2016年6月10日金曜日

利用できるはずのJAL提供のラウンジが利用できない時にはどんな特別対応が行われるのか


管理人がJALさんのホームページでちょっとした調べ物をしていて、面白いと感じた発見の1つに、羽田空港以外の空港を出発するホノルル線プレミアムエコノミー利用者へのお詫びクーポンプレゼントサービスがあります。

このサービスについて簡単に説明すると、
  • 羽田空港以外に発着のホノルル線プレミアムエコノミー利用者が対象のサービス
  • 対象の国内空港は成田、関西、中部の合計3つの国際空港
  • 対象者はプレミアムエコノミー利用にも関わらず、本来利用できるはずのホノルル国際空港サクララウンジが利用不可
  • 理由はラウンジ自体のスペース不足
  • お詫びとしてホノルル空港でのチェックイン時にホノルル空港内で当日に限り利用できる30ドル分のクーポンをプレゼント
  • ビジネスクラスや各種普通運賃利用者、ラウンジ利用可能な各種ステイタス保有者は対象外
といったところでしょうか。

参考リンク:
ホノルル国際空港 ラウンジサービス
【お詫び・ご案内】ホノルル国際空港におけるプレミアムエコノミークラスご利用のお客さまへのラウンジサービス(一部変更)について
JALさんより)


管理人が気になったのは、ラウンジのスペース不足が原因とは言え、本来は利用できるはずのラウンジサービスを一部路線だけを対象に制限し、そのお詫びとして30ドル分のクーポン提供に踏み切ったことです。

特に、JALさん自身が、サクララウンジ利用で得られるメリットは多く見積もっても30ドル相当と考えているということも分かりますから、その部分もなかなか興味深いですね。


そんなことを考えていて管理人が気になったのは、ホノルル空港以外で、本来提供されるはずのラウンジサービスが提供されない時のJALさん側の対応でした。

もちろん、こうしたことは頻繁に遭遇するものではないのですが、あらかじめどんな対応が行われてきたのか確認しておいても損はないはずですから。

その結果、2016年6月10日現在、ホノルル空港の他にラウンジサービスについての特別な案内を見つけることができたのは、
中部国際空港(国際線)
マニラ ニノイ・アキノ国際空港(国際線)
新千歳空港(国内線)
熊本空港(国内線)
の合計4つでした。


それぞれの空港について、特別な案内が行われる原因とその対策をまとめてみると、
中部国際空港(国際線)
原因:工事による仮囲い発生
対応:特になし
  (利用者に我慢と協力を求める)
期間:2016年5月30日から8月末日
 
マニラ ニノイ・アキノ国際空港(国際線)
原因:混雑発生
対応:カンタス航空のラウンジへの案内
期間:混雑発生で随時

新千歳空港(国内線)
原因:リニューアル工事によるラウンジ閉鎖
対応:空港内で出発当日限り利用可能なお食事券1,000円分
  (共有ラウンジ入場券としても利用可能)
期間:2015年11月4日から2016年6月29日

熊本空港(国内線)
原因:補修工事による騒音
対応:飲み物や茶菓の提供のみ継続
  (ラウンジ内の座席の利用は不可。)
期間:2016年6月10日から8月中旬
といったところでしょうか。

参考リンク:
中部国際空港 ラウンジサービス
「中部国際空港国際線サクララウンジ」をご利用のお客さまへ
マニラ ニノイ・アキノ国際空港 ラウンジサービス
新千歳空港 ラウンジサービス
新千歳空港の改修工事に伴う施設運用とラウンジのリニューアルオープンについて
熊本空港 ラウンジサービス
国際線ラウンジサービス一覧
国内線ラウンジサービス一覧
JALさんより)


こうしてみると、ラウンジが通常通り利用できない時の対応も、意外に幅広く用意されていることが分かります。

この4つの中では新千歳空港がお詫びクーポンが配布されるなど、ホノルル空港のケースに一番近い状況になっていますね。

一方で、熊本空港の場合、ラウンジ内の座席が利用できないのであれば、ラウンジ閉鎖+お詫びクーポンという対応でも全く違和感はないはずです。

しかし、 飲み物や茶菓に限るもののサービス提供を継続しようとしている部分が、管理人にとってもいろいろ考えさせられる、印象的な発見になったように思います。




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