管理人宅が有償の国際線航空券を購入して海外旅行を楽しむ時には、海外の目的地への直行便の利用だけではなく、そこからさらに乗り継ぎ便も活用するようにしています。
というのも、
東京-パリ-東京
という、直行便だけを利用した旅行と同じ運賃で、
東京-パリ-ローマ-（地上移動）-ミラノ-フランクフルト-東京
といった周遊旅行も楽しめるからです。
管理人注：
上の旅程で乗り継ぎを行うパリとフランクフルトで、24時間以上の滞在を行う時には、利用する予約クラスによってストップオーバー手数料が必要になったりします。
また、利用する空港が異なる場合、運賃は同じでも空港税などは変動するため、その合計金額が完全に同じものになるわけではないのは少しだけ注意が必要です。
そんな形で乗り継ぎ便をしっかり活用する時に驚くことになるのが、利用する航空会社の種類。
なぜなら、そうした乗り継ぎ便には、JALさんが加盟するワンワールドアライアンスの航空会社や個別に提携している航空会社だけではなく、本来ならライバルの他のアライアンスに加盟している航空会社の便も乗り継ぎ便として利用できてしまうからです。
具体的に、先程の、東京-パリ-ローマ-（地上移動）-ミラノ-フランクフルト-東京という旅程で選べる航空会社を詳しく見てみると、
東京-パリ：JAL
パリ-ローマ:アリタリア航空
ミラノ-フランクフルト：ルフトハンザ航空
フランクフルト-東京：JAL
というような一連の航空券も特に追加手数料が必要なしに予約可能です。
しかし、パリ-ローマ間のアリタリア航空さんはスカイチーム、ミラノ-フランクフルト間のルフトハンザ航空さんはスターアライアンスとなっていて、JALさんとは個別にマイルやコードシェアなどの提携を結んでいるわけでもありません。
とは言え、結果的には、ワンワールドだけではなく、スカイチームやスターアライアンスに加盟している他の航空会社の乗り継ぎに便利な便も選択肢に加えられるわけですから、利用者側にとっては間違いなく大きなメリットになります。
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ただし、こうした他のアライアンスに加盟している航空会社を乗り継ぎ便として利用する時に、注意しなくてはいけないことが１つあります。
それが、マイルや搭乗実績の積算。
というのも、通常、JALさんで発券を完了した航空券は、最初からJALさんのお得意様番号が登録され、その結果、マイルはもちろん、上級会員資格用の搭乗実績も登録されたお得意様番号口座に自動的に積算される仕組みになっています。
しかし、ワンワールドに加盟していない航空会社の便を乗り継ぎとして利用する場合、その多くは、JALさんでは積算対象外に設定されていますから、せっかくのマイル加算機会を無駄にしてしまうことに。
管理人注：
ただし、エールフランスさんのようにワンワールドではなく、スカイチームに加盟していながら、JALさんとは個別に提携関係を維持している航空会社の場合、例外的にマイルの加算が行われることもあります。
そうした無駄を回避するために活用したいのが、
1、発券後にお得意様番号情報を削除してもらう
2、お得意様番号と紐付けないで発券を行う
という２つの方法です。
まず、１つめの、発券後にお得意様番号情報を削除してもらうというのは、JAL国際線予約に電話し、発券時からすでに登録されているお得意様番号情報を削除してもらう方法です。
こうすることで、予約全体にJALさん側のお得意様番号が登録されず、
乗り継ぎ便の航空会社ホームページでの予約確認機能
空港でのチェックイン
搭乗後の事後加算手続き
などで、お好みに航空会社にマイルや搭乗実績の加算が可能になります。
ただし、注意点としては、JALさんが運航する国際線のみお得意様番号情報を残してもらって、他の航空会社運航便だけお得意様番号情報を削除するというようなことは手続き上できませんから、すべての便のお得意様番号情報を削除後、自分自身の手でそれぞれの便の加算手続きが必要になってしまう問題があります。
次に、２つめの、お得意様番号と紐付けないで発券を行うというのは、電話でもJALホームページでも、お得意様番号を伝えたり入力したりすることなく、全く新規の利用者として発券を行う方法になります。
こうすることで、１つめの方法と同様に予約全体にJALさん側のお得意様番号が登録されませんから、その後、好きな航空会社に加算手続きが可能になるのも全く同じです。
ちなみに、管理人の場合は、余程のことがない限り、この2つの方法は最後の手段として温存し、普段はできるだけJALさんのマイルに乗り継ぎ便を運航する航空会社を選ぶだけの手軽な利用をしています。
例えば、ともにスカイチームに加盟中のアリタリア航空さんとエールフランスさんが運航しているパリとローマの間を移動する場合には、手続きなしではマイルが全く加算されないアリタリア航空さんではなく、JALマイルに加算ができるエールフランスさんが運航している便を選ぶというというような形ですね。
こうした方針を選ぶのは、やはりJALさんを利用する国際線は距離が長くなる一方で、その後の乗り継ぎ便はどうしても短距離の便が多く、加算されるマイル自体もわずかなことが大半というのが、その大きな理由になっています。
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