2016年9月22日木曜日

JAL国際線航空券が最安値で予約できない3つの大きな原因


燃油サーチャージが廃止され、円高にもなっている今現在、管理人宅では大きなチャンスと考えて、2016年分だけではなく2017年分の国際線航空券を複数予約している状況です。

そんな中で管理人が特に気になっているのが、最安値として案内されている運賃と実際の予約で必要な合計金額の差

というのも、JALホームページ上などでは「○○,○○○円~」というように魅力的な金額が運賃として提示されていても、実際に予約手続きを開始してみると、そこからさらに追加のコスト負担が必要になり、当初の金額では利用することができないからです。

その原因の中で特に厄介と管理人自身が感じているものが、
羽田/成田の区別
出発する曜日&時間帯
特定日加算額
の3つです。


まず、1つめの、羽田/成田の区別は、成田空港に比べて利便性の良い羽田空港を選択するだけで数千円から1万円程度、実際に支払う料金が増加しますから、最安値での予約を阻む大きな原因の1つと言ってもいいはず。

実際に、管理人が好んで利用するヨーロッパ方面を、羽田空港以外発着便と羽田空港発着便の往復の最安値同士で比べてみると、
羽田以外:77,000円
羽田:97,000円
となっていて、その差は往復20,000円

もう少し金額差が小さいものになる韓国方面でも、ソウル行きでは、
羽田発:33,000円
成田発:26,000円
ですから、その差は往復で7,000円になるなど、空港の違いだけの結果にしては、意外に大きいと感じるものですね。

参考リンク:
ヨーロッパ行き エコノミークラス ダイナミックセイバー 運賃表
韓国行き エコノミークラス ダイナミックセイバー 運賃表
JALさんより)


次に、2つめの、出発する曜日&時間帯によっても、料金は大きく変化してしまうことも、意外に最安価格との価格差が広がる意外な原因の1つです。

具体的に、ヨーロッパ方面では、「日本発:月~金&現地発:日~木」の平日中心に比べて、利便性の高い「日本発:土・日&現地発:金・土」週末中心の旅程では、最も安価な価格同士を比較しても、
平日:77,000円
週末:97,000円
ですから、その金額差は往復で20,000円

また、韓国などの一部の方面では、空港を出発する時間でも金額が変化し、便利な便を利用する場合、最大で4,000円ほどの追加コストが必要な状況でしたが、国際線乗り継ぎ割引運賃の大幅なルール変更に合わせる形で、2016年10月搭乗分からはより分かりやすい運賃タイプごとの金額増減に変更されました。


参考リンク:
国際線乗り継ぎ割引運賃(2016年9月30日ご出発分まで)
韓国行き エコノミークラス ダイナミックセイバー 運賃表(2017年4月1日以降搭乗分)
JALさんより)


最後に、3つめの、特定日加算額の存在も最安値から大きく支払金額を増加させる一方で、案内が分かりにくく、なぜこの合計金額が請求されているのか理解しにくい原因といえるかもしれません。

というのも、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期の時期に人気が集中する目的地では、特定日加算額として追加のコスト負担が必要になるからです。

特に、根強い人気を誇るハワイではその影響も大きく、エコノミークラス ダイナミックセイバーでは、出発する時期によって、片道それぞれ20,000円から45,000円の特定日加算額が通常の運賃に追加されることに。

管理人作成の関連記事:
燃油サーチャージよりも大きな負担感?繁忙期の特典航空券利用がお得になる理由の1つ、特定日加算額とは何なのか

参考リンク:
ハワイ行き エコノミークラス ダイナミックセイバー 運賃表
JALさんより)


また、管理人宅が好んで利用しているヨーロッパ方面や北米方面でも、ハワイほどではないものの、エコノミークラス ダイナミックセイバーの場合で、片道20,000円から30,000円の特定日加算額が必要になります。

そのため、こうした追加費用が請求される期間は運賃の最安値なんて最初から存在しないようなものだと考えてしまいます。

実際、せっかく最も安価なタイプFなどの運賃で利用できる日程を探しても、特定日加算額追加分であっさりタイプEやそれ以上の高額な運賃を利用した時相当の料金になってしまいますから。

もちろん、この他にも、予約クラス、空港税&燃油サーチャージ、日本&海外乗り継ぎの有無なども、最終的な必要金額に影響を与えるものです。

しかし、購入手続きの中でも表示が分かりやすかったり、操作の結果として反映されたりするため、意外になぜ追加費用が必要になるのか分かりにくいということは少ないと管理人は感じています。


そのため、なぜ追加コストが必要になるのかすら分かりにくい、
羽田/成田の区別
出発する曜日&時間帯
特定日加算額
といった3つのコスト負担の原因は、ちょっとした旅程の変更で上手に避けることも可能ですから、あらかじめルールの概要だけでも覚えておくのはおすすめだと思いますよ。




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