2016年6月20日月曜日

JAL国際線特典航空券争奪戦の時に電話予約だけで使える3つの予約発券テクニックの使い分け


管理人宅にとって、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期から1ヶ月ほど経過した時期は、翌年のJALマイルを利用した国際線特典航空券の330日前から開始される予約争奪戦に参加するタイミングになっています。

その争奪戦で勝ち抜くために必ず活用したいのは、電話での予約です。

もちろん、電話での予約を利用する場合、JALホームページのように無料で予約と発券ができるものではなく、2,160円の発券手数料が追加コストとして必要なものの、争奪戦では最も重要な空席確保への優遇は圧倒的といっても良いレベルになっています。

そのため、管理人自身、繁忙期に人気のある目的地に向かうファーストクラスやビジネスクラスといった上級クラスの予約を国際線特典航空券として確保するためには、電話での予約が最低条件として判断しているほどです。

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さて、その電話での予約で実際に管理人が活用している、いくつかのテクニックが存在しています。

そのテクニックとは、
1、往復日帰り発券+後日復路のみ予約変更
2、往路のみ予約+あえて復路のみキャンセル待ち
3、往路と復路でそれぞれ片道ずつ予約
の3つ。

まず、1つめの、往復日帰り発券+後日復路のみ予約変更というのは、往路分が330日前の午前10時に予約受付が開始されるタイミングで、往路と復路を日帰りの旅程でとりあえず予約してしまい、その後復路分の予約受付が開始されるタイミングで予約変更し、本来の往復予約を確保するテクニックです。

具体例としては、2017年ゴールデンウィークの5月3日に往路を利用し、5月5日に復路を利用する場合、
往路5月3日の330日前にあたる2016年6月7日に、
往路:5月3日
復路:5月3日
の組み合わせで予約を確保し、復路5月5日の330日前にあたる2016年6月9日に、復路のみを予約変更し、
往路:5月3日
復路:5月3日→5月5日
という本来希望していた日程での予約に変更してしまうということですね。

この場合、往復分の予約と発券を1度に手続きしますから、電話発券手数料は2,160円です。

また、電話での予約を利用した場合でも、復路分についての予約変更は電話発券手数料の追加負担なしで利用できるので合計2,160円ですべての手続きは完了します。

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ただし、この方法を利用する時の注意点としては、往復分として予約してしまった時に決定済みのファーストクラスやビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスなど、利用するクラスは固定されてしまうことを忘れてはいけません。

そのため、予約変更を行う復路分の予約受付が開始されたタイミングに、往復予約時にあらかじめ予約していたクラスに空席がない場合に、繁忙期の時期に空席が出るまでただただ待つしかないなど、とてもピンチな状況になってしまうリスクがあるのも事実。

さらに、このように復路の争奪戦に敗れるなどしてキャンセルを行う場合でも、往路分を含めた日帰りでの予約と発券は往路予約時にすでに完了していますから、3,100円または3,100マイルの払戻手数料負担も必要です。

それ以外にも、往路と復路の出発時間帯や実際に搭乗する時間の長さによっては、物理的に日帰り往復できないケースもあるのですが、その場合もこの方法は利用不可になり、いつでも利用できるとは限らないことも要注意です。


次に、2つめの、往路のみ予約+あえて復路のみキャンセル待ちというのは、330日前の往路分の予約受付開始日に往路だけは争奪戦を勝ち抜き希望する便での予約を確保する一方で、復路については、あえて空席がなくなってしまった便に日帰りでのキャンセル待ちの手続きを行い、その後、その後復路分の予約受付が開始されるタイミングで本来希望していた復路分の予約を確保し、往復分の予約として発券するテクニックです。

具体例としては、2017年ゴールデンウィークの5月3日に往路を利用し、5月5日に復路を利用する場合、
往路5月3日の330日前にあたる2016年6月7日に、
往路:5月3日 予約確保
復路:5月3日 キャンセル待ち
の組み合わせで予約を確保し、復路5月5日の330日前にあたる2016年6月9日に、復路のみを予約変更し、
往路:5月3日
復路:5月3日 キャンセル待ち→5月5日 予約確保
という本来希望していた日程での予約に変更してしまうということですね。

このテクニックを利用する場合、オペレーターさんには、復路分については今旅程を確定したくないという意図を伝え、同じ区間であえて空席のない便やクラスへのキャンセル待ちをお願いするとスムーズに手続きを行ってくれるはずです。
 
