2016年12月11日日曜日

どこかにマイルの行き先を申し込み前に予想するための材料集め方法とそのリスク


明日、2016年12月12日から新しく始まるどこかにマイルは管理人宅でも注目しているサービスです。

このどこかにマイルは、
  • 4つの行き先候補地の中からいずれか1つへの国内線航空券が予約できるサービス
  • 必要マイル数は一律6,000マイル
  • 申し込みのタイミング、選択した日付、人数、時間帯によって4つの行き先を表示
  • 選ばれる行き先は羽田空港発着便の路線のみ
  • 申し込みから3日以内にJAL側が行き先を決定
  • 同行者分の申し込みも可能
  • 予約時には同行者も含めて利用者本人によるマイル引き落としが必要
  • 1日の申込可能数には上限あり
  • 申込完了後の変更やキャンセルは不可。マイルの払い戻しも不可
  • 往路搭乗日の1ヵ月前から7日前まで申し込み可能
  • 年末年始や連休、繁忙期などの利用除外期間も設定
  • 2016年12月12日(月曜日)11時以降に申し込み手続き開始
といったサービスなのですが、やはり往復6,000マイルで国内線往復を利用できる特典航空券という一点でうまく活用できるとお得度が高いと感じています。

管理人作成の関連記事:
往復6,000マイルから利用できる最安のJAL国内線特典航空券 どこかにマイルの要注意なメリットとデメリット

参考リンク:
どこかにマイル
6,000マイルで4つの行き先候補のどこかにいける日本国内線特典航空券「どこかにマイル」登場
JALさんより)


ただし、希望する目的地を選ぶことができない条件でとてもお得に国内線を利用できるサービスという性質上、管理人が気になるのは実質的に人気がない路線の空席在庫処分という一面が強調されるのではないかということ。

具体的には、新幹線などとの競争に晒され、有償での利用者が少なく、自治体の援助を受けながら運航している関係上、日常的に搭乗率の維持・向上を気にしなくてはいけないような路線ばかり・・・とは言わないものの、そういった路線が中心にどこかにマイルの行き先として選択されるかもしれないと考えているからです。

つまり、4つ表示されるという行き先も、実際2~3個ほどは元々選ばれる可能性自体が全くないダミーで、実質的には最初から1つの目的地に決まっている可能性も考えられます。


その対策として管理人が実際に試したいと考えているのが、日付を指定して表示された4つの行き先について、同じ日付の有償の航空券と特典航空券の空席情報を調べてみるという対策

これは、有償の航空券や特典航空券が通常2ヶ月前からの申し込みが可能なのに対して、どこかにマイルは往路搭乗日の1ヶ月前から申し込みできるという違いがあるからこそ、可能なことです。

参考リンク:
JAL国内線 予約開始日
JALグループ国内線特典航空券
JALさんより)


具体的には、もし仮にすでに普通運賃を含めた有償の航空券に空席が存在しない場合には、そこからさらにどこかにマイル用に席を用意する可能性はゼロですから、最初から行き先から除外できるのはほぼ間違いありません。

また、有償の航空券に空席がある場合でも、特典航空券に空席がない場合は、正規の必要マイル数を支払って予約したいと考えている利用者がいる可能性が高いわけですから、公平性や反発を未然に防ぐ意味でもこのケースも、同じようにどこかにマイル用の席が用意される可能性はぐっと低くなるはずです。

さらに、もう少し違ったアプローチとしては、日付の他に指定できる条件の1つ、時間帯を変更しながら表示される4つの行き先の変化を探る方法も考えられます。

つまり、それぞれの時間帯ごとに表示される行き先と、有償の航空券や特典航空券の空席情報と重ね合わせることで、実は存在するかもしれないダミーとすでに決定しているかもしれない行き先をより高い精度で絞り込む助けになるかもしれません。


しかし、こうした予想のための情報集めを行う時に注意しなくてはいけないことの1つが、どこかにマイルの申込受付数の上限到達です。

なぜなら、どこかにマイルの案内ページには、
1日のお申込受付数には上限がございます。
という注意事項が表示され、申込状況によっては、あれこれ判断材料を集めている間に希望する日程でのどこかにマイルの申し込み自体が終了してしまう可能性もあるからです。

