)の2つの建物から構成されているため要注意。

なぜなら、このホテルでは宿泊料金の安い順に、
パビリオンルーム
(PAVILLON ROOM)
  ↓
パビリオンガーデンビュールーム
(PAVILLON GARDEN VIEW ROOM)
  ↓
スーペリアマンサードルーム
(SUPERIOR MANSARD ROOM)
  ↓
デラックスパレスガーデンビュー
(DELUXE PALACE GARDEN VIEW ROOM)
  ↓
デラックスパレスパークビュー
(DELUXE PALACE PARK VIEW ROOM)
  ↓
各種スイート
というように数種類の部屋が提供されていて、名前にパビリオンが付く部屋を予約した場合、本来期待しているはずの本館ではなく新館の部屋を利用することになってしまうからです。


チェックインは0階の玄関ロビーからフロントのある部屋に案内されて行うことになります。

ちなみに、管理人が2016年夏の滞在では、1段階もアップグレードが提供されないだけではなく、管理人宅同じタイミングでチェックインの手続きを行っていた他の宿泊客が上級会員資格を根拠に景色の良い部屋へのアップグレードを強くリクエストしても、その結果は不可と変わらないものでした。

つまり、最上級のウォルドルフ アストリアブランドは伊達ではなく、少し混み合っている時期にはヒルトン上級会員特典でのアップグレード特典の運用が渋く、あまり期待できないホテルと考えるべきなのかもしれません。

そのため、管理人宅が次の滞在を予約する時もリスク回避優先で最初から希望する種類の部屋を確保するつもりです。

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そんなわけで、実際に管理が宿泊した部屋は4階(日本式では5階)のキングデラックスパレスパークビュー


豪華でも落ち着いた印象を感じさせるインテリアでまとめられた玄関ロビーにあるエレベータを利用して上の階を目指します。

ちなみに、このエレベーターは少し古さを感じさせるものですが2基あるため、意外に待つことなく利用できて快適です。


部屋はバルコニー付きでヴェルサイユ宮殿の公園が楽しめる景観の面でも素晴らしいもの。


さらに、バスルームにもバルコニーが用意され、入浴中や洗面台で身支度を整えている時にも何気なく外を見ると、ダイナミックな景色が目に入ってきますから、じっくりこのホテル自慢の景観を楽しむには最高の滞在になりました。


浴槽も十分な深さを備えた入り心地の良いものが用意され、旅行中のリフレッシュに十分。


また、洗面台も上質なホテルらしいデザインや設備で使いやすいものでした。

もちろん、バスアメニティーもウォルドルフ アストリアらしくサルバトーレフェラガモ製。

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このバウチャーはヒルトンダイヤモンド特典として提供されたものらしく、宿泊客それぞれにアルコールを含めた飲み物を1杯無料で提供するというもの。


場所はホテル内の美しい廊下にある「Bar Galerie」。


この廊下以外にも、天気や気温、季節によっては中庭に面したテラス席も開放され、そこでのんびりと飲み物を楽しむことも可能です。


もちろん、1つ1つの席にパラソルも用意されていますから、時間帯によっては日差しが気になるという方も無理なく利用できます。


気になるウェルカムドリンクの内容は、フランスらしくシャンパンなども含まれるもので、なかなか迷う魅力的なもの。


それらのオーダー後はオリーブとスナックも用意してくれました。

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さて、通常のヒルトン系のホテルでダイヤモンドやゴールドの上級会員に提供される朝食無料の特典はウォルドルフ アストリアでは提供されず、有料で注文する必要があります。


管理人宅の場合は、予約時に割引が適用された結果、2人分で30ユーロほどのお得な値段で楽しめたものの、チェックイン後にホテルで追加する場合には、
フルブレックファスト:38ユーロ
ヘルシー トリアノン ブレックファスト:35ユーロ
コンチネンタルブレックファスト:33ユーロ
エクスプレスブレックファスト:23ユーロ

のように、4つのプランの中からの選択になるはずです。


ただ、歴史的なホテルが誇る広間の1つでのんびりと朝食を楽しめる経験はなかなか満足度が高いものですから、朝食の追加はとてもおすすめと管理人は考えています。



また、食事の内容も農業国とグルメの国としての両方の顔を持ち合わせているフランスらしく、パンやハム、ベーコンなどのレベルも高く、フルーツ以外はおいしく楽しめるものがそろっています。


もちろん、温かい卵料理を目の前で調理してくれるクッキングステーションも用意され、卵とバターのおいしさが感じられるオムレツや、ふんわりと絶妙に焼かれたおいしいクレープが提供されていました。

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ちなみに、このトリアノンパレス・ヴェルサイユは、パリの中心部から離れているだけではなく、パリの玄関口、シャルル・ド・ゴール空港からもハリ中心部を挟んで全く反対側という立地のヴェルサイユ宮殿がお隣さんのホテルですから、アクセス面は便利なものではありません。

そのため、基本的にはタクシーの定額利用や各種ハイヤー配車サービス、乗り合いのホテル送迎サービスの利用が必要と考えるべきです。


その一方で、公共交通機関の中で最寄りとなる鉄道RERのC線 Gare de Versailles Château Rive Gaucheからは、歩道も用意され歩きやすい広い通りがホテルまで整備されていて、2kmほどの道のりさえ大丈夫なら歩いてアクセスすることも不可能ではありません。




ただし、雨や雪など天気が悪かったり、荷物が多い場合などはあまりおすすめできるものではなく、素直にタクシーなどに切り替える価値がある移動です。


また、上の管理人自作の地図にあるように、歩いて向かう途中でヴェルサイユ宮殿が見える通りを渡ることになるのですが、ここでついつい宮殿方向に向かってしまうと、くねくね&ボコボコの細い裏道を縫うようにホテルへ向かうことになりますから、この部分でも注意が必要です。

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とは言え、パリ市内ではなかなか出会えない種類のフランス、そしてパリを体感できる滞在が楽しめる貴重な存在ですから、今後も管理人宅がパリを訪れた時の定宿の1つとして選択肢に加えたいお気に入りのホテルになりました。




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