2015年7月23日木曜日

Amazonプライム対抗?年会費3,900円の新サービス、楽天プレミアムは本当にお得なサービスなのか

管理人も利用している楽天市場さんで突如新たな有料サービスが開始されることになりました。

それがこれ、楽天プレミアムです。

この楽天プレミアムについて簡単に説明すると、
・年会費3,900円の有料サービス
・楽天市場でのお買い物で
 送料別の購入時に送料分をポイントバック
 送料無料の購入時に追加で1%分のポイント付与
・楽天トラベル、楽天ブックス、楽天Kobo利用時にも追加で
 1%分のポイント付与
・楽天ビューティでのサロン予約で100ポイント付与
・様々な会員限定割引クーポンを提供
といったところでしょうか。

参考リンク:
楽天プレミアム
楽天市場さんより)


ただし、こうした有料サービスが新たに提供される時に気になるのが、利用する上での注意点や落とし穴の存在です。

実際、この楽天プレミアムにも、様々な制限が設定されているため、特典を無制限に利用することはできず、いくつかの注意しなくてはいけないポイントが見つかりました。

そのポイントとは、
1、利用可能な店舗やサービスの制限
2、金額の制限
3、利用回数の制限
4、クーポン対象の制限
の合計4つです。

それぞれ見ていくことにしましょう。

まず、1つめの、利用可能な店舗やサービスの制限は、楽天プレミアムというサービス自体が基本的に特典を使えば使うお得なサービスですから、活用できる頻度を左右する上で重要なポイントです。

2015年7月22日現在、数千単位の店舗が参加しているものの、 楽天市場さん内で営業しているすべての店舗で楽天プレミアムの特典が利用できるわけではないことに注意が必要です。

また、その他の数多く点展開されている楽天さんのサービスの中でも、
・楽天トラベル
・楽天ブックス
・楽天Kobo
・楽天ビューティ
の合計4種類のみが対象ですから、すべてのサービスで何らかの特典が受けられるというわけではないことも、お得度を左右する大切なポイントですね。

参考リンク:
楽天プレミアムの特典
楽天プレミアム 対象ショップ
楽天市場さんより)


次に、2つめの金額の制限も活用方法やお得度に意外に大きな縛りを生み出すものになっています。

具体的には、
○楽天市場
 ・商品代金が税込み2,000円以上のお買い物が対象
 ・ポイントバックされるポイントは最大でも500ポイント
 ・送料が500円未満の時は実際に負担した分のみポイントバック
 ・送料無料時の1%分のポイント還元は最大でも500ポイントまで
○楽天トラベル
 ・1%分のポイントを追加で付与
 ・1ヶ月間で付与される最大ポイント数は10万ポイント
  (1,000万円利用分)
○楽天ブックス
 ・税込4,000円以上のお買い物が対象
 ・1%分のポイントが追加で付与
 ・1ヶ月間で付与される最大ポイント数は400ポイント
  (40,000円利用分)
○楽天Kobo
 ・楽天Kobo電子書籍ストアと楽天Koboアプリ for Androidで
  購入可能な100円以上の作品が対象
 ・1%分のポイントを追加で付与
 ・1ヶ月間で付与される最大ポイント数は1,000ポイント
  (10万円利用分)
○楽天ビューティ
 ・利用金額に関わらず、100ポイントのみが付与
という形になっています。

この中で管理人が特に気になるのは、楽天市場と楽天ブックスの制限です。

というのも、楽天市場の500ポイントまでのポイントバック制限は高額な送料負担が必要な時には十分なお得度を得られる特典ではないことを意味し、また、楽天ブックスの制限は1点から送料無料という特長を放棄することと引き換えに4,000円以上の購入でようやく1%分のポイントが得られるのですが、欲しい本を欲しい時に気軽に購入する用途では少し制限されてしまうルールになっていると感じています。

参考リンク:
楽天プレミアム利用規約
楽天トラベルでの楽天プレミアム利用規約
楽天ブックスでの楽天プレミアム利用規約
楽天Koboでの楽天プレミアム利用規約
楽天ビューティ 楽天プレミアム会員限定ポイントキャンペーン
楽天市場さんより)


続いて、3つめの、利用回数の制限も、金額の制限同様に、利用時に注意しなくてはいけないポイントかもしれません。

というのも、それぞれのサービスごとに
○楽天市場
 2,000円以上のお買い物10回まで対象
 10回未満の利用でも翌月への回数の繰り越しは不可
○楽天トラベル
 回数の制限なし
○楽天ブックス
 ・回数の制限なし 
○楽天Kobo
 ・回数の制限なし 
○楽天ビューティ
 1ヶ月1回のみ
といった形で違いがあり、利用可能なサービスの中では、楽天市場と楽天ビューティが厳しいものになっていることが分かりますね。

また、こうした回数の制限を金額の制限と合わせて考えると、
楽天市場での利用
 500ポイント×10回で1ヶ月最大5,000ポイント
楽天ビューティ利用
 100ポイント×1回で1ヶ月最大で100ポイント
というように、最大獲得ポイント数も計算できます。


最後に、4つめの、クーポン対象の制限については、あまりお得な条件のクーポンは提供されないのではないかと管理人自身考えています。

というのも、楽天プレミアムの特典の一つとして、国内宿泊1000円クーポンが提供されるのですが、このクーポンは楽天プレミアム登録時点で楽天トラベルを利用したことが無い会員のみを対象にしているため、意外に幅広く利用できる特典ではありません。

もちろん、今後提供されるクーポンがすべてこうした形の制限が設定されているとは限らないのですが、それでも、新しい有料サービスを提供するタイミングでも、新規ユーザーのみを優遇するというスタンスから考えると、本当にお得度の高いクーポンはなかなか期待できないのではないかと予想してしまうのも事実です。

参考リンク:
楽天プレミアム会員様限定クーポンページ
楽天トラベルでの楽天プレミアム利用規約
楽天市場さんより)


ちなみに、管理人自身は楽天プレミアムに申し込んだのかというと、考えた末に今現在は申し込みは行っていない状況です。

やはり、管理人が送料を別途支払って利用している店舗の多くが楽天プレミアムの特典に参加していないことと、そういった状況で年会費の12ヶ月で3,900円、つまり1ヶ月325円に見合う特典をコンスタントに活用することは管理人宅にとって難しいというのが、こうした決定の中で最もウェイトを占める理由といえるかもしれません。

ただし、対象となる店舗やサービスが拡大するのであれば、管理人にとっても楽天プレミアムは確実に魅力的な有料サービスという位置づけになるでしょうし、逆に、もうすでに利用頻度の高い店舗やサービスが対象に含まれているという利用者の方にとっては、すぐにでも申し込んでしまう価値があるサービスといえるはずです。

そのため、楽天プレミアムは、管理人自身もしばらくの間、その後の変化を追い続ける必要のある注目のサービスと言っても言い過ぎではないのかもしれませんね。


楽天プレミアム参考リンク:
楽天プレミアム詳細
楽天プレミアム利用規約
楽天プレミアム 対象ショップ
楽天市場さんより)

追記:続きの記事を書きました
年会費3,900円で送料ポイントバックの有料サービス、楽天プレミアムはどんな使い方が本当にお得なのか

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