2015年11月15日日曜日

これからはじめてJAL国際線特典航空券を利用する時に必ず確認しておきたい6つの重要ポイント


管理人自身も楽しみながら毎日の生活で貯めているJALマイルですが、基本的に国際線特典航空券予約に活用しています。

やはり、国際線特典航空券では、
  • 繁忙期でも必要マイル数が高騰しない
  • 予約変更の自由度が高い
  • キャンセル時の負担がとても小さい
のようなメリットが多く提供されていて、制限が多い有償の国際線航空券とは全く違った活用ができるというのがその大きな理由と言えるかもしれません。

ただし、この便利な国際線特典航空券も実際に利用する時には、日本国内を対象にした国内線特典航空券とは全く違った特徴や注意点が存在するのも事実です。

そこで、今回の記事では、これからはじめてJALマイルを利用して国際線特典航空券の予約を行う前に確認しておきたい重要ポイントをまとめていきたいと思います。

その重要ポイントとは、
1、燃油サーチャージや空港税の負担
2、特典航空券の種類
3、キャンセル待ち
4、国内線無料
5、上位クラス
6、予約受付開始時期
という6つです。

まず、1つめの、燃油サーチャージや空港税の負担は、国内線特典航空券の利用経験がある方には、意外にびっくりしてしまうポイントの1つかもしれません。

というのも、国際線特典航空券では、予約を完了し、実際に発券を行う時に、燃油サーチャージや空港税などの負担が必要になるからです。

この費用負担は、マイルを利用した国際線特典航空券でも、有償の国際線航空券同様に支払う必要がありますから、マイルのみの負担で利用できる国内線特典航空券とは大きく違いを感じさせる部分です。

とは言え、最近は原油価格の急激な下落を受けて、燃油サーチャージ金額自体、1年前とくらべても最大85%も値下がりしてしまうような状況ですから、数年前までに比べて負担感はそれほど大きなものではないと感じています。

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2つめの、特典航空券の種類も、希望する日程や旅程を確実に予約するためには、しっかり活用したいポイントです。

というのも、JALマイルを利用した国際線特典航空券には、
○JAL国際線特典航空券
○JMB提携航空会社特典航空券
○ワンワールド特典航空券
という個性の異なる3種類が存在しているからです。

特に、希望する目的地までの便に空席がない場合などは、他の航空会社の便を利用するなどの選択肢が増えることに繋がります。

具体的には、例えば、日本からイギリスのロンドンへの旅行を計画する時には、
○JAL国際線特典航空券:
  • JALさん運航の直行便
○JMB提携航空会社特典航空券:
  • ブリティッシュエアウェイズさんの直行便
  • キャセイパシフィックさんなどの経由便
○ワンワールド特典航空券
  • 香港まではキャセイパシフィックさんを利用し、香港からロンドンまではブリティッシュエアウェイズさんというような複数航空会社による経由便の組み合わせ
というような利用も可能になります。

もちろん、JALさんが直接運航する便の他に、複数の航空会社運航便を選択肢に加えられるという特長は国内線特典航空券でも、提携社特典航空券を利用することで実現できるのですが、直行便以外の選択肢の多様性では、やはり国際線特典航空券の方が優れていると感じているのも正直な部分です。

ちなみに、JALマイルを利用した国際線特典航空券で利用可能な便は、JALさんやJALさんと提携している航空会社が実際に運行している便に限られるため、JALさんの国際線時刻表に掲載されているすべての便が特典航空券として利用可能ではないことにも注意が必要ですね。

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3つめの、キャンセル待ち(空席待ち)も国際線特典航空券で利用できるメリットとして覚えておきたいポイントです。

というのも、このキャンセル待ちは、予約手続きを行う時点で空席が確保できない予約に対して、キャンセルなどで空席が発生した時に優先的に予約が確保されるサービスですが、国内線と国際線のすべての特典航空券の中でも、JAL国際線特典航空券のみで利用できるとてもユニークなものだからです。

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ただし、キャンセル待ち自体は間違いなく便利なサービスですが、様々なルールや制限、そしてそれらに対する対策や解決方法も存在しています。

そのため、しっかりと有効利用するためには、意外に細かな部分での注意が必要というのも、実際に利用してきた管理人の素直な感想です。

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4つめの、国内線無料というのは、お得に旅行を楽しむためには嬉しいポイントです。

