スタンプカードが好きなんですっ！: 2013年10月からの大変動？Le Club Accorhotelsの会員特典はどのように変化することになったのか

2013年12月11日水曜日

2013年10月からの大変動？Le Club Accorhotelsの会員特典はどのように変化することになったのか

管理人宅の2013年ヨーロッパ個人旅行で主に利用したホテルグループアコーホテルズさんですが、少し前に予約を行った時に、気がついたことがありました。

それは、アコーホテルズさんの会員プログラム、Le Club Accorhotelsの会員特典の変化です。

というのも、以前は、せっかくLe Club Accorhotelsの上級会員になっていても、ウェルカムドリンクやルームアップグレードなどは、海外にのみ存在する高級ホテルブランドのみが対象で、日本国内では上級会員特典の活用が困難な状況にありました。

管理人作成の関連記事：
プラチナとゴールドでの上位３ブランドの利用がお得？アコーホテルズ Le Club Accorhotelsの特典について考えてみた

アコーホテルズのプラチナ会員はメルキュールホテル銀座東京で特典を受けることができないのか

しかし、2013年10月に大規模な会員特典の変更が行われ、結果的に日本国内でも会員特典が受けられるサービス設計に変更されたようです。

実際に、Le Club Accorhotels利用規約をPDF形式でダウンロードしてみると、OCTOBER 2013という記載があることからも、2013年10月に変更が行われたことがわかりますね。

参考リンク：
Le Club Accorhotels 利用規約（PDF注意）
（アコーホテルズさんより）

さて、管理人として気になるのは、2013年9月までと比べて、どのような変化が起きたのかということです。

特に管理人に影響がある会員特典はというと、
１、宿泊時のポイント付与率
２、ウェルカムドリンクのプレゼント
３，ウェルカムギフトのプレゼント
４、無料でのレイトチェックアウト
５、無料でのルームアップグレード
６、空室保証
の６つ。

それぞれ見ていくことにしましょう。

まず、１つめの、宿泊時のポイント付与率は
　シルバー：1.5倍（1ユーロの利用＝1.5~3ポイント付与）
　ゴールド：1.75倍（1ユーロの利用＝1.75~3.5ポイント付与）
　プラチナ：2倍（1ユーロの利用＝2~4ポイント付与）
となっていて、変更はされていません。

また２つめの、ウェルカムドリンクのプレゼントについては、変更前にはソフィテル、プルマン、Mギャラリーの上位３ブランドのみの適応となっていたものが、リーズナブルな料金での宿泊が可能で日本国内にも点在するイビスなども含むほぼすべてのホテルで提供されるようになりました。

そのため、
　シルバー：ソフィテルのみで適応
　ゴールド：ソフィテル、プルマン、Mギャラリーで適応可能
　プラチナ：ソフィテル、プルマン、Mギャラリーで適応可能
だったものが
　シルバー：ほぼすべてのアコーホテルズのホテルで適応可能
　ゴールド：ほぼすべてのアコーホテルズのホテルで適応可能
　プラチナ：ほぼすべてのアコーホテルズのホテルで適応可能
という状況に変更となっています。

ただし、３つめの、ウェルカムギフトに関しては、記載自体がなくなり、Le Club Accorhotelsとして、共通のサービス提供は無くなったと考えるべきでしょう。

そのため、
　シルバー：ソフィテルのみで適応
　ゴールド：ソフィテル、プルマン、Mギャラリーで適応可能
　プラチナ：ソフィテル、プルマン、Mギャラリーで適応可能
だったものが、
　シルバー：明示したサービスとしての提供なし
　ゴールド：明示したサービスとしての提供なし
　プラチナ：明示したサービスとしての提供なし
といった状況への変更が行われたことになります。

この部分は、管理人として特に残念に感じた部分でした。

というのも、2013年の夏にヨーロッパを個人旅行で楽しんだ際には、
・シャンパン
・フルーツ盛り合わせ
・高級チョコレート
・地元のアーティストによるポストカードセット
・チョコレートとクッキーのセット
・包装された箱入りクッキー
など、ホテルごとに異なる様々なウェルカムギフトがチェックイン時の楽しみになっていたからです。

とはいえ、実際に宿泊してみないことには断言できないのですが、これまでにウェルカムギフトサービスを行ってきたホテルでは、ホテル独自のサービスとしてウェルカムギフトは継続していくのではないかと考えているのも事実です。

