2015年3月1日日曜日

JALとエールフランスのコードシェア便終了でJALマイルを利用した特典航空券戦略はどのように変化してしまうのか

毎日の生活でJALマイルを貯めている管理人宅ですが、その利用用途はなにかというと、夏休みの時期のヨーロッパへの国際線特典航空券予約に利用するようにしています。

その際、好んで利用しているフライトがありました。

それが、JALさんとエールフランスさんがコードシェア便として運航していた、JL5057とJL5058です。

このJL5057とJL5058というフライトは、
・JL5057
 羽田発22:15 シャルルドゴール着04:00 (翌日)
・JL5058
 シャルルドゴール発23:25 羽田着18:20 (翌日)
というスケジュールで設定されていたため、極端なケースでは仕事を終えた後にそのままパリ旅行に出発できてしまう利便性がありました。

管理人作成の関連記事:
仕事帰りでもそのままパリへ?管理人がパリ行きの特典航空券では羽田発のエールフランス深夜便ばかり選ぶ理由

JALマイルでパリからの帰国便の特典航空券を予約する時、どの便を予約するべきなのか


実際、管理人宅でも、2週間程度の旅程でヨーロッパを周遊する関係上、お仕事への影響をできるだけ軽減するため、深夜便のJL5057を含む、JALさんとエールフランスさんのコードシェア便を好んで利用していたという経緯があったのも事実です。

それが、2015年3月28日でコードシェア便としての運航が終了し、その後はJALさんのフライトとしては、パリ行の深夜便は消滅してしまうことになりました。

管理人作成の関連記事:
JALとエールフランスのコードシェア便終了は何を意味するのか

参考リンク:
エールフランス航空とのコードシェアについて
JALさんより)


では、このコードシェア便の終了は2015年以降にどのような影響を与えることになるのか?

管理人が今現在考える影響は
1、パリ行きのJAL国際線特典航空券の予約難易度大幅上昇
2、エールフランスJMB提携航空会社特典航空券の予約難易度上昇
3、他のヨーロッパ路線のJAL国際線特典航空券予約難易度上昇
という3つです。

まず、1つめの、 パリ行きのJAL国際線特典航空券の予約難易度上昇は、これまで、
○パリ行き
・JL045
 羽田発10:35 シャルルドゴール着16:10
・JL415
 成田発14:35 シャルルドゴール着20:10
・JL5057
 羽田発22:15 シャルルドゴール着04:00 (翌日)
○東京行き
・JL046
 シャルルドゴール発21:00 羽田着15:55 (翌日)
・JL416
 シャルルドゴール発22:20 成田着16:55 (翌日)
・JL5058
 シャルルドゴール発23:25 羽田着18:20 (翌日)
という合計6便3往復のフライトがJAL国際線特典航空券として利用だったにも関わらず、2015年3月29日以降は、羽田空港発着便と成田空港発着便の4便2往復のみが選択可能になるという状況になるため、避けられないことでしょう。

単純に考えた場合でも、特典航空券の競争率は1.5倍になるわけですから。

また、今現在は、管理人宅も含め、JL5057とJL5058を事前に予約していたユーザー向けに、これらのフライトを振り替え便として案内している状況のため、座席数自体は例年よりも確実に余裕の少ない状況になるはずです。

それによって、直前の時期に特典航空券として解放される席数自体もとても少ないものになることも予想される以上、競争率は想像以上に上昇してしまうかもしれません。


次に、2つめの、エールフランスJMB提携航空会社特典航空券の予約難易度上昇は、どうしても羽田空港発のパリ行きの深夜便を利用したいユーザーが、今後もJALマイルを利用可能な、エールフランスさんのJMB提携航空会社特典航空券の利用に移行する可能性が高いため発生してしまうと管理人は考えています。

特に、これまでは、JAL国際線特典航空券で無料提供される日本国内線の利用が必要な方は JAL国際線特典航空券、関東圏在住で日本国内線の利用が不要という方はエールフランスJMB提携航空会社特典航空券というような形の住み分けのようなものが行われていたと感じていました。

