2015年10月7日水曜日
JAL国際線特典航空券上位クラスの必要マイル数改悪直前期には発券済みでの空席待ちのメリットが大きいと考える理由
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管理人追記:
JAL国際線特典航空券では、2015年と2016年の2年連続でキャンセル待ち改悪が実施されています。
そのため、以下の記事の内容は改悪実施後の状況とは異なるルールを元にしたものです。
改悪そのものや改悪実施後の状況については、2016年6月16日付で管理人が作成した記事、
2年も連続で徹底的にJAL国際線特典航空券のキャンセル待ち(空席待ち)が改悪されることになった最大の理由
が参考になるはずです。
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管理人を含め、JALマイルを利用して国際線特典航空券を利用しているマイルユーザーにとって、2015年11月1日にとてもインパクトがある改悪が予定されています。
それが、ファーストクラスやビジネスクラスのJAL国際線特典航空券予約に必要マイル数の大幅な増加です。
特に、その必要マイルの増加量が最大33%にもなるため、管理人宅でも改悪が実施される前の時期をタイムリミットとして、少し頑張ってファーストクラスの予約を確保したほどです。
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2人分のパリ行JAL国際線特典航空券ファーストクラスを2016年夏休み利用で予約するために管理人が実行した4つのこと
参考リンク:
JALマイレージバンク リニューアル 国際線
2015年度 JAL国際線 特典航空券 必要マイル早見表
(JALさんより)
つまりの今は、2015年11月1日の改悪実施までの残り期間が1ヶ月を切った時期ということなのですが、もし今のタイミングで改悪前のお得な必要マイル数でファーストクラスやビジネスクラスを利用したいと考えている場合、試してみる価値のあると管理人が感じていることが一つ存在しています。
それが、改悪が実施される前の2015年10月31日までに、希望する路線のファーストクラスやビジネスクラスのJAL国際線特典航空券を発券してしまうということです。
もちろん、330日前の予約受付開始直後に予約する場合とは異なり、希望する日程での旅程が確保できないケースも多いとは思うのですが、そうした場合でも、第二希望や第三希望、あるいは実際に利用する可能性がかなり低い第四希望くらいまでの旅程でとりあえず発券してしまうことが重要になるはずです。
なぜなら、2015年10月31日までに一度発券を完了した場合と、2015年11月1日以降に発券した場合とでは、その差は想像以上に大きなものになってしまうからです。
というのも、2015年10月31日までに第一希望ではない日程だとしても、発券自体を完了した場合、引き落とされる必要マイル数は改悪前のマイル数で済む上に、発券から1年間の有効期間内であれば、キャンセル待ちも含めた予約変更も自由に可能です。
一方の、2015年11月1日以降に発券する場合、その予約が2015年10月31日以前に手続きを行ったキャンセル待ちを含むものだとしても、実際に発券を行う時に必要なマイル数が適応される関係で、改悪実施後の必要マイル数が引き落とされることになってしまうのは避けられません。
特に、同じキャンセル待ちでも、発券後のキャンセル待ちと発券前のキャンセル待ちでは必要マイル数の条件などが大きく異ることには注意が必要ですね。
管理人作成の関連記事:
2015年11月1日からのJALマイル改悪最大のトラップ?JAL国際線特典航空券の上位クラスへのクラス変更が要注意な理由
ちなみに、2015年10月31日までに第一希望以外の旅程で発券を行い、結果的に希望する日程への予約変更ができなかった場合には、キャンセルを行って、マイルの払い戻しを受ける必要があるのですが、その時には払戻手数料3,100円または3,100マイルの費用負担が必要です。
ただ、実際に、改悪前と改悪後の必要マイル数やその増加量を見てみると、
○韓国
ビジネスクラス:
30,000マイルから36,000マイル(20%増)
○アジア1
ビジネスクラス:
40,000マイルから48,000マイル(20%増)
○グアム
ビジネスクラス:
40,000マイルから45,000マイル(12.5%増)
○アジア2、オセアニア、ロシア、ハワイ
ビジネスクラス:
60,000マイルから80,000マイル(33%増)
ファーストクラス:
80,000マイルから100,000マイル(25%増)
○ヨーロッパ
ビジネスクラス:
85,000マイルから110,000マイル(29.4%増)
ファーストクラス:
120,000マイルから160,000マイル(33%増)
○北米
ビジネスクラス:
80,000マイルから100,000マイル(25%増)
ファーストクラス:
110,000マイルから140,000マイル(27.3%増)
というような状況ですから、ファーストクラスやビジネスクラスの特典航空券をお得に利用する可能性をつなぐためのオプション料金として、万が一の時に3,100円または3,100マイルという費用負担を行うことになったとしても、それほど損な選択だと思えないというのが管理人の正直な感想です。
参考リンク:
JAL国際線特典航空券 マイル引き落とし後の変更
未使用特典の払い戻しサービス
(JALさんより)
さらに、2015年10月1日以降は、キャンセル待ちのルールが大きく変更され、JAL国際線特典航空券の流動性は大きく上昇することになりましたから、これまでよりも実際に利用する方にキャンセル待ちの座席が提供される状況になった結果、予約変更を前提とした発券も意外に勝算は悪くはないのではないかと管理人自身考えているのも事実です。
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ただし、ここで注意しなくてはいけないことが2つあります。
その1つめが、マイルの有効期限です。
というのも、予約変更によって希望する日程が確保できず、キャンセルを行う場合、 マイルの払い戻しが行われるのですが、その際、有効期限がすでに切れているマイルについては払い戻しが行われることなく失効し、その失効するマイルを払戻手数料として活用することもできません。
管理人作成の関連記事:
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今後の予約変更を前提に発券を行う場合は、万が一のキャンセルによる払い戻しの可能性も考えて、今現在のマイルの有効期限と、時間が経過するごとに失効してしまうマイル数をあらかじめ控えておくことが重要です。
2つめは、利用する曜日によって、改悪前の必要マイル数でファーストクラスやビジネスクラスが利用可能な、曜日限定特典の活用も検討してみるということです。
なぜなら、この曜日限定特典は2015年11月1日から2016年10月31日までの期間限定キャンペーンながら、一部の繁忙期を除く期間に特定の曜日出発の特典航空券を利用する場合、改悪実施前の必要マイル数での発券が2015年11月1日以降も可能になるチャンスを提供してくれるからです。
管理人作成の関連記事:
2015年11月以降のファーストクラスやビジネスクラスで必要マイルが割引される曜日限定特典は本当にお得なキャンペーンなのか
参考リンク:
JALホームページ限定 国際線特典航空券 曜日限定特典
(JALさんより)
そのため、スケジュール上の条件から見て、このキャンペーンが利用可能なのであれば、払戻手数料のリスクを抱えることなく、ファーストクラスやビジネスクラスのお得な発券をゆったり検討できる可能性が得られるわけですから、あえて2015年10月31日までの慌ただしい中での確実性が高いわけではない発券手続きを頑張る必要もありません。
この2つの注意点は、マイルの失効や手数料の支払いリスクなどに影響のある部分ですから、第一希望の日程を元にしっかり確認するべきだと管理人も感じています。
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