2016年夏にフランス パリにあるインターコンチネンタル パリ ル グラン(InterContinental Paris Le Grand)での滞在で管理人が最も驚いた変化がラウンジでのカクテルタイムのサービス内容でした。
というのも、これまでのカクテルタイムのサービスよりも質の面での改善が大きく、うっかりすると軽食とアルコールをさっと楽しむはずのカクテルタイムで、お腹がいっぱいになって満足してしまいかねないと管理人も感じたほどです。
今回の記事では、その改善を少し具体的に見ていきたいと思います。
まず、管理人が最初に気づいた変化は、メインとなる料理が追加されていることでした。
上の写真はサーモンのソテーを撮影したものですが、クセのないサーモンが柔らかく香り豊かにソースと合わせて調理され、良い意味でラウンジで自由にお皿に取れる料理とは思えない品質です。
また、別の日には、しっかりとしたボリューム感のあるステーキが用意され、こちらも肉の持つおいしさをそのままストレートに感じられるしっかりとした品質を合わせ持つもの。
もちろん、日本の牛肉が求めるおいしさとは別の方向性を感じるのですが、素材も調理も良い意味でラウンジで提供されるものとして期待しているレベルを超えているというのが管理人の正直な感想です。
こうした魅力のあるメインの料理には人気が集まり、一時的に品切れ状態になることもあるのですが、惜しげもなくどんどん追加されているあたりに、パリ ル グランとしてのカクテルタイムへの力の入れようが感じられます。
こうした傾向は、2016年の今年と2年前の2014年に同じようなアングルで撮影した写真を比べてみると分かりやすいかもしれません。
2016年夏撮影
2014年夏撮影
2014年の写真が少し分かりにくいのが残念ですが、2016年の方がローストビーフやハム、各種サラダなどの品数が増えているのと同時に、ディスプレイにもこだわりが感じられるようになっています。
特に、2016年には、おいしいと感じるパイ、ジャガイモ料理、パスタ料理などもパン以外の炭水化物として用意されていますから、あれこれと味見のつもりで試していても、それだけであっという間にお腹いっぱいになってしまうほど。
結果、ディナーに出かける前に、ちょっとしたおつまみとアルコールをさっと楽しむはずのカクテルタイムがその日の夕食になってしまうことも十分考えられます。
ちなみに、アフタヌーンティーで出されていたスイーツの一部や各種パン、フォアグラが用意されているのは、2016年も2014年から変化はありませんでした。
また、カクテルタイム時のみに追加されるアルコールの種類や質も管理人が調べた限りでは大きな変化は見られません。
もちろん、シャンパンもしっかり常備。
しかも、ボトルが空になるとすぐにラウンジスタッフの方が察知し、ポンっという栓を開ける心地よいが聞こえてきます。
こうしたパリ ル グランのカクテルタイムの改善は、最近の他のホテルでよく見られる、ホテル内のレストランやバーの稼働率を上昇させる目的で、カクテルタイムを簡素化する傾向とは全く逆の方向性を持つものです。
しかも、食事の向上については、これまでから数段階分の改善を思わせるものですから、管理人にとっては驚き以外の何物でもありませんでした。
こうしたカクテルタイムのパワーアップが行われてしまったインターコンチネンタル パリ ル グランのラウンジは、その追加料金分以上にお得度や満足度が十分に高くなったと管理人自身も考えています。
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