管理人作成の関連記事:
関東在住のJALマイルユーザーはお得にヨーロッパ周遊ができる提携航空会社特典航空券もおすすめだと考える理由

JALマイルを利用して提携航空会社特典航空券を予約する時に気をつける3つのポイント


しかし、そういった状況はJALさんとエールフランスさんとのコードシェア便が終了する2015年3月29日以降、完全に崩れることになります。


最後に、3つめの、ヨーロッパの他の路線のJAL国際線特典航空券予約難易度上昇は、仕事帰りの利用に便利な深夜便がなくなってしまうのであれば、パリにこだわる必要がないというユーザーが、パリ行きから他のヨーロッパの目的地の特典航空券予約に移行してしまうことで発生してしまうことが予想されます。

特にヨーロッパ域内は、格安航空会社(LCC)さんや高速鉄道の発達によって、都市と都市の移動や国と国との移動が日本では考えられないほど安価でお手軽ですから、周遊の予定によっては、パリ行きにこだわる必要を感じないというユーザーは想像以上に多くいらっしゃるはずです。

そのため、パリ便やロンドン便に比べて、比較的遅い時期まで国際線特典航空券として空席が多く見られたフランクフルト便も今後は厳しさを見せるようになるかもしれません。


ちなみに、JALマイルを利用してのファーストクラス利用については、エールフランスさんがコードシェア便でのファーストクラスを制限していたため、実質的には影響はないというのが正直な部分です。

管理人作成の関連記事:
JALマイルを利用してヨーロッパ行きファーストクラス特典航空券を提携航空会社で予約する時に気をつけること

管理人が数年以内にJALマイルを利用してヨーロッパ行き国際線のファーストクラス特典航空券を予約したいと考えている理由

2014年11月26日発表のJALマイレージバンクリニューアルはどのように判断するべきなのか

参考リンク:
JAL国際線 特典航空券でご利用いただけるJALコードシェア便
JALさんより)


確かに、今後、大小様々な影響が考えられる今回のコードシェア便の終了ですが、それも踏まえた上で、早め早めの国際線特典航空券予約を行いつつ、JALマイルを活用していくしかないと管理人自身考えているのも事実です。


管理人もおすすめのリモワスーツケース購入リンク:



管理人作成の関連記事:
40,000マイルから楽しめるJAL国際線ファーストクラス終了まで3ヶ月?管理人がJALジャカルタ線のゴールデンウィークファーストクラス特典航空券利用を面白いと感じる理由

夏休みでもマイルを使った特典航空券を確実に予約したい時には必ず電話での予約をおすすめする理由

仕事帰りでもそのままパリへ?管理人がパリ行きの特典航空券では羽田発のエールフランス深夜便ばかり選ぶ理由

JALマイルでパリからの帰国便の特典航空券を予約する時、どの便を予約するべきなのか

関東在住のJALマイルユーザーはお得にヨーロッパ周遊ができる提携航空会社特典航空券もおすすめだと考える理由

JALマイルを利用して提携航空会社特典航空券を予約する時に気をつける3つのポイント

JAL特典航空券最大のライバル、e JALポイントでのヨーロッパ行き航空券購入はお得なのか

燃油サーチャージの値下げ後の特典航空券の予約変更では差額の返金や払い戻しは行われるのか

燃油サーチャージの変更月に特典航空券を変更した時、どのように差額は返金されるのか

ポイント交換でマイルを貯めるときのメリットとデメリット

航空会社都合での予約便の時間変更が発生した時、予約変更不可な料金での購入者には何が起こるのか

燃油サーチャージが下がった直後だからこそ、特典航空券だけではなく有償の国際線航空券もお買い得なチャンスだと感じた理由

JAL燃油サーチャージの2015年度版の改定と2015年4月1日から5月31日までの燃油サーチャージ金額はどういったものになったのか

0 件のコメント:

コメントを投稿