JALマイルのお得な利用方法として最も分かりやすくお得で華やかさが感じられるのは、ファーストクラス国際線特典航空券予約への活用です。
お得度を計算する上での基礎になる1マイルの価値は安定して1マイル=10円を超えるのはもちろん、JALさんやJALさんと提携している各航空会社のサービスの到達点のようなものを存分に楽しめる点で、とても魅力的なマイルの使い方だと管理人は考えています。
では、1マイル=10円を超えるマイルの使い道はファーストクラスに限られるのかというと、実は意外なことに、エコノミークラスでの利用でも実現可能です。
それが日帰りを中心とした短時間の現地滞在用の予約に利用する方法。
というのも、有償航空券の様々な割引運賃には現地での最低滞在期間が設定されていて、それを満たさない場合は割高な普通運賃を利用するしかないという制限が存在しているのですが、マイルを利用した特典航空券の場合、そんな制限を気にすることなく利用可能。
そのため、普通運賃でしか利用できないような予約では、エコノミークラス特典航空券でも、1マイル=10円の価値をあっさり超えてしまうことになります。
実際、管理人が最近利用したのは、
金曜日:
- 羽田21:05→関西22:20
- 関西00:55→バンコク04:40
- バンコク23:00→関西6:30(日曜日)
- 伊丹16:25→羽田17:40
必要マイル数は2017年6月30日までの期間限定で割引が適用されるJALカード割引の利用で、羽田発着の国内線込でも24,000マイルのみでした。
ちなみに、有償航空券を同じスケジュールで予約した場合、普通運賃でしか利用できず、その合計金額は413,000円ですから、1マイルの価値は17.2円。
ファーストクラス 普通運賃(円) | 必要マイル数 (マイル) | 1マイルの 価値 | 日本からの 距離 | |
ニューヨーク | 2,048,000 | 140,000 | 14.6円 | 6,737マイル |
シカゴ | 2,011,000 | 140,000 | 14.3円 | 6,283マイル |
ロンドン | 2,508,000 | 160,000 | 15.7円 | 6,214マイル |
パリ | 2,508,000 | 160,000 | 15.7円 | 6,194マイル |
ロサンゼルス | 1,639,000 | 140,000 | 11.70円 | 5,458マイル |
サンフランシスコ | 1,639,000 | 140,000 | 11.70円 | 5,130マイル |
この数字だけ見ると、最も価値の高いとされる1マイル=15.7円のロンドンやパリへのファーストクラス特典航空券をも上回っています。
しかも、ビジネスクラスやプレミアムエコノミーの空席状況によっては、出発空港チェックインカウンターでのマイルを使った当日アップグレードの対象にもなりますから、エコノミークラスだけではなく上位クラスもお得な必要マイル数で利用できる可能性も十分ありです。
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さて、そんな日帰りバンコクを予約した管理人が唯一気になっていたのは、タイの出入国管理(イミグレーション)での入国と出国のパスポートチェックは問題なく通過できるのかということでした。
というのも、今回の管理人宅の旅程の場合、タイでの滞在時間は実質18時間20分。
早朝に到着した後はタイ国内に1泊もせずに、その日の深夜便で日本に帰ってしまうような状況です。
管理人自身、少し不安でしたから、旅程について少し詳しく質問された時の事前対策をしなかったわけではありません。
具体的には、バンコクでの滞在先として到着前日から部屋を確保しているホテルの予約状況を印刷したものやメインの目的として予約しているスパの予約確認書なども用意し、短い滞在期間について質問された時にすぐ提示して応えられるように用意していました。
また、スムーズな手続きをサポートするために、挨拶をしてパスポートと必要書類、Eチケットを係官に手渡した後は、指示されるのを待たずに顔写真撮影用のカメラをじっと見つめるなど、出入国管理にフレンドリーな旅行者として関わるような工夫も。
その結果、管理人も管理人の家族も、変わったことは質問されず、入国時と出国時の両方でスムーズに手続きが完了し、タイの出入国管理名物とされる長い長い行列から開放されました。
つまり、少なくとも日本のパスポートの利用者はタイ滞在が24時間未満の日帰り滞在でも特に手続きには問題なく、入国と出国が可能と言えそうです。
もちろん、せっかく飛行機で日本から片道5時間前後移動するのですから、タイには日帰りではなくもっと長く滞在する方が満足度の面で高いのは間違いありません。
しかし、ディスカウントマイルやJALカード割引といった国内線特典航空券の利用と大きく変わらないようなお得なマイル数で、週末の国内日帰り旅行感覚の手軽な海外を楽しむ選択肢として、深夜便が充実しているタイ・バンコクというのもなかなか有望だと思いますよ。
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