2015年12月2日水曜日

dポイント利用開始で希望しない第三者への情報提供を防ぐためにオプトアウト手続きをしてみた


2015年12月1日からこれまでのドコモポイントに代わる形でdポイントというポイントサービスがドコモさんから提供されることになりました。

ドコモポイントは利用可能な対象が大きく制限され、閉じたポイントサービスだったのですが、一方のdポイントは様々な提携加盟店でのポイント利用やポイントの相互交換が可能になるなど、かなり開かれた印象を感じるサービスになっています。

実際、管理人宅では、管理人も管理人の家族も、ドコモさんの回線を10年以上契約中でポイントが貯まりやすい状況ですが、その貯まったdポイントをこれまでよりも容易な条件で、これまたコツコツと貯めているJALマイルに交換できるようになったのは、基本的には改善が行われたと判断しています。

参考リンク:
新たなポイントサービス「dポイント」を提供開始
ドコモさんより)

dポイントがマイルへ交換できます
JALさんより)


ただし、dポイントが開始される時に管理人が特に気になったのは、dポイントに限らず、ポイントサービス事業では当たり前のように行われている、第三者への情報提供です。

というのも、多くのポイントサービスでは、性別や年齢、住所、職業などの会員の個人情報と、実際の商品購入やサービス利用などの蓄積された履歴を元に、マーケティングやサービス開発、プロモーション活動を行っているため、一見お得に見えるユーザーへのポイントの付与は、個人情報提供への謝礼やそのモチベーション維持のためのインセンティブという要素もあるものだからです。

特に、dポイントを提供するドコモさんは、
  • 契約者本人の氏名、住所、年齢などの正確で精密な個人情報
  • GPSや携帯電話基地局による端末の位置情報と移動履歴情報
  • インターネットアクセス履歴
といった個人情報のかたまりを、契約時の情報やドコモさんなどが提供のインストールアプリなどから入手できる会社ですから、ユーザー側がdポイントを利用する場所を限定するなどの対策で、提供することになる情報を制限しながら、ポイントサービスのメリットだけをバランス良く活用するのはなかなか難しいと管理人自身感じています。

もちろん、ドコモさん自身も加盟店などの第三者に情報を提供する際には、「氏名や電話番号等を削除してグラフや表等に統計化してお客様を特定しにくいように加工」するとされていますが、統計処理の内容によっては不幸な偶然が重なるなどで結果的に知られたくない情報を元にほぼ正確に個人の特定ができてしまう可能性や、今後の加盟店との提携関係の変化によってはより直接的な個人情報の利用や共有もありえるかもしれないと考えているのも事実です。

 参考リンク:
dポイントカードにおけるお客様情報の取扱いについて
ドコモさんより)


確かに、この辺りの個人情報を扱うサービスには、その他のサービスの精度や効率を高める意義もあるため、一概に警戒感を持つべきではないのかもしれないとも考えますが、ドコモさんがポイントサービスを通して、他の企業への個人情報の提供を行うことに管理人自身は一種の警戒感を感じています。

そこで、dポイント利用時の第三者への情報提供を拒否する方法を探してみることにしました。

その結果はというと、第三者への情報提供を拒否するために、
  • My docomoのドコモオンライン手続き
  • dポイントカスタマーセンターの電話手続き
という2つの方法が用意されていました。

参考リンク:
第三者への情報提供を拒否するにはどうすればいいの?
ドコモさんより)


ちなみに、管理人はドコモオンライン手続きから設定を行いました。

ドコモオンライン手続きでの具体的な設定方法はというと、
1、「ドコモオンライン手続き」にアクセス後、ログイン
  ↓
2、画面下方の「ポイント・優待サービス」から
  「dポイントカード」をクリック
  ↓
3、「手続内容選択」から「第三者提供許諾設定」 
  をクリック
  ↓
4、「利用者情報を第三者に提供することに同意する」 の
  隣りにあるチェックボックスからチェックを「はずす」
  ↓
5、画面下方の「次へ」をクリック
  ↓
6、「ドコモオンライン手続き利用規約」近くの
  「同意する」のチェックボックスを「チェック」
  ↓
7、「手続きを完了する」をクリック
というものです。

参考リンク:
ドコモオンライン手続き
ドコモさんより)


文字で読むと複雑に感じられるかもしれませんが、数多く手続項目から「dポイントカード」を見つけるのが最も手間を感じるくらいのもので、最初に設定を行う場合でも3分ほどで完了する想像以上に簡単な手続きと言えます。

もちろん、こうした第三者への情報提供を拒否する必要性を感じない方も多くいらっしゃるかもしれません。

しかし、ポイントサービスを利用する上での選択肢として、第三者への情報提供拒否が設定として提供されている以上、こうした手続きがdポイントでもあらかじめ行えるということだけは覚えておいても損はないと思いますよ。




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