この場合、往復分の予約と発券を1度に手続きしますから、電話発券手数料は復路分の予約完了後に請求され、その金額は2,160円です。

また、復路分については、キャンセル待ち状態からの予約確定が行われただけですから、1つめのテクニックと同様に追加の手数料負担もなく、合計2,160円ですべての手続きは完了します。

しかも、復路分の予約受付開始日に、希望する旅程が確保できなかった場合でも、キャンセル待ちを含む旅程で発券前状態という事情もありますから、往路分のキャンセルを無料で可能なだけではなく、復路で利用するクラスも争奪戦の状況に合わえて自由に選択可能になっていて、これは1つめのテクニックにはないメリットです。

ただし、注意点としては、往路分の予約受付開始日に、日帰りで利用できる復路分の便の中にキャンセル待ちがタイミングよく発生していることが必要ということです。

逆に、空席が潤沢だったり、往路との乗り継ぎで復路として利用できないなどの理由で、キャンセル待ちとして利用できる便がない場合はこのテクニックは利用できませんから、すぐさま他のテクニックに切り替えたりする必要があるのも要注意ですね。


最後に、3つめの、往路と復路でそれぞれ片道ずつ予約というのは、往路分の予約受付が開始される330日前に往路分のみを予約し、復路分が予約受付が開始される330日前に復路分を予約するというテクニックです。

具体例としては、2017年ゴールデンウィークの5月3日に往路を利用し、5月5日に復路を利用する場合、
往路5月3日の330日前にあたる2016年6月7日に、
往路:5月3日 予約確保
復路:予約せず
で往路のみ予約を確保。

それとは別に、復路5月5日の330日前にあたる2016年6月9日に、
往路:5月3日 予約済み
復路:5月5日 予約確保
で復路も予約し、片道ずつの予約を2つ合わせて、本来希望していた往復での予約にしてしまうということですね。

この場合、 往復分の予約と発券を2回に分けて手続きしますから、電話発券手数料は往路と復路のそれぞれに2,160円が請求されて、必要な手数料の合計金額は4,320円になります。

また、往路と復路は別々の電話で予約した片道航空券ですから、復路分を予約変更する場合でも、1つめのテクニックや2つめのテクニックで予約した復路分の予約変更とは全く異なり、予約変更する度に電話発券手数料が必要になるリスクがあるのも要注意ですね。


とは言え、往路と復路でそれぞれ片道ずつ予約には、電話発券手数料の負担が大きくなってしまうデメリットが存在している一方で、
  • 1つめのテクニックのように予約時の利用するクラスの制限がない
  • 2つめのテクニックのようにキャンセル待ちの有無の制限がない
という予約時には嬉しい大きなメリットが存在しているのも事実です。


そこで、 これら3つのテクニックのメリットとデメリットをまとめてみると、
1、往復日帰り発券+後日復路のみ予約変更
 メリット
  • 電話発券手数料が2,160円
  • 復路の予約変更は無料
 デメリット
  • 往路予約完了のタイミングでキャンセル手数料が必要
  • 往路予約時に復路のクラスも決める必要あり
  • 日帰りができない場合には利用不可

2、往路のみ予約+あえて復路のみキャンセル待ち
 メリット
  • 電話発券手数料が2,160円
  • 復路の予約変更は無料
  • 復路の予約発券完了までは往路のキャンセルは無料
  • 復路の予約クラスに事前の制限なし
デメリット
  • 往路分予約時に復路分にキャンセル待ちが発生している必要あり
  • 日帰りができない場合には利用不可 

3、往路と復路でそれぞれ片道ずつ予約
 メリット
  • 往路と復路での予約時の制限はなし
 デメリット
  • 電話発券手数料が4,320円
  • 復路の予約変更でも電話発券手数料が必要になる可能性あり
といったところでしょうか。


ちなみに、管理人宅がJALマイルを利用した国際線特典航空券の争奪戦に電話ので予約で参加する時には、3つめの往路と復路でそれぞれ片道ずつ予約だけを利用するようにしています。

もちろん、他の2つのテクニックに比べて、電話発券手数料の負担は気になりますが、より確実に国際線特典航空券の争奪戦に勝ち抜くための戦略としては、これ以上のものはないと判断していることがその理由です。

また、繁忙期に人気のある目的地に向かうファーストクラスやビジネスクラスといった上級クラスを有償航空券で利用した場合、数十万円から数百万円のコスト負担になるのは避けられません。

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その金額に比べると、少なくとも4,320円以上必要になる電話発券手数料も必要経費として考えられるまだまだ十分なお得度というのが管理人宅での正直な印象です。




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