2016年6月14日火曜日
330日前の午前10時に手続きを開始してもJAL国際線特典航空券が予約できない理由
JALマイルを利用した国際線特典航空券は発券から1年間は自由な予約変更が可能なだけではなく、キャンセルを行う場合でも、3,100円または3,100マイルという十分にお得な払い戻し手数料負担のみで利用できる特長を持っています。
その影響なのか、国際線特典航空券は、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期の旅程を中心に、予約の受付が開始される330日前午前10時になった直後から空席がどんどん消えていってしまうような状況です。
特に、繁忙期で、人気のある目的地にファーストクラスやビジネスクラスといった上位クラスにもなると、開始後数秒で満席になってしまうことがほとんどですから、まさに壮絶な争奪戦という表現がぴったりだと管理人は考えています。
そういった中で希望する目的地や日程、クラスを予約するためには、いくつかのテクニックが必要になるのは避けられません。
管理人作成の関連記事:
JALホームページを利用したJAL国際線特典航空券予約の争奪戦を勝ち抜くための具体的な5つのテクニック
では、予約受付が開始される330日前の午前10時のタイミングで、これらのテクニックを最大限活用すると、確実にJALホームページからの国際線特典航空券が予約できるのかというと、実はそうではありません。
実際には、午前10時00分00秒ぴったりに空席情報を確認しても満席になっている可能性が人気の高い便ほど高くなることに気がつくはずです。
その理由は、
1、最上級会員の優先事前予約
2、電話での空席確保
の2つ。
まず、1つめの、最上級会員の優先事前予約というのは、JALさんの上級会員サービスの中でも最上級資格とされるJMBダイヤモンド メタル会員(PRST)の方には、JAL国際線特典航空券のみ、通常の330日前からさらに5日早い335日前からの予約が認められているからです。
つまり、通常の予約が始まる330日の時点ではすでに特典航空券として提供されている空席が存在しない可能性があります。
参考リンク:
メタル会員 4年継続会員様限定カードケースお申し込みページ
(JALさんより)
ちなみに、JALさんの中では、メタル会員の予約によって330日前に空席がなくなってしまった便は最初から特典航空券としての座席が提供されなかったという扱いになるため、330日前のタイミングで一般会員が予約できなかった理由に気づくことはできません。
その結果、一般の利用者が一番困ることになるのは、メタル会員の優先事前予約による満席で争奪戦は始まる前に終わっているのか、それとも、空席は残っていて争奪戦に参加して頑張るだけの価値があるのか、330日前の予約受付開始のタイミングになってみないと分からない点です。
特に、ただでさえ人気の集中する繁忙期の時期は、メタル会員と勝ち目のない戦いに知らず知らずのうちに参戦してしまうリスクが増加してしまうのは要注意ですね。
管理人作成の関連記事:
335日前からのJAL特典航空券 すべての手続きスケジュールをまとめてみた
2つめの、電話での空席確保というのは、JALホームページを利用した予約をどんなに頑張っても速度的に太刀打ち出来ない電話での予約手続きによる空席確保に敗北しているということです。
というのも、JALホームページでの国際線特典航空券予約の場合、基本的には、
空席照会
↓
搭乗者情報入力
↓
燃油サーチャージや空港税の支払い
↓
予約内容の確認と利用条件や規約の同意
↓
手続き完了(空席確保完了)
という流れになっています。
しかし、電話での予約手続きでは、オペレーターさんによって空席確保が最初に行われていて、具体的には、
空席確保
↓
搭乗者情報登録
↓
予約内容の確認と利用条件や規約の同意
↓
燃油サーチャージや空港税の支払い
↓
手続完了
という空席確保が優先された運用が行われています。
これが330日前の予約受付開始1秒後にはすでに空席が存在しないようなケースの理由の1つなのは間違いありません。
また、人気の集まる目的地や日時、クラスの予約を希望している場合、JALホームページを利用している限り、電話での予約手続きを行っている方と競い合うことになってしまうと、その時点で敗北は確定します。
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そのため、激しい争奪戦が予想されるタイミングでは、発券手数料の2,160円が必要にあるとはいえ、電話での予約を利用することが事実上の最低条件だと管理人は考えるようにしています。
参考リンク:
国際線特典航空券発券手数料の導入について
(JALさんより)
もちろん、電話での予約を利用しても、メタル会員による優先事前予約による満席や電話予約利用者同士の争奪戦での敗北なども考えられるのですが、争奪戦が繰り広げられるような状況で少なくとも予約の確保に可能性をつなぐためには、JALホームページでの予約では難しいというのが正直な管理人の実感です。
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