2015年10月24日土曜日

マイルを使ったJAL国際線特典航空券の予約難易度にも影響のある路線ごとの運航便の数を比較してみた


管理人宅でも国際線特典航空券との交換目的でコツコツと貯めているJALマイルですが、特典航空券として提供されている座席数には制限があるため、せっかく貯めたマイルも常に活用できるわけではありません。

そのため、マイルをより高い価値で利用できる国際線特典航空券の予約を考えているのであれば、
・予約開始直後のタイミングで予約
・発券とその後の予約変更 
・キャンセル待ち(空席待ち)
などのちょっとしたテクニックを活用することもおすすめです。

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ただ、マイルを利用してどの都市に向かうのかを決める時にチェックしたいことが1つあります。

それが、JAL国際線特典航空券で利用できる路線での運航便の数です。

この運航便の数とは何かというと、2つの都市間を結ぶ路線で一日に運航されているフライトの数で、例えば、東京からのグアムとホノルルへのJAL国際線特典航空券で利用可能な運航便の数はというと、
・グアム:
 JL941の1便のみ
・ホノルル:
 JL786、JL784、JL782、
 JL792(関西乗り継ぎ)、JL794(中部乗り継ぎ)
 の合計5便
という状況です。

つまり、同じようなリゾート路線でもそれぞれの路線ごとに運航便の数は大きく異なりますから、それに影響される形でJAL国際線特典航空券として利用可能な座席数も全く違ったものになってしまいます。

そのため、せっかく貯めたJALマイルを特典航空券の予約で確実に利用するのであれば、予約争奪戦の競争率が高くなりやすい運航便の数が少ない路線ではなく、 競争率が低下しやすい運航便の数が多い路線をターゲットにするという戦略もあるということですね。


では、具体的に、JAL国際線特典航空券で利用可能な路線の運航便の数を比べてみることにしましょう。

ちなみに、JAL国際線特典航空券では、国際線と乗り継ぐための国内線は無料で追加できるため、地方空港発着便への乗り継ぎも含め、最も選択肢の多くなる東京を起点に考えることにしました。

その気になる結果はというと、
○韓国
 ソウル:4便
 プサン:2便

○アジア1
 香港:2便
 北京:3便
 上海:8便(関西乗り継ぎ2便、中部乗り継ぎ1便を含む)
 大連:1便
 天津:1便( 中部乗り継ぎ1便のみ)
 広州:1便
 台北:7便(関西乗り継ぎ2便、中部乗り継ぎ1便を含む)
 高雄(カオシュン):1便
 マニラ:2便

○グアム
 グアム:1便

○アジア2
 バンコク:5便(関西乗り継ぎ1便、中部乗り継ぎ1便を含む)
 クアラルンプール:1便
 シンガポール:3便
 ジャカルタ:2便   
 デリー:1便
 ホーチミン:2便
 ハノイ:1便
 
○オセアニア
 シドニー:1便

○ロシア
 モスクワ:1便(水・金・日曜日のみ運航)

○ヨーロッパ
 ロンドン:1便
 パリ:2便
 フランクフルト:1便
 ヘルシンキ:1便
   
○ハワイ
 ホノルル:5便(関西乗り継ぎ1便、中部乗り継ぎ1便含む)

○北米
 ロサンゼルス:2便(関西乗り継ぎ1便含む)
 サンフランシスコ:1便
 バンクーバー:1便
 ニューヨーク:2便
 シカゴ:1便
 ボストン:1便
 サンディエゴ:1便
 ダラス・フォートワース:1便(月・水・金・日曜日のみ運航)
といった形になりました。

参考リンク:
JAL国際線時刻表一覧
JALさんより)

管理人注:
国際線時刻表には多くの運航便が掲載されていますが、他社が運航を担当するコードシェア便はJAL国際線特典航空券での予約対象外になっていて、実際に予約はできないため、注意が必要です。


つまり、ソウル、プサン、香港、北京、上海、台北、マニラ、バンコク、シンガポール、ジャカルタ、ホーチミン、パリ、ホノルル、ニューヨークの14都市については、運航便が複数あるということですね。

そのため、これらの14都市をJAL国際線特典航空券利用時の目的地として候補に加えるのも、選択肢としてはおすすめといえるはずです。

実際、管理人宅では、海外個人旅行で周遊する目的で、往路はパリ着、復路はフランクフルト発のように、2つの異なる都市を目的地とした特典航空券を予約することが多いのですが、1便しか運航されていないフランクフルトよりは、2便の運航便が設定されているパリの方が空席に余裕はあるケースが多いと感じてきましたから。


ただし、複数の運航便がある都市への国際線特典航空券を利用する場合に、注意しなくてはいけないことがあります。

それは、
・国内での乗り継ぎの有無
・国内空港の利便性
・発着時間帯
などの条件によって、便ごとの人気度やお得度は大きく異なるということです。

また、その人気度やお得度に影響を受ける形で、有償の航空券として購入した時の運賃も意外に大きな差が生まれてしまいますから、その運賃差から1マイルの価値を計算してみると、同じ必要マイル数を利用した特典航空券でも、便によって損になるケースやお得になるケースがはっきり分かれてしまう可能性もあります。

具体的に、東京とパリを結ぶ2つの運航便について見てみると、羽田空港発着と成田空港発着の2つという内訳ですが、特典航空券としての人気度は圧倒的に羽田空港発着の方が高く、キャンセル待ちが発生しているのも、ほとんどの場合成田空港発着ではなく、羽田空港発着の運航便だと管理人は感じてきました。

そうした状況を反映しているのか、成田空港発着のパリ便では、頻繁にマイルバックキャンペーンなども開催されるなど、手厚い対応で特典航空券の利用を促していたほどです。

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また、有償の航空券でも、羽田空港発着と成田空港発着の両方が選べる場合、羽田空港を発着する航空券の方が一律1万円高い価格設定になっていることからも、国内空港の利便性が与える影響の大きさが感じられますね。

参考リンク:
韓国行き国際線運賃表
ヨーロッパ行き国際線運賃表
JALさんより)


ただ、逆に考えると、人気度が低い運航便は、競争率も低いということですから、予約受付開始直後以外でも空席を確保しやすく、旅程自体の自由度も高いはずです。

そう考えると、確実性を優先する目的で
・国内での乗り継ぎの有無
・国内空港の利便性
・発着時間帯
などの条件で少し弱点のある運航便をあえて候補にいれてみるというのも、意外におすすめなのかもしれません。




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