管理人作成の関連記事：
スイートルームとの意外な違いと共通点？アコーホテルズLe Club Accorhotelsのプラチナ会員特典のウェルカムギフトサービスについて考える

この辺りは、2014年以降、2013年に宿泊した同じホテルを利用した際に確認してみたいと思っています。

次に４つめの、無料でのレイトチェックアウトについては、ソフィテル、プルマン、Mギャラリーのみで空室状況により提供されていたものが、今後はほぼすべてのアコーホテルズさんのホテルで提供されることになりました。

また、ゴールド会員についてはレイトチェックアウトかアーリーチェックインのいずれかの選択が可能になり、さらにプラチナ会員では、レイトチェックアウトとアーリーチェックインの両方が今後新たにリクエスト可能になります。

そのため、レイトチェックアウトについては
　ソフィテル、プルマン、Mギャラリーのみで提供
　シルバー：なし
　ゴールド：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
　プラチナ：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
だったものが、
　ホテルブランドにかかわらず、ほぼすべてのホテルで提供
　シルバー：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
　ゴールド：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
　プラチナ：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
といった状況に改善され、
さらにアーリーチェックインに関しては
　シルバー：明示したサービスとしての提供なし
　ゴールド：明示したサービスとしての提供なし
　プラチナ：明示したサービスとしての提供なし
だったものが、
　シルバー：なし
　ゴールド：空室状況によりレイトチェックアウトといずれか選択可能
　プラチナ：空室状況によりレイトチェックアウトと両方選択可能
といった形でサービスが提供されることになります。

５つめの、無料でのルームアップグレードについては、これまではゴールド会員とプラチナ会員にソフィテル、プルマン、Mギャラリーのみで提供されていたものが、ゴールド会員とプラチナ会員という制限は変わらないものの、ソフィテル、プルマン、Mギャラリー以外のホテルでもより良い部屋に無料でのアップグレードが行われることになります。
その結果、
　ソフィテル、プルマン、Mギャラリーのみで提供
　シルバー：なし
　ゴールド：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
　プラチナ：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
だったものが、
　ホテルブランドにかかわらず、ほぼすべてのホテルで提供
　シルバー：なし
　ゴールド：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
　プラチナ：空室状況によるがチェックイン時にリクエスト可能
といった状況へ大幅に改善されることになりました。

最後に６つめの、空室保証ですが、これはソフィテル、プルマン、Mギャラリーのみという制限があったものがなくなり、また、空席保証の日数も、ゴールド会員の場合で5日だったものが3日前まで、プラチナ会員の場合で3日だったものが2日前までと、着実な改善が見られています。

そのため、
　ソフィテル、プルマン、Mギャラリーのみで提供
　シルバー：なし
　ゴールド：5日前の正午まで適応可能
　プラチナ：3日前の正午まで適応可能
だったものが、
　ホテルブランドにかかわらず、ほぼすべてのホテルで提供
　シルバー：なし
　ゴールド：3日前の正午まで適応可能
　プラチナ：2日前の正午まで適応可能
といったサービスへの変更が行われたことになります。

また、この６つの会員特典とは別に、プラチナ会員に対しては、エグゼクティブラウンジへのアクセス権が付与されるなど新たな会員特典が付与されるようにもなりました。

この辺りは、他のホテルグループさんの上級会員特典を意識した影響かもしれませんね。

ただ、アコーホテルズさんのホテルはヨーロッパの歴史的な地区を中心に立地していることも多い関係上、エグゼクティブラウンジを持つような規模の大きいホテルはそれほど一般的ではないため、プラチナ会員向けのエグゼクティブラウンジアクセス権のメリットが、実際にはどの程度活用可能なものなのか、管理人自身は疑問を持っているのも事実です。

参考リンク：
世界中でご利用いただけるロイヤリティプログラムLe Club Accorhotels
Le Club Accorhotelsステータス
Sofitelでの会員特典（英語）
Pullmanでの会員特典（英語）
MGalleryでの会員特典（英語）
Mercureでの会員特典（英語）
ibisでの会員特典（英語）
Novotelでの会員特典（英語）
（アコーホテルズさんより）

確かに、現時点ではどの程度2013年10月の変更前より使いやすい会員特典が提供されるようになったのか、はっきりとは分からないLe Club Accorhotelsの上級会員向けのサービスですが、ほとんどの部分で制度的には改善され、特に日本国内では利用しやすいものになったはずです。

この辺りは、管理人が近々国内にあるアコーホテルズさんのホテルに宿泊した際に、実際に体験してみたいと考えています。

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