2015年11月16日月曜日

いつもの銀行取引ごとに最大1.5マイルが貯まる楽天銀行のハッピープログラムのリニューアルはどう判断するべきなのか


メインの取引銀行というわけではないものの、管理人が利用しているオンラインバンクの1つに楽天銀行さんがあります。

この楽天銀行さんがお得意様サービスとして提供しているハッピープログラムで、つい最近、リニューアルが実施されました。

このリニューアルについて簡単に説明すると、
  • 上位ステージへのランクアップ基準がより少ない回数に変更
  • 上位ステージには他行振込手数料無料特典を新たに付与
  • ステージ判定をこれまでの過去3ヶ月から過去1ヶ月に変更
  • 実施は2015年11月1日から
といった形で、基本的にサービス内容が改善されているのが印象的ですね。

参考リンク:
ハッピープログラムのリニューアルについて
楽天銀行さんより)


特に、より多くの優遇を獲得できる上位ステージへのランクアップは、取引の種類ごとに付与されるレベルが大きく異る、これまでのレベル制から、取引1件につき一律1回分が付与される回数制に移行しました。

実際に、ハッピープログラムのステージで提供されている5種類のステージ、それぞれのステージを維持するために必要な振り込みや口座振替など一般的な取引での回数条件をリニューアル前後で詳しく比べてみると、
・ベーシック(リニューアル前はビギナー)
 前:条件なし
 後:条件なし
・アドバンスト(リニューアル前はスタンダード)
 前:過去3ヶ月間で30レベル(10回から30回相当)
   過去1ヶ月換算で4回から10回相当
 後:過去1ヶ月間で5回
・プレミアム
 前:過去3ヶ月間で75レベル(25回から75回相当)
   過去1ヶ月換算で9回から25回相当
 後:過去1ヶ月間で10回 
・VIP
 前:過去3ヶ月間で150レベル(50回から150回相当)
   過去1ヶ月換算で17回から50回相当
 後:過去1ヶ月間で20回 
・スーパーVIP
 前:過去3ヶ月間で300レベル(100回から300回相当)
   過去1ヶ月換算で34回から100回相当
 後:過去1ヶ月間で30回
となっています。

この結果だけを見てみると、スーパーVIP以外のステージではリニューアル前の方が有利なケースもあると感じてしまうかもしれません。

しかし、リニューアル前に採用されていたレベルは、楽天銀行さんがより多くの手数料収入が得られる取引については多くのレベルを付与する一方で、より利用頻度の高い取引については1レベルに限定されていることが意外に多くありました。

そのため、上位ステージを目指すためにレベルを貯めるのはなかなか難しいと管理人自身感じているだけではなく、逆に10万円から300万円ほどを楽天銀行さんに預けることによって得られる、資産残高での上位ステージへのランクアップの方が現実的だと考えていたほどです。


そういった状況だったものが、リニューアル後はどんな取引でも1件につき1回としてカウントされる以上、これまでより容易に上位ステージの特典を活用できる方が増えると管理人は考えています。

特に、振り込みなどによる入金と自動引き落としや振替などによる出金を楽天銀行さんに集中する手続きを行うことで、想像しているよりも簡単により上位ステージに到達できるはずですから。


そういった状況の中で、管理人が特に面白いと感じているのは、取引1回ごとに付与される楽天ポイントが倍増する特典です。

というのも、
  • 振り込みによる入金
  • 各種支払い
  • 引き落とし
  • その他銀行サービス
などの利用で、楽天ポイントが付与されるサービスが提供されているのですが、その付与率は上位ステージほど大きく設定されていて、
  • ベーシック:1ポイント
  • アドバンスト:1ポイント
  • プレミアム:2ポイント
  • VIP:3ポイント
  • スーパーVIP:3ポイント
という形になっているからです。

さらに、付与される楽天ポイントは期間限定などの制限がない、通常の楽天ポイントですから、2ポイント=1マイルとしてANAマイルへの交換も可能になっています。

つまり、VIP以上のステージを維持する場合、銀行振込での入金を受け取るなどの銀行取引で、1件につき1.5マイル貯めることができるということですね。

参考リンク:
楽天スーパーポイントからANAのマイルへのポイント交換方法
楽天市場さんより)


ちなみに、銀行取引を行う中でANAマイルが貯まるサービスとして有名なのは、スルガ銀行ANA支店さんが提供するマイル付き定期預金ですが、こちらは10万円の預金を1年間行うごとに、60マイルが満期時に追加で貯まるサービスがあります。

参考リンク:
マイル付き定期預金
スルガ銀行ANA支店さんより)


このマイル付き定期預金と楽天銀行さんのハッピープログラムを比較すると、1年単位で資金が拘束されないことや、毎月の銀行取引でマイルが貯まっていく手軽さなどを考えても、なかなか優れているのではないかと管理人自身、感じているのも事実です。

もちろん、こうした銀行取引で貯めることのできるマイルは、フライトマイルやクレジットカード利用でのマイルなどに比べると、それほど大きなものではないかもしれません。

しかし、一度仕組みづくりを完了するだけで、後は自動的に自然に貯まり続ける状況というのは、普段は特に意識していないにも関わらず、後になって意外に大きな成果になっていることが多いため、コツコツ頑張る型のサービスとしてはなかなかおすすめだと思いますよ。




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