2015年6月11日木曜日

急に新規受付が終了になってしまうほどのお得度?ほぼすべての通販商品で利用可能だったクロネコ延長保証ダイレクトが終了

管理人が電化製品などの商品を購入する時に重視することの1つに、長期保証サービスがあります。

もちろん、製品によって故障リスクは大きく異なり、利用期間中に全く故障を経験することなく役目を終える製品も多く存在しているのは間違いありません。

しかし、購入後の使用頻度が高く、実際に駆動する部分を持つ製品では、数年以内の故障などのトラブルに遭遇する可能性は跳ね上がり、故障の際は数万円単位の修理費用が必要になりますから、長期保証に加入しておくべき要注意製品として、購入前からあらかじめチェックしておくのがおすすめです。

ただし、長期保証を重視した場合、実店舗を持つお店が強みを見せる一方で、価格面や手元に届けられるまでの時間などで優れている通販専門店は、お店としての長期保証を取り扱っていないこと自体珍しくなく、管理人自身も価格面に不満を感じながらも長期保証で優れる実店舗を持つお店に頼ることが何度もありました。

しかし、そうした状況が大きく変化したのは、2013年8月19日から宅急便で有名なクロネコヤマトさんが、宅配サービスで配達された通販商品を対象とした長期保証サービス、クロネコ延長保証ダイレクトを開始した時からです。

というのも、このクロネコ延長保証ダイレクトは、
・クロネコメンバーズ加入者向けの長期保証サービス
・荷物配送情報追跡が可能な宅配便サービス利用が必須
・販売店や宅配サービスによる制限はなし
・国内外の大手を含む指定メーカーの商品が対象
・自然故障のみが対象の保証
・消耗品が原因の故障は対象外
・アウトレット品など、一度利用された製品は対象外
・1年以上のメーカー保証期間が必要
・製品購入後30日間申し込み可能
・保証期間は製品によって異なり3年または5年
・経過年数での保証上限額の減少はなし
・上限金額超過時は同等品を提供
・保証料は購入金額の5%プラス210円
・購入金額が21,000円以下の場合は1050円プラス210円
・保証料はインターネット上での決済または払込用紙での支払い
・クレジットカードの他、WAONなど電子マネーでの決済も可能
・故障時はクロネコヤマトが無料回収
という特徴を持つ長期保証サービスで、結果的に、サービス対象となる商品で荷物配達状況の追跡が可能な宅配便で届けられたのであれば、どこのお店から購入した場合でも、長期保証を購入後に追加できることになったからです。

参考リンク:
新サービス「クロネコ延長保証サービス(ダイレクト)」発売開始のお知らせ
クロネコヤマトの家電修理サービス 家電Dr.メンテくん
クロネコヤマトさんより)


しかし、そうした幸運な状況が長く続くことはありませんでした。

というのも、クロネコ延長保証ダイレクトの新規受付が2015年8月1日をもって終了し、それ以降は、申し込み自体ができなくなってしまうからです。

つまり、2013年8月19日のサービス開始から2周年を待たずにサービスの終了が開始されたということになりますね。

ちなみに、それまでにクロネコ延長保証ダイレクトへの申し込みが完了した商品に関しては、申込時の保証内容や保証期間が制限されることなく、保証期間終了までサービスが提供される予定ですから、心配は不要です。

参考リンク:
クロネコ延長保証ダイレクトについて
クロネコヤマトさんより)


とはいえ、クロネコ延長保証ダイレクトの新規受付終了後は、
長期保証提供していないお店での購入が制限される 
購入後の30日間で長期保証の必要性を確かめてからの加入不可
という状況になりますから、お得度や配送の信頼性からAmazonさんでのお買い物が増えつつある管理人としては、とても影響の大きなサービス改悪だと感じています。


ただ、通販で購入した商品に対して大きな制限もなく、自由に加入可能な長期保証というものは、企業の利益から考えると、とても厳しいサービスかもしれないと感じるもの事実です。

というのも、通販での商品購入とは別にクロネコヤマトさんでの申し込みが必要な長期保証サービスにあえて追加での加入しているということは、それだけ長期保証の必要性を重視しているユーザーが、長期保証が必要な可能性の高い商品購入時に利用する傾向は強くなるはずです。

その結果、他の長期保証サービスよりも実際に修理が行われる件数の多くなり、その件数に比例する形でクロネコヤマトさんが支払う保険料などの費用負担は大きくなります。

そして、最終的には、クロネコヤマトさんにとってクロネコ延長保証ダイレクトは当初考えていたよりも利益を生まないサービスになってしまったと考えられるからです。


逆に考えると、クロネコヤマトさん自身が続けることが難しいと判断するほど、ユーザーにとって自由度が高く、お得なサービスという見方もできるわけですから、2015年7月31日までが、好きなお店で長期保証が必要な商品を購入する最後のチャンスと言えるのかもしれませんね。




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