2016年9月10日土曜日

ゴールド&ダイヤモンドのヒルトン上級会員でも無料提供不可のウォルドルフ アストリアの朝食をトリアノンパレス・ヴェルサイユで存分に楽しんでみた


管理人宅が2016年夏にパリでの滞在先として選んだトリアノンパレス・ヴェルサイユ ア ウォルドルフ アストリアでの朝食もフランスらしさをしっかり感じられる思い出深いものでした。


朝食会場は0階(日本式では1階)のレストランの入口が立ち並ぶ廊下、「Bar Galerie」の突き当りのドアの先にありました。


この「Bar Galerie」は朝食はもちろん、ウェルカムドリンクやレストラン利用時など、トリアノンパレス・ヴェルサイユ滞在中に何度も通ることになるのですが、なんとも言えない独特の魅力を感じる廊下で、朝の柔らかい光の中に満たされたこの時間の姿もまた印象的なものでしたから、管理人の最もお気に入りの光景の1つになりました。


さて、朝食会場の入口には、朝食料金の案内が掲示されていました。


具体的には、4種類の朝食プランが提供されているようで、
フルブレックファスト:38ユーロ
ヘルシー トリアノン ブレックファスト:35ユーロ
コンチネンタルブレックファスト:33ユーロ
エクスプレスブレックファスト:23ユーロ
といった金額です。

ちなみに、このトリアノンパレス・ヴェルサイユは、ウォルドルフ アストリアブランドのホテルですから、ヒルトンはもちろんのこと、コンラッドでさえ朝食が無料で提供されるヒルトンHオナーズのダイヤモンド会員やゴールド会員でも、朝食の無料提供はありませんから要注意。

管理人宅の場合、予約時に朝食付きのプランを予約することで、大人2人分でも30ユーロほどの負担だけでフルブレックファストが楽しめましたが、宿泊を希望する日や部屋の種類、予約のタイミングによっては朝食の有る無しの差額が38ユーロをあっさり超えてしまうことも。

そのため、予約時とホテル到着後のどちらのタイミングで朝食をオーダーするのか、考えてみる必要もありそうですね。


朝7時からオープンする朝食会場の中に入ってみると、広い空間を贅沢に利用した広間に、テーブルと椅子が整然と用意されていました。

係の方から、席は自由に選んでも良いという案内がされていましたから、管理人宅ではホテルの中庭を望む、広く大きな窓の近くの席を選択。

席を確保したタイミングで、係の方にコーヒーや紅茶などの飲み物をオーダーし、その後、料理を取りに行きました。


気になる料理のラインナップは、チーズやサラダ、ハム、スモークサーモンなどのコールドミールはもちろんのこと、ベーコンやソーセージ、スクランブルエッグなどのホットミール、そしてフルーツも用意されています。


特に、管理人が嬉しかったのは、ハムとサーモンがおいしかったこと。

確かに、品数は多いものではないものの、おいしさにこだわりのあるグルメの国として名高いフランスらしいハムと、すっきりとした口当たりながらしっかりうまみが感じられるサーモンが朝食から楽しめました。

この時点で、今回の朝食での管理人の満足度はとても高くなることが決定したようなものです。


その一方で、カットフルーツは、日本で食べられるおいしいフルーツ基準で考えてしまうとなかなか厳しい評価になってしまうのは避けられません。

そのため、朝食でフルーツを楽しむ場合は、棚にディスプレイされているフルーツの中から、十分に熟していておいしそうなものを選んで食べた方が勝算はあると感じました。


残念な結果のフルーツに対して、パンやそれにつけるジャムやバター、さらにはヨーグルトなどは農業国としても有数の地位にあるフランスそのものを感じさせるしっかりとしたおいしさが存分に楽しめるものでした。


しかも、朝食会場がオープンして間もないタイミングのパンは、ふんわりと広がる力強い小麦の香りとさっくりとした食感が際立っていて、炭水化物の塊・・・にもかかわらず、ついつい管理人もおかわりしてしまったほど。


また、シェフが常時対応してくれるクッキングステーションも朝食会場入り口付近に用意され、オムレツや目玉焼きなどの卵料理に加え、クレープも目の前で焼いてくれるサービスも提供されていました。

ただし、管理人もお気に入りのエッグベネディクトはオーダー不可とのことでしたから、この点は少し残念ですね。

管理人宅では、それぞれミニサイズのオムレツとクレープを頼んだのですが、素朴で自然なおいしさのものが楽しめましたから、この点でも満足。


飲み物はというと、席についた時にオーダーするコーヒーや紅茶などに加えて、フルーツジュースやスムージー、ボトル入りの水などが一箇所にまとめられて用意されています。

この中では、ホテルオリジナルとされる濃厚なスムージーが異様で不思議なほどおいしく感じられ、「これもまたグルメと農業の国、フランスがなせるマジックなのか」と管理人自身、首をかしげながらも口にしたのも良い思い出です。

ちなみに、同じスムージーでも、管理人の家族にはそれほど好評ではなかったことがさらに謎を深めることに・・・。


そういった形でのんびりと楽しんだトリアノンパレス・ヴェルサイユでの朝食は、管理人宅の旅行の中でも支払ったコスト以上に十分に価値のある食事体験になりました。



やはり、料理自体のおいしさもあるのですが、それ以上に上の写真のように荘厳で豪華な作りを持つ歴史的建造物の広間で静かにゆったりと自分のペースで食事を楽しめるという経験は、とても貴重なものですから。


ちなみに、朝食会場の一角には、子供連れの宿泊客用の塗り絵とお菓子のセットも用意され、家族みんなでゆったりと食事が楽しめるように配慮されているなど、想像以上に細やかな配慮も伴って運営されていて、こうした姿勢にもなかなか良い印象を持つ理由の1つになったように思います。




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