2015年7月2日木曜日

実際におともdeマイルでの予約を行う前に知っておきたいそれぞれ4つのメリットとデメリット

コツコツと貯めているJALマイルを貯めている管理人宅では、貯めたマイルは主に国際線特典航空券の予約に利用しているのですが、そんな中、とても気になっている国内線特典航空券が1つあります。

それが、おともdeマイルです。

このおともdeマイルは、JALマイル10,000マイル以上と複数人で同じ旅程を旅行するという条件を満たすことが必要なものの、とてもお得な国内線特典航空券の1つです。

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特に、マイル負担は通常の特典航空券に必要なマイル数に比べ、2,000マイルから10,000マイルほども安価な10,000マイルのみで往復のフライトが確保できるだけではなく、同行者の有償運賃分についても、実質的に通常予約受付が開始される60日前から五日間のみ利用可能という厳しい条件のスーパー先得に次ぐ、高いレベルの割引率を得られることが多いわけですから、管理人自身、十分お得なサービスだと考えています。

参考リンク:
おともdeマイル割引
おともdeマイル割引の詳細
JALグループ国内線特典航空券
JALグループ国内線特典航空券 マイル早見表
スーパー先得
JALさんより)


ただし、お得なサービスというものは、メリットとデメリットのバランスが複雑に調整されていることが多く、うっかりすると、せっかく活用できるメリットを利用時に見過ごしてしまったり、逆に思いがけないデメリットに足をすくわれてしまう可能性もあります。


そこで、今回の記事では、管理人自身がおともdeマイルを活用する時に、特に注意している4つのメリット4つのデメリットをまとめてみたいと思います。

まず、メリットの方はというと、
1、同行者は誰でも制限なく一緒に旅行ができる
2、支払いは予約当日中ならば後で行うことができる
3、同行者はマイルやFLY ON ポイントが付与される
4、同行者分の運賃の支払いはeJALポイントも利用できる
の4つです。


まず、1つめの、同行者は誰でも制限なく一緒に旅行ができるということは、通常の特典航空券からは考えられないメリットと言えます。

というのも、JALさんのマイルを利用した特典航空券では、2親等以内の親族のみが利用可能対象になっていて、3親等以上の親族や友人、知人のために、マイルを活用することはできないからです。

そのため、親族という制限にとらわれず、誰とでもおともdeマイルの恩恵を共有できるということは、おともdeマイルを積極的に利用する大きな理由の1つになるはずです。

ちなみに、同行者の制限がないということは、逆に、特典航空券が利用できるような親族とも一緒に、おともdeマイルを利用できますから、様々な条件を元におともdeマイルと特典航空券の使い分けするという考え方も面白いと管理人は考えています。


次に、2つめの、おともdeマイル予約後の支払いは予約当日中ならば後で行うことができるということも、おともdeマイル活用時の自由度を高めてくれるポイントです。

この辺りは、予約手続き直後にマイルが引き落とされ、発券手続きが完了してしまう特典航空券にはない時間的猶予と言えるはずです。

また、3人以上で旅行する際の予約受付開始日など、念のため、おともdeマイルとの予約を確保しておき、特典航空券の空席状況などを確認することもできるので、なかなか活用の幅が広いメリットだと感じています。


3つめの、同行者はマイルやFLY ON ポイントが付与されることも、実質的なおともdeマイル利用コストを引き下げる意味を持つため、計算に加えるのを忘れてはいけないポイントの1つです。

なぜなら、10,000マイルを利用する会員本人は、特典航空券を利用した扱いになり、マイルやFLY ON ポイントの付与対象外になるのですが、一方で、同行者は割引された有償の航空券を購入したものとして扱われ、マイルやFLY ON ポイントがしっかり加算されるため、次回以降の特典利用や上級会員基準をクリアするための助けになるからです。

さらに、マイルやFLY ON ポイントが加算されるということは、JALカード所有者向けに一年に一度、最初の有償での搭乗時に1,000マイルまたは2,000マイル加算される、初回搭乗ボーナスの対象にもなりますから、フライト以外でマイルを貯めることが多く、実際にJALさんのフライトを利用する時も特典航空券のみという方には、意外に嬉しいマイル還元といえるかもしれませんね。

参考リンク:
フライトでマイルをためる 搭乗ボーナスマイル
JALさんより)


4つめの、 おともdeマイルの同行者分の運賃の支払いには、一般的なクレジットカード決済に加え、eJALポイントが利用できることも、マイルの活用を考えた時、嬉しいポイントになります。

