2017年5月29日月曜日

急な運休でキャンセルされたJAL成田-パリ線JL415とJL416の振替手続きしてみた


マイルを使った特典航空券でも、お金で支払う有償の航空券でも、基本的には予約受付開始直後のタイミングでの予約が最もお得と考えている管理人宅では、JALさんが国際線予約の受付を開始する330日前の時期を中心に重要な予約は確保するようにしています。

ただし、こうした予約方法を選択する最大のデメリットの1つが、スケジュール変更に遭遇する確率が格段に高くなるというものです。

もちろん、スケジュール変更と言っても、数分から十数分程度発着時間が変更されるものから、機材の変更によって上位クラスがなくなってしまうもの、そして、最も重篤で危険なものとしてはフライト自体がキャンセルされ、そのままでは旅行の継続自体が困難になってしまうものまで多種多様。

そんな中、管理人が今日実際に遭遇したのは、最も危険なフライトキャンセルで、その対象のフライトは、年末年始ヨーロッパ旅行用に予約していた成田-パリ線です。

実はこの成田-パリ線は成田-ソウル(仁川)線と一緒に一部報道で運休対象として報じられていて、その予約を持っている管理人自身、警戒している中で10月29日からの運休決定になりました。

管理人作成の関連記事:
JAL成田-パリ線、成田-ソウル(仁川)線の急な運休&廃止決定でも慌てないための処方箋(JL415.JL416.JL959.JL954)



もちろん、運休決定によってキャンセルが発生しても、JALホームページ上などで確認可能な予約詳細には
「調整中につき予約内容を表示できません。詳しくは別途当社よりご案内いたします。」
というエラーメッセージが表示され、JALさん側からの連絡を待つように指示されます。

しかし、しかし、運休などが決定した時点で、すでにより良い条件の代替案の争奪戦は開始されてしまっていると考えるのが正解です。

実際、振替先として設定されている飛行機の空席が限られている以上、すべての利用者が元々予定していた日の同じ区間の便に乗れる保証はありません。

そのため、スケジュールがめちゃくちゃになってしまう可能性の高い前日や翌日の便への振替はもちろん、不便でリスクのある乗り継ぎ便への振替、さらには、振替自体が不可とされ、キャンセルによる払い戻しを促されてしまう可能性も。

そうした状況を回避する最も確実な方法の1つが、JALさん側から連絡前でも事前に運休によるキャンセルが分かっている場合には、利用者側から連絡をとって振替を依頼することです。

具体的な窓口は、JAL国際線予約の電話でのお問い合わせデスクです。
ちなみに、電話番号は0570-025-103 、 03-5460-3737。
営業時間は年中無休で8:00から19:00まで。

管理人宅の場合、管理人と管理人の家族の2名分の有償航空券が運休によるキャンセルの影響を受けることになりましたから、それら2冊の航空券について振替を依頼することにしました。

本人確認を終えた管理人が電話に出てくれた担当のオペレーターさんに成田-パリ線の事情を話すと、すでに組織内での運休によるキャンセルの情報共有は完了しているようで、スムーズに振り替え続きの案内が始まります。

オペレーターさんによると、成田-パリ線を予約している利用者には、基本的に同日の羽田-パリ線がすでに割り当てられていて、前後の国内線乗り継ぎなどの調整がなければ、後は旅程を確認するだけで振替手続きは完了するとのこと。

実際、管理人宅の手続きでも旅程の最終確認とその後の座席指定を入れても3分程度で終了するシンプルなものです。

実は管理人自身、JALさんに限らず、これまでにも運休やコードシェア解消によるキャンセルなどで振替対応を10回近く経験しているのですが、 これほどスムーズな振替手続きは経験したことがありません。

やはり、運休の発表直前までは運航するつもりで予約を受け付けていたフライトをまるごと1つをキャンセルしてしまう以上、その時には多かれ少なかれ人の手による調整作業が必要になるからです。

しかし、そうした難しさを全くと行っていいほど感じさせないということは、管理人宅が利用する年末年始でもよほど空席が多いということなのかもしれません。


そこで、管理人が実際に調べたのが、成田-パリ線の運休でJALさん唯一のパリ直行便となった羽田-パリ線の2017年5月29日現在の年末年始の空席状況です。

具体的には、12月24日から1月8日までの往路と復路の
  • ファーストクラス(F)
  • ビジネスクラス(C)
  • エコノミークラス(Y、プレミアムエコノミーも含む)
の残席数を、
  • ○:空席あり
  • △:若干空席あり
  • 1~9の数字:残りの座席数
という記号や数字を利用して下の表にまとめてみました。


往路F 往路C 往路Y 復路F 復路C 復路Y
12/24 6 6
25 6 6
26 6 6
27 6 7
28 6 6
29 5 6
30 5 6
31 6 6
1/1 6 6
2 6 6
3 8 5
4 8 6
5 7 6
6 6 6
7 7 6
8 6 6

この結果を見て、管理人が驚いてしまったのは、いずれのクラスと日程でも満席になっているフライトはないことです。

というのも、オフシーズンとは言え、表にまとめた対象期間は年末年始の繁忙期。
さらに、運休でキャンセルされた成田-パリ線の利用者を振り替えた後にも関わらず、エコノミークラスでも△になったフライトが1つも存在していません。

参考リンク:
国際線スケジュール案内
JALさんより)


つまり、成田-パリ線はもちろん、羽田-パリ線も想像以上に利用者の集客に苦戦し、2つのフライトを合わせても満席には程遠い状況だったのかもしれませんね。

そう考えると、管理人自身、成田-パリ線の運休という結果も納得できます。

ちなみに、管理人が振替前の予約で成田-パリ線を選んだのは、アクセスなどの利便性に優れた羽田-パリ線に比べて基本運賃自体が安く、さらに最も安価な運賃クラスの提供席数をかなり絞っていたのか、管理人宅の予約時点でその差は数万円にもなっていたからです。

 参考リンク:
JAL国際線運賃 ヨーロッパ行き
JALさんより)


つまり、結果的に今回の運休で、本来は成田-パリ線に比べて価値の高い羽田-パリ線に無料で振り替えてもらえましたから、その点だけ見ると管理人にとってはお得な出来事だったと言えそうですね。






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