それはランニングだけではなく、トライアスロン用のGPSウォッチとして使うことは可能なのかということです。
実際、海外のGPSウォッチを製造する大手のメーカーさんでは、フラグシップ機として、ランニングだけではなく、スイム(水泳)やバイク(自転車)での競技にも対応するトライアスロンモデルを開発し続けているという実情があるため、エプソンさんのGPSウォッチではトライアスロン用として活用可能なのか気になっていました。
ただ、トライアスロン用のGPSウォッチとして考えた時、一番気になるのはスイム時に重要になる防水性能です。
特に、SF-710Sを含め、2013年モデルのWristableGPSシリーズでは、一律で5気圧(50m防水)の防水性能とされ、これは2012年モデルのフラグシップ機、SS-700T/Sが持つ10気圧の防水性能に数値上劣るものです。
参考リンク:
WristableGPS SFシリーズ機能比較
WristableGPS SSシリーズ機能比較
(エプソンさんより)
また、SS-700T/Sの製品詳細ページでは、
ランニングはもちろん、トレッキング、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツ、その他ヨット、カヌーなどのウォータースポーツまで幅広いシーンで活躍します。
といった防水性能に関する表現がされているのに対して、
SF-710Sの製品詳細ページでは、
雨天時のランニングや、天候の変化が激しい山間部でのトレイルランにも安心して使えます。
といった形のSS-700T/Sに比べ、控えめな表現になっていることも気になっていたのも事実です。
参考リンク:
WristableGPS SF-710S製品特長
WristableGPS SS-700T/S製品特長
(エプソンさんより)
さらに、日本国内の防水腕時計の規格としては、
競泳、素潜り・シュノーケリング等の浅い水中での使用
を考えた場合、20気圧防水を備えるべきという考え方が存在するということも、管理人の中での判断を難しいものにする原因となりました。
参考リンク:
防水腕時計について
(Wikipediaさんより)
では、管理人自身の予想として、SF-710Sのトライアスロンを含めた水泳に対する防水性能についてどのように考えているのかというと、発売前で取扱説明書等が入手不可能な現時点の考えという制限はあるものの、水泳が可能な防水性能を備えていると考えています。
というのも、2012年モデルのWristableGPSシリーズの取扱説明書を見てみると、10気圧防水対応のSS-700T/Sだけではなく、5気圧防水対応のSS-500Rでも、巻末のQ&Aの一部として、防水性能に関する記載が存在し、その中で、
本製品は日常生活強化防水仕様のため、水泳
でも使用できます。
しかし、水の中ではGPS 信号を受信できま
せん。
という回答が、最新の取扱説明書となるソフトウェアバージョンアップ後マニュアルの130ページでも行われているからです。
参考リンク:
WristableGPSシリーズ製品マニュアルダウンロードページ
(エプソンさんより)
そのことからも、2012年モデルよりも高価で性能的にもより高性能になっている2013年モデルが、2012年モデルよりも防水性能がダウングレードされていることは考えにくいため、2012年モデル同様に水泳での利用も可能だと管理人としては考えています。
ただし、この辺りは、2013年モデル発売後、実際に製品に付属の取扱説明書をしっかり確認する必要があると感じているのも事実です。
また、水中でのGPS信号受信に関しても、2013年モデルではGPSチップの性能自体も進化していると特長として明記されていますから、他のメーカーさんの水泳対応GPSウォッチ同様の頑張りを見せてくれるのではないかと管理人自身も期待している部分です。
ただし、製品の特長として、トライアスロンを含めた水泳への対応をセールスポイントにしている他のメーカーさんのGPSウォッチのフラグシップ機の場合、GPS信号が届かない屋内プールでのスイムトレーニングに対応していたり、また、水泳時のストロークを記録することによって水泳の効率を数値として測定することも可能など、水泳競技や水泳トレーニングに特化した機能を備えていることは、あくまでランニングをメインとしているWristableGPSシリーズとの大きな違いと言っても言い過ぎではないと思います 。
参考リンク:
Suunto Ambit2について(英語)
(Suuntoさんより)
Forerunner 910XTについて(英語)
(Garminさんより)
そういった意味では、管理人が購入したSF-710Sを含め、エプソンさん製のWristableGPSシリーズはランニングメインのGPSウォッチと考え、それ以外の用途で利用する場合も、トライアスロン大会など屋外で行われるスイム(水泳競技)での記録を取得し、その後の改善に活用する用途に留めるというのが、おすすめの使い方と言えそうです。
また、2013年モデルで唯一バイブレーション機能が搭載されているSF-710Sでは、スイム開始前にオートラップ機能をスイム用に設定することで、すでに進んだ距離を確かめながら泳ぐということを容易するのも可能かもしれませんね。
この辺りも含め、来シーズン以降、管理人自身、実際に海で試してみたいと考えているSF-710Sの楽しみな部分です。
管理人おすすめのWristableGPSシリーズ購入先リンク:
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