2016年6月11日土曜日

2016年9月まで6ヶ月連続のJAL国際線燃油サーチャージ廃止と2017年夏休み国際線特典航空券予約戦略の重要な関係


JALマイルを国際線特典航空券予約に活用している管理人宅にとって気になる発表が、JALさんから最近行われました。

それが、2016年9月30日までの燃油サーチャージ廃止の継続です。

つまり、2016年4月から開始された燃油サーチャージの廃止は少なくとも2016年9月30日までは続けられることになります。

参考リンク:
2016年8月から2016年9月発券分までの燃油サーチャージ金額
JALさんより)


管理人宅でも、つい最近、2017年ゴールデンウィークに利用する国際線特典航空券の予約を完了したのですが、その時にマイルの他に必要になる金額が数年前からは考えられないほど安価になっていて、やはり燃油サーチャージの廃止のメリットは大きいと実感していました。

そうした海外旅行を楽しむための良い状況がより長く継続されるわけですから、管理人としても、とても嬉しいと感じた発表の1つです。

管理人作成の関連記事:
2017年ゴールデンウィークのJAL国際線特典航空券争奪戦に参加してみた


ただし、管理人にとって気になることが1つだけあります。

それが、2016年10月1日以降発券分の燃油サーチャージです。

なぜなら、管理人がメインの航空会社として利用しているJALさんだけではなく、同じ日系航空会社のANAさんも、シンガポールケロシン市況価格とアメリカドル/日本円の為替レートの2ヶ月平均を元に計算した航空燃料価格が日本円で6,000円を下回った時に燃油サーチャージを廃止する一方で、6,000円を上回った時には、燃油サーチャージを復活させるというルールでの運用を行っていて、この2つの数字を元にダイナミックな変動を見せるものだからです。

ちなみに、今回発表された2016年8月から9月分の燃油サーチャージの計算に利用された、2016年4月から5月までの市況価格と為替レートはそれぞれ、
シンガポールケロシン市況価格:52.28米ドル
アメリカドル/日本円為替レート:1米ドル109.52円
でしたから、燃料価格は5,726円

なんとか廃止基準の6,000円を下回っている状況です。

参考リンク:
国際線「燃油特別付加運賃」
国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内
JALさんより)


それが今現在は、
シンガポールケロシン市況価格:59米ドル台
アメリカドル/日本円為替レート:1米ドル107円台
となっていますから、このままの状況が長く続くと、燃料価格は6,300円台になり、燃油サーチャージの廃止は2016年9月までの6ヶ月間で終了されることに。

もちろん、終了された直後の2016年10月は、最も安価な燃油サーチャージが適用される燃料価格6,000円以上7,000円未満のゾーンAの範囲に入っているでしょうから、アジア周辺の目的地を中心に、韓国や極東ロシアの往復400円、中国や台湾、香港などの往復1,000円など、あまり影響を感じないケースも多いかもしれません。

その一方で、北アメリカやヨーロッパ、中東、オセアニアなど、長距離を飛行する目的地の場合、追加で往復7,000円が必要になるなど、燃油サーチャージの悪影響を実感することになるはずです。


ちなみに、管理人の予想では、燃料需要の急激に増加する北半球の冬の時期が近づくにつれて、程度に差はあるとしても、石油とそれを原材料にするジェット燃料の価格も上昇するでしょうから、少なくとも2016年度内の燃油サーチャージの再廃止の可能性は低いと考えています。

そう考えると、燃油サーチャージが確実に廃止されている2016年9月30日までの予約が、燃油サーチャージの負担なしで楽しめるお得な旅行のためには重要になるかもしれませんね。

特に、2017年7月から8月の夏休み期間の国際線航空券の予約も2016年9月30日までにはすべて予約できるようになりますから、そのチャンスを狙って今から戦略を考えていくというのもなかなかおすすめだと思いますよ。




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