2015年11月4日水曜日

手数料を支払ってもJAL国際線特典航空券を電話で予約する3つのメリット


JALマイルをコツコツ貯めて、繁忙期の時期の国際線特典航空券予約に利用してきた管理人宅にとって、2015年4月1日から影響の大きな改悪が実施されています。

それが、国際線特典航空券発券手数料の導入です。

というのも、この改悪が実施されるまでは
・JALホームページでの発券:
 各種ディスカウントマイルキャンペーン適応可
・電話での発券:
 快適な予約手続き可能。ただしマイル割引はなし
といった住み分けが行われていたため、割安な必要マイル数での利用は制限されるものの電話での発券自体は手数料不要で利用可能でした。

参考リンク:
国際線特典航空券発券手数料の導入について
JALさんより)


ちなみに、管理人宅の場合は、国際線特典航空券の予約の受付が開始される330日前に予約を確保することが大半という事情もあって、新しい年度が始まる直前の時期からようやく利用が可能になる各種ディスカウントマイルキャンペーンは対象外でしたから、基本的に電話での予約と発券ばかり行っていたため、今回の改悪の影響はかなり大きなものだったのも事実です。

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では、改悪後、管理人宅でも電話での発券をやめて、JALホームページを利用するようになったのかというと、そうではありません。

実際、電話での発券手数料の改悪が行われた後の2015年9月中に予約した2016年夏休み用の大人2名分のパリ行きファーストクラスJAL国際線特典航空券も、電話での予約と発券を完了しました。

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それはやはり、2,160円の手数料を支払っても、十分にお得だと感じるメリットが電話での発券には存在しているからです。

そのメリットとは、
1、330日前の予約受付開始日の争奪戦で圧倒的に有利
2、自由度の高いキャンセル待ちが活用できる
3、片道のJAL国際線特典航空券が予約可能
という3つです。

まず、1つめの、330日前の予約受付開始日の争奪戦で圧倒的に有利というのは、繁忙期など人気の高い時期に、ファーストクラスやビジネスクラスなど、特典航空券として提供される座席数の少ない上位クラスを確保する時には、とても重要なメリットになります。

というのも、予約受付開始日にそうした競争率の高い争奪戦が行われる国際線特典航空券の予約では、 予約が可能になる午前10時を前に、JAL国際線予約担当の電話オペレーターさんが予約希望者から予約を希望する目的地や日程、便、クラスなどを聞き、そのすべてを入力した上で予約開始を待ち構えることになるからです。 

ちなみに、JALホームページ上での予約手続きを行う場合、手数料負担は不要な一方で、午前10時の予約開始後に様々な情報などを入力した後でやっと予約が確保されることになります。

その結果、大きなタイムラグが避けられないJALホームページを利用した場合、予約を確保することだけに集中するだけで十分なJALさんのオペレーターさんとの競争に打ち勝つことは困難というより、不可能というのが管理人のこれまでのJAL国際線特典航空券予約の経験から得た結論です。

そうしたことまで考えた結果、管理人宅では、繁忙期の時期の上位クラス確保のためには、電話での発券手数料2,160円は最初から必要経費としてとらえることにしました。

ただし、競争率の高い日程や便、クラスを予約する際には、電話での予約と発券をオペレーターさんにお願いしても、オペレーターさん同士の競争に負けてしまって、希望する予約が確保できないケースがあることには注意が必要です。

実際、管理人宅が予約を行った2015年9月は、2015年11月からのファーストクラスやビジネスクラスの必要マイル数増加の改悪を前に、2016年夏休み分を予約できる最後の時期ということもあってか、とても厳しい争奪戦になったのですが、 午前10時を数十秒過ぎたあたりにオペレーターさんから何度かごめんなさいと座席確保失敗の結果を聞くことがありましたから。

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2つめの、自由度の高いキャンセル待ちが活用できるということも、電話での発券を行うメリットの1つです。

というのも、JALホームページで利用可能なキャンセル待ちはとてもシンプルな旅程にのみ制限されているのですが、 電話で利用可能なキャンセル待ちは、複数のクラスの混在が可能など、自由度は大きく異なります。

特に、JAL国際線特典航空券の予約難易度は
・ファーストクラス
  ↓
・ビジネスクラス
  ↓
・エコノミークラス
  ↓
・プレミアムエコノミー
という順番で容易になると管理人は感じていますから、キャンセル待ちの順番待ちの列に並んでいる合計人数や有償の国際線航空券の残席状況などを参考に、キャンセル待ち戦略を積極的に変更していきたいという場合には、自由度の高いキャンセル待ちが利用できるというのは大きな魅力になるはずです。

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最後に、3つめの、片道のJAL国際線特典航空券が予約可能ということも、電話での発券手数料を支払う価値があるメリットの1つだと感じています。

特に最近は格安航空会社(LCC)さんを活用することで、安価な国際線航空券での海外旅行が可能になっているのですが、そうした航空券では、予約変更やキャンセルに大きな制限が設定されていることが大半です。

そのため、往路と復路のどちらか一方の片道だけでも予約変更やキャンセルの自由度が高いJAL国際線特典航空券を利用するというような活用も面白いと感じています。

また、海外発券のお得な国際線航空券やLCCさんがセールで販売した格安航空券との組み合わせる目的での利用なども、お得度を高めるための選択肢として活用できるはずです。

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もちろん、2,160円というこれまでには不要だったコスト負担が増えるため、管理人自身も残念な改悪だと感じているのも正直な部分です。

とは言え、2,160円の手数料が必要な電話でのみ予約可能なJAL国際線特典航空券には、その手数料を上回る価値が十分あると管理人自身は判断しているため、これからも電話での予約を利用していきたいと考えています。




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