2015年10月3日土曜日

どの航空会社のマイルを貯めるのか決める時に重視したい有償航空券での獲得マイル数

管理人と管理人の家族でコツコツとマイルを貯めている管理人宅ですが、JALさんのマイルをメインとしながら、サブとして、デルタ航空さんのマイルを貯めています。

では、なぜ管理人がJALさんをマイルを貯めるメインの航空会社として選択したのかというと、
・特典航空券の予約が上位クラスも含めて比較的取りやすい
・エコノミークラス利用時もシートが意外に快適
・ 機内サービスが管理人宅の好みに合っている
などの分かりやすい理由の他に、有償航空券利用時のマイルが貯まりやすいことも管理人にとっては魅力的でした。

というのも、有償の航空券でJALさんのフライトを利用する場合、JALカード会員限定の有料サービス、JALカード ツアープレミアムに加入することで、通常のフライトマイル積算率が100%未満の旅程でも、ボーナスマイルが加算されることで100%分のマイルが積算されるサービスがあるからです。

つまり、お得な価格で販売されるエコノミークラスの有償航空券でも100%分のマイルが積算されるということですから、特に長距離の飛行になりやすい国際線を利用する際には、想像以上に大きな効果を発揮します。

実際、東京から管理人が気になる世界各国の都市までの往復飛行距離はというと、
ニューヨーク:13,474マイル
パリ:12,388マイル
シドニー:9,726マイル
ホノルル:7,662マイル
シンガポール:6,624マイル
バンコク:5,738マイル
香港:3,646マイル
といった形になっていて、特に大洋や大陸を越えて飛行する旅程の場合、100%分が積算されるのか、それとも半分の50%分のみ加算されるのかという違いは想像以上に大きいのは間違いないはず。

参考リンク:
JALカード ツアープレミアム
距離制特典区間マイル計算機
JALさんより)


ただし、JALさんの便名で予約した時のみ有効という制限があるため、例えば、アメリカン航空さんが運行するJALさん名義のコードシェア便を利用した場合は100%積算の対象ですが、逆に、JALさんが運行するアメリカン航空さん名義のコードシェア便を利用した場合は、100%積算が確約されるわけではないため注意が必要です。


このように、JALカード ツアープレミアムというサービスは、JALさんの有償でのフライトでマイルをしっかり貯めるためのサービスとしてはかなり強力サービスなのですが、意外なことに、JALさんとサービス面で横並びになることの多いANAさんでは提供されていません。

参考リンク:
ANAフライトマイルの積算条件
ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション
ANAさんより)


また、アメリカン航空さんのように、安価な価格で販売される格安航空券も含めて、アメリカン航空さんが販売するものであれば、すべて飛行距離の100%分のマイルが加算される航空会社さんもあります。

この場合、JALさんのように、クレジットカードの保有や追加での有料サービスへの申し込みが不要という意味で、マイル加算についてはかなり優遇されたサービス設計になっていることがわかりますね。

参考リンク:
AAdvantage フライトマイル積算率表
アメリカン航空さんより)


その一方で、デルタ航空さんやユナイテッド航空さんのように、マイルの加算を実際に航空券購入時に支払った金額を元に計算する方式もあるのですが、 この場合、ファーストクラスやビジネスクラス、あるいは割引なしで高額になりやすいエコノミークラス普通運賃での購入では距離に比例する形でのマイル積算よりも多くのマイルが獲得できる可能性があるものの、それ以外の大半は獲得できるマイルが少なくなってしまうことが避けられないのが現状です。

そのため、管理人がそうした航空会社さんを利用する時には、マイルについては全く期待せずに、あくまで有償の航空券としての価格面での際立ったお得度だけを優先するようにしています。

参考リンク:
デルタ航空のご利用でマイルを獲得
提携航空会社のご利用でマイルを獲得
デルタ航空さんより)



ただ、今後数年から十数年の長期的な傾向としては、利益などを重視した場合に圧倒的に有利な、航空券の購入金額に比例する形でマイルが加算される形式が採用されるケースが増えるのは避けられないでしょうから、アメリカン航空さんのマイル加算率に続く形で、いずれはJALさんもJALカード ツアープレミアムのようなサービスは停止するのではないかと管理人は感じているのも事実です。

そういったことまで考えてしまうと、有償でのフライトを含め、お得にマイルを貯めて、そのマイルを繁忙期にファーストクラスやビジネスクラスの予約に利用して、1マイルの価値を最大限高いものにするというような頑張りは今後さらに難しくなってしまうのかもしれませんね。




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