JALマイルをコツコツと貯めて、繁忙期を中心とした時期の国際線特典航空券の予約に利用している管理人ですが、特典航空券のメリットの中で特に注目しているのが、予約変更ややんせるの自由度が高い点です。
というのも、特典航空券では、有効期限内であれば最初に予約した路線に空席のある限り、自由に無料での予約変更が可能だからです。
また、予約変更ではなく、特典航空券自体をキャンセルする場合も有償の航空券数万円にもの払戻手数料に比べてかなり少ない手数料負担での利用が可能になっています。
具体的には、JALマイルを利用した特典航空券をキャンセルを行う場合の払戻手数料は3,100円または3,100マイルのいずれか１つを選択して支払う形になります。
参考リンク：
未使用特典の払い戻しサービス
JAL国際線運賃のご案内
（JALさんより）
では、キャンセル時の払戻手数料の支払い方法では3,100円と3,100マイルのどちらがお得なのかということが気になるのですが、管理人としては、マイルではなく3,100円を日本円で支払う方がお得だと考えています。
というのも、この払戻手数料では、3,100マイル＝3,100円ということになりますから、1マイルの価値は1円で確定してしまうのは避けられません。
一方、マイルを繁忙期の上位クラス国際線特典航空券に利用した場合の1マイルの価値は、1円をあっさり越えて、数円から十数円程度に高まる可能性もあるからです。
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また、マイルを利用する場合、1マイルでもマイル残高が不足していると特典との交換は不可とされてしまうのですが、その不足分のマイルの購入を希望しても、基本的にJALマイルを１マイル＝１円といったお得なレートで購入することは難しいため、マイルの代わりに日本円の支払いが可能なケースではマイルは温存する選択肢を選ぶべきだと管理人は考えています。
JALさん以外で、管理人が利用する可能性のある航空会社のマイルを利用した特典航空券のキャンセル時の払戻手数料を比べてみると、
・ANAさん：
3,000マイル
・アメリカン航空さん：
150アメリカドル
・ブリティッシュ・エアウェイズさん：
5,740円
・キャセイパシフィックさん：
120アメリカドルまたは12,000アジアマイル
・デルタ航空さん：
150アメリカドル
（ただし、上位2つの上級会員は免除）
といった状況になっています。
参考リンク：
未使用特典の払い戻し
（ANAさんより）
払戻しについて
（アメリカン航空さんより）
リワードフライト予約およびサービス手数料
（ブリティッシュ・エアウェイズさんより）
変更・キャンセルについて
（キャセイパシフィックさんより）
特典旅行航空券および手数料
（デルタ航空さんより）
つまり、JALさんと同様のサービスを提供することが多いANAさんの払戻手数料は3,000マイルと数値としては少ないものの、マイルでの支払いにのみ制限されていて、日本円での支払いは不可というはっきりとした違いがあることが分かりますね。
また、ブリティッシュ・エアウェイズさんを除く、多くの航空会社は1万円から2万円程度の払戻手数料が必要になるなど、気軽にキャンセルを行うことは難しいというのが管理人の正直な感想です。
そのため、3,100円の負担のみでキャンセルが可能なJALさんや、JALさんから多少負担が増えるものの5,740円で他社に比べるとまだまだリーズナブルな払戻手数料のブリティッシュ・エアウェイズさんのマイルを利用した予約は、万が一の予定変更に強い特典航空券と言えるかもしれません。
こうした部分は、マイルを貯める時や貯めたマイルを利用して特典航空券を発券する時には意識しにくいメリットですが、長期的にマイルを利用する場合、キャンセルの可能性は高くなるのは間違いない以上、どのマイルを貯めるべきかという判断の材料にもなるはずです。
実際、管理人宅では、JAL国際線特典航空券を予約する時には、確実な空席の確保を優先するために、予約受付が開始される330日前に予約を行うことが大半ですが、3,100円のみの手数料負担でキャンセルできるのであれば、ある程度気軽に希望する日程で特典予約を行うことも可能だと感じていて、その使いやすさには満足していますから。
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