というのも、このeJALポイントは、10,000マイルごとに15,000円相当のeJALポイントに交換できるサービスとして提供されているのですが、その有効期限は保有するポイントすべてが、最後の交換から12ヶ月後の末日まで延長されるという特長を持っているからです。

つまり、何らかの理由で消費できなかったマイルが失効してしまいそうになった時に、おともdeマイルでのお得な利用を見越して、eJALポイントへ交換しておくことも選択肢に加えられるということになります。

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一方で、デメリットの方はというと、
1、同一路線限定で異なる空港を結ぶ組み合わせは利用不可
2、あくまで期間限定キャンペーン
3、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期は対象外
4、キャンセル時の払い戻しコストがとても大きい
の4つです。


まず、1つめの、同一路線限定で異なる空港を結ぶ組み合わせは利用不可というのは、日本国内を効率的に周遊したい方には気になるデメリットかもしれません。

具体的にはどういうことかというと、例えば、東京から九州地方への旅行を計画する場合、
・東京→福岡 福岡→東京 
という単純往復は可能ですが、
・東京→福岡→(地上移動)→鹿児島→東京
というような異なる空港間での往復になる場合は、おともdeマイルとして利用することはできません。

その結果、新幹線などの鉄道移動と組み合わせる形で、広い範囲を一筆書きで周遊したいといった用途には、残念ながらおともdeマイルの出番はないということになってしまいます。


次に、2つめの、おともdeマイル自体が期間限定のキャンペーンとして開催されていることも忘れてはいけないポイントの1つです。

ちなみに、2015年7月現在、2015年1月5日から10月24日までの期間が設定されていて、冬休みを含むそれ以降の予定は案内されていません。

もちろん、これまでに何度もキャンペーンの延長が繰り返し行われてきたのですが、それでも、次回以降の延長が保証されているわけではありませんから、急に利用が不可能になっても、驚かないように代替案の準備などは頭の片隅で進めておくべきかもしれませんね。


3つめの、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期は対象外ということも、うっかり忘れていると影響が大きなデメリットの1つです。

一般的に、繁忙期の時期には、需要の関係で航空券価格が上昇する傾向が強いので、その時期におともdeマイルを利用できるのがお得度の点では最高と言えるはずです。

しかし、実際には、2015年8月7日から15日までの繁忙期の時期は、しっかりおともdeマイルの対象外期間になっています。

その点、特典航空券は予約時の競争率が格段に高くはなるものの、繁忙期を対象外期間として設定していませんから、この時期にマイルを使ったお得な予約を目指す場合、おともdeマイルではなく、国内線特典航空券が重要な選択肢ということになりますね。


最後に、4つめの、キャンセル時の払い戻しコストがとても高いことは、おともdeマイルを利用する際の最大の注意すべきデメリットといえるかもしれません。

というのも、おともdeマイルではキャンセルに関して
マイル利用の会員本人がキャンセル時は同行者全員キャンセル 
マイルの払い戻しは一切不可
・払戻手数料航空券1枚(1区間)につき430円
同行者分の運賃はキャンセル時期に関わらず半額のみ払い戻し
といった厳しい条件が設定されているからです。

また、キャンセルだけではなく、予約変更に関する制限も厳しく、唯一、出発日当日の空港でのチェックイン時に、予約したフライトよりも早いフライトに空席がある場合のみ可能になっている状況ですから、実質的に様々なリスクに対応するための予約変更としての機能は全く期待できないものになっています。

この辺りは、国内線特典航空券が持つ自由度とは全く異なるため、注意が必要ですね。

実際、国内線特典航空券では、搭乗者や区間(出発地・到着地)、区間数が同じ条件のままであれば、発券から90日の有効期限内に空席が存在する限り予約変更に制限がなく、さらに、キャンセル時も3,100円または3,100マイルで手続き可能という条件で発券可能ですから。

少なくとも、キャンセルの可能性が考えられる場合は、おともdeマイルをあまり積極的に利用するべきではない選択肢ではないと管理人自身考えているのも事実。


以上が管理人が実際に、おともdeマイルでの予約を行う前に特に注意しているそれぞれ4つのメリットとデメリットです。

確かに、メリットだけが際立っているというわけではないおともdeマイルですが、制限が厳しいと感じる部分が存在する一方で、使い方によっては、信じられないくらいお得に、JALさんの国内線でのフライトを楽しめるサービスなのは間違いありません。

すぐに活用する予定はないという方でも、いざという時にすぐに使える選択肢をしっかり確保しておくために、簡単にでも構わないので、おともdeマイルの全体像を確認しておくのは意外に大切なことかも知れないと思いますよ。




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