2015年8月30日日曜日

国内線がお得に楽しめてしまう最終目的地が日本の海外発JAL国際線特典航空券は具体的にどうやって予約するのか



LCCさん(格安航空会社さん)が一般的なものになるに連れて、JALマイルをコツコツ貯めている管理人が面白いと感じるようになっているのが、海外発のJAL国際線特典航空券の活用です。

この海外発のJAL国際線特典航空券には、
・最終目的地が日本
・最終目的地が海外(日本には経由地として滞在するのみ)
という、2種類の異なる特長を持つ特典航空券が設定されていて、できることとできないことに違いはあるものの、そのどちらも日本国内の国内線利用の自由度が高いことは共通しています。

そのため、現地まではLCCさんの安価な片道フライトを利用し、そこからさらに海外発のJAL国際線特典航空券を活用することで、JALさんの国内線をお得に自由度の高い状態で利用できるメリットが得られることになってしまいます。

管理人作成の関連記事:
2種類の海外発JAL国際線特典航空券のお得な使い分けを考えてみた

参考リンク:
JAL国際線特典航空券詳細
JALさんより)


ただ、海外発のJAL国際線特典航空券を活用する場合、より一般的な国内発のJAL国際線特典航空券やJMB提携航空会社特典航空券とは、できることが増えている一方で、制限も多く追加されていますから、予約を作り上げること自体、少し難易度が高いのも事実。

そこで、今回の記事では、管理人なりのJALさんのホームページ上で予約作成方法を具体的な例を元に、説明していきたいと思います。


さて、海外発のJAL国際線特典航空券の予約を作成する場合でも、最初にアクセスすることになるのは、
特典航空券予約 空席照会
のページです。

参考リンク:
特典航空券予約 空席照会
JALさんより)


このページの中で
◆路線・日付で検索
という項目を選択してから、特典航空券を検索することは多くの方が経験していると思います。

実際、海外発のJAL国際線特典航空券でも、最終目的地が日本国内で、さらに日本国内の国内線利用が不要の場合、出発エリアを海外、到着エリアを日本に設定することで、シンプルな形の海外発のJAL国際線特典航空券の予約は作成できます。

具体的には、
台北→東京→台北
という海外発の予約を作成する場合は、
出発エリア :アジア1   
出発エリア:日本
行き:台北→東京
帰り:東京→台北
と選んで、さらに、希望する日程も選択した後に、「次へ」ボタンをクリックするだけです。

後は、通常の国際線特典航空券の発券同様、空席の有無や実際に発券する時の税金等の金額が表示されるため、これまでにJAL国際線特典航空券の発券を行った経験のある方は迷うことはないはず。


しかし、こうしたシンプルな海外発の予約ではなく、海外発のJAL国際線特典航空券のメリットをしっかり活用するために、
・最終目的地が日本(日本で最終目的地以外にも、24時間以上滞在)
という少し複雑な特典航空券を予約する場合は、通常と全く別の手順が必要になってしまいます。

というのも、最終目的地が日本でも、日本で最終目的地以外にも、24時間以上滞在する場合は、画面下の
「出発エリアが[海外]、最終目的地が[日本]で、日本で最終目的地以外に、24時間以上滞在する」
という表示の近くにある、
「この旅程を予約する」
をクリックし、予約作成を開始する必要があるからです。

最終目的地が日本(日本で最終目的地以外にも、24時間以上滞在)の予約を作成する場合ですが、海外発となる出発エリアを決めた後に、3つの旅程を決定することになります。

その旅程とは、
1、海外の出発地→日本国内の1つめの滞在地
2、日本国内の1つめの滞在地→日本国内の2つめの滞在地
3、日本の2つめの滞在地→海外の出発地
の3つ。

具体的には、台北を出発とし、日本国内で沖縄での観光も東京経由で楽しみたい場合は、
出発エリア:アジア1
1.アジア1→日本(第1滞在地)
台北東京
2.日本(第1滞在地)→日本(第2滞在地)
東京沖縄
3.日本(第2滞在地)→アジア1
沖縄東京
とし、さらに希望する日程も合計3つ選んだ後、「次へ」ボタンをクリックすることで空席の確認が始まります。

この時、少しだけ注意が必要なのは、これらの3つの旅程は24時間以上離れていても、発券から1年以内などの有効期限内ならば全く問題ないということです。

そうしたメリットがありますから、具体例として提示した旅程でも、ゴールデンウィークを利用して、台北を楽しんだ後に東京に帰国し、その後、数が月経過した夏休みに沖縄への国内旅行を計画するということも可能です。

特に、海外発のJAL国際線特典航空券で利用可能な国内線は、国際線特典航空券として扱われる関係で330日前からの予約が可能ですから、2ヶ月前から受付開始になる通常の国内線特典航空券とは全く別の好条件で予約を確保できてしまうのは見逃せないメリットですね。

ただし、最終目的地が日本の海外発JAL国際線特典航空券をこうした国内線の有効利用を目的とした形で利用する場合の注意点としては、あくまで国内線2区間目は、国際線区間への乗り継ぎということですから、その国内線を利用した24時間以内に、海外の出発地へ戻る国際線を利用する必要があります。

そのため、この最終の国際線区間の扱いについては、国際線区間利用後に別途用意した安価なLCCさんなどの片道航空券で日本に帰国するのか、次の海外発JAL国際線特典航空券につなげるのか、それとも国内線区間の利用が終了した時点で旅程を終了することをJALさんに伝え、その後の国際線区間はキャンセルとするのかは、あらかじめ考えておくべきということですね。


ちなみに、そうした注意点とは別に、実際の予約作成画面覚えておきたいテクニックがあります。

それは、国内線区間について、残席なしの表示がされてしまった場合でも、「他の便に変更する」や「国内線変更」といったリンクをクリックするというもの。

これらのリンクをクリックすると、JALさんがおすすめする最初から表示されていた国内線の選択肢とは全く別の国内線の空席状況が表示されることに。

実際、こうした操作テクニックを活用することで、国内線特典航空券の予約が開始される2ヶ月前よりもさらに前の時期に予約を行う限り、海外発JAL国際線特典航空券の国内線区間について予約が難しいという事態をそれほど心配する必要はないと管理人は考えています。

この辺りも、豊富な運行本数を誇る日本国内の国内線を、通常の国内線特典航空券よりも数ヶ月単位で早い時期に予約可能な海外発JAL国際線特典航空券のメリットかもしれませんね。




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