参考リンク:
どこかにマイル
JALさんより)


このあたりは、どの程度掘り下げるのか、それともある程度の見切り発車を覚悟で申し込むのかとてもバランスが難しいと思います。

しかし、とりあえずサービスが開始される2016年12月12日の予約受付開始直後の状況やその後の予約締切の様子を確認することで、今後の傾向と対策は考えられるはずですから、管理人としても注目していくつもりです。




管理人作成のJAL国際線特典航空券争予約テクニック関連の記事:
快適さはビジネスクラス未満プレミアムエコノミー以上?管理人が国際線非常口座席をおすすめする理由
(2013年8月10日)

夏休みでもマイルを使った特典航空券を確実に予約したい時には必ず電話での予約をおすすめする理由
(2014年9月19日)

マイルを使った出発当日の空港でのアップグレードは国際線特典航空券の予約戦略にどんな変化を生み出すのか
(2015年1月6日)

プレミアムなのにエコノミークラスより人気なし?JAL国際線特典航空券のプレミアムエコノミーは本当に損なのか
(2015年1月20日)

JALマイルを使った特典航空券の払い戻し手数料はキャンセル前に有効期限切れの失効マイルで支払うことはできるのか
(2015年6月26日)

JAL国際線特典航空券予約受付開始の330日前午前10時に電話予約を行う時、なにが起こるのか
(2015年9月14日)

2人分のパリ行JAL国際線特典航空券ファーストクラスを2016年夏休み利用で予約するために管理人が実行した4つのこと
(2015年9月16日)

手数料を支払ってもJAL国際線特典航空券を電話で予約する3つのメリット
(2015年11月4日)

人気のあるJAL国際線特典航空券の争奪戦には電話で予約以外考えられない2つのメリット
(2015年12月22日)

JAL国際線特典航空券で電話での問い合わせ時に利用可能なお気に入りの無料サービス
(2015年12月26日)

改悪前に発券済みのJAL国際線特典航空券を2016年4月の燃油サーチャージ廃止後に予約変更した時、大幅に増加した必要マイルは請求されてしまうのか
(2016年1月15日)

JALマイルを利用した特典航空券予約で争奪戦に巻き込まれずに手続きできる貴重な2つのチャンス
(2016年3月8日)

電話でのJAL特典航空券争奪戦対策に事前準備しておきたいJMB 携帯電話番号登録サービス
(2016年3月11日)

JAL特典航空券を予約受付開始のタイミングで電話予約するメリットとデメリット
(2016年3月12日)

JAL国際線で希望の座席を指定するために少しだけ頑張りたい3つのタイミング
(2016年4月11日)

キャンセル待ち大幅改悪のJAL国際線特典航空券 今後の予約テクニックを考える
(2016年4月22日)

有給無しでも5連休な2017年ゴールデンウィーク JAL国際線特典航空券予約争奪戦はいつから開始されるのか
(2016年4月25日)

JAL国際線特典航空券の電話発券手数料2,160円が免除される5つの条件
(2016年5月15日)

335日前からのJAL特典航空券 すべての手続きスケジュールをまとめてみた
(2016年5月24日)

JAL国際線特典航空券とJMB提携航空会社特典航空券の330日前予約争奪戦戦略に大きな影響を与える3つの制限
(2016年5月31日)

2017年ゴールデンウィークのJAL国際線特典航空券争奪戦に参加してみた
(2016年6月9日)

2016年9月まで6ヶ月連続のJAL国際線燃油サーチャージ廃止と2017年夏休み国際線特典航空券予約戦略の重要な関係
(2016年6月11日)

JALホームページを利用したJAL国際線特典航空券予約の争奪戦を勝ち抜くための具体的な5つのテクニック
(2016年6月13日)

330日前の午前10時に手続きを開始してもJAL国際線特典航空券が予約できない理由
(2016年6月14日)

0 件のコメント:

コメントを投稿