というのも、JAL国際線特典航空券では、地方空港から首都圏の国際線が出発する空港まで乗り継ぎ目的の国内線が無料で追加できるからです。

具体的に例えば、福岡を出発後、東京の羽田空港で乗り継ぎをして、ニューヨークまで往復旅行をJAL国際線特典航空券で楽しむ場合、
福岡 → 東京 →ニューヨーク → 東京 →福岡
という旅程を、国内線の追加の負担なしに利用できることになります。 

ちなみに、こうした国内線無料のメリットは、地方空港からの出発が必要な方はしっかり活用できるのですが、国際線の出発空港がそのまま最寄り空港という方には全く活用できません。

そのため、管理人としておすすめしたいのが、首都圏在住の方は、JMB提携航空会社特典航空券を選択して、海外にある提携航空会社さんの拠点都市からの乗継便を利用するという活用方法です。

具体的には、
東京 → ロンドン → オランダ → ロンドン → 東京
というような形の旅程を利用して、海外に到着した後に追加を行うということです。

ただ、この方法は、必要マイル数が実際に飛行する距離によって増減しますから、大陸横断のように、あまり長い距離を追加してしまうと、別の国際線特典航空券を利用した方がお得ということも考えられるため、少し注意が必要です。

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5つめの、上位クラスは、どの程度多くのJALマイルを貯めて、それをお得に使うのかを決めるためにはとても大切なポイントです。

というのも、JALマイルを利用した国際線特典航空券では、
  • エコノミークラス
  • プレミアムエコノミー
  • ビジネスクラス
  • ファーストクラス
の合計4種類のクラスが存在しているのですが、お金を出して利用する有償の航空券と、マイルを利用する特典航空券では、必要になる金額やマイル数に大きな差が生まれているからです。

具体的に、日本からヨーロッパまでの各クラスごとの有償の航空券最安運賃と、特典航空券の必要マイル数を見てみると、
・エコノミークラス
 有償:60,000円(ダイナミックセイバー7 タイプF)
 特典:55,000マイル
・ビジネスクラス
 有償:389,000円(ビジネスセイバー21週末ステイ)
 特典:110,000マイル
・ファーストクラス
 有償:2,508,000円(ファーストクラス普通運賃)
 特典:160,000マイル
という状況です。

参考リンク:
ヨーロッパ行きエコノミークラス運賃表
ヨーロッパ行きビジネスクラス運賃表
ヨーロッパ行き普通運賃 運賃表(ファーストクラス含む)
JAL国際線特典航空券 マイル早見表
JALさんより)


つまり、有償のファーストクラスではエコノミークラスに比べて41.8倍もの運賃に設定されている一方、特典航空券のファーストクラスは約2.91倍の必要マイル数となっているため、特典航空券ではファーストクラスがとてもお得に利用できることが分かりますね。

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6つめの、予約受付開始時期も確実に特典航空券を予約するためには覚えておいて損はないポイントです。

というのも、JALマイルを利用した国際線特典航空券の場合、330日前午前10時から予約の受付が開始されるのですが、人気の集中するゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期、そして特典航空券として提供される席数自体が少ない上位クラスを確実に予約するためには330日前の予約受付開始の時点での予約手続きが必要になるからです。

また、特に人気の高い予約受付開始直後の争奪戦では、時間的なロスが大きくなってしまうインターネットを利用した予約は現実的ではなく、電話での予約が必要になることもあります。

ただし、国内線特典航空券とは異なり、国際線特典航空券の場合、電話での予約手続きには2,160円の電話発券手数料が必要になることには注意が必要です。

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しかし、繁忙期のファーストクラスやビジネスクラスを確実に確保する方法はこれ以外にないと管理人自身何度も体験しているので、電話での予約を行った際の発券手数料は必要経費として最初から覚悟するようにしています。

実際、この予約受付開始のタイミングで予約が確保できない場合、キャンセル待ちを行う必要になるのですが、キャンセル待ちからの予約確保が完了するまで、希望する日程で旅行できるのかどうかで、ドキドキしながら待つことになりますから、管理人としては、そうしたストレスを避けたいというのも、330日前の予約受付開始にこだわりたい理由の1つかも知れません。




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