2012年3月17日土曜日

数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その1 SSDへの換装作業編


管理人がノートPCのハードディスクとの交換用途に、初めて購入したSSDですが、前の記事では、デスクトップPCに搭載して、様々なテストを行って得た結果は管理人が使用しているデスクトップではSSDの恩恵は少ないというものでした。

管理人作成の関連記事:
管理人がメイン利用のデスクトップPCにSSDを搭載しなかった理由~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~


そこで、いよいよ今回の記事では、当初の目的通り、管理人愛用の日立さん製の12.1インチモバイルPC、FLORA 210W RF2(Windows XP版)に安価なSSD、 OCZ Agility3 60GB(AGT3-25SAT3-60G)を搭載していきたいと思います。


さて、ハードディスクからSSDへの換装を考えた時、最初に考えなくてはならないことは、ハードディスク上のソフトウェアやデータなど今までのPC環境をバックアップしてそのままSSD上でも利用するのか、あるいは、クリーンインストールしてしまうのか、そのどちらを選択するかです。

ちなみに、管理人は、ハードディスクとSSDの仕組みの違いから、全く新しくクリーンインストールことをおすすめしますし、管理人自身も実際にクリーンインストールして、改めてPC環境を作り直しました。

やはりその理由は今までの環境で行われてきた度重なるレジストリ変更による速度低下や、SSDのデータ配置の方法の違いなど。

もちろん、少しくらいの速度低下が起こっても気にしないというのであれば、バックアップツールを利用して、今まで利用していたハードディスクのPC環境をそのままSSDに移してしまうことも、最も作業面で楽な方法として十分に選択肢として考えられるものです。


方針が決まった後は、実際にハードディスクとSSDを換装します。
その際に、ノートPCを分解することになるのですが、そのPC毎に分解のための様々な注意点があるので、可能ならば事前に検索を利用するなどして調査を行うべきです。

さらに、こうしたSSDでの換装は、ノートPCの分解を必要とする場合が多いため、メーカー保証期間が残っている場合は、保証自体が無効になるなど自己責任の上で作業しなくてはならないことを覚悟すべきでしょう。


ちなみに分解に関する一般的な注意点としては
静電気に注意するそのためドアノブ等金属に触れて静電気を逃がす
・ドライバーはネジに合わないものを無理に利用しない
ネジどの部分に使われていたものか記録しながら作業する
分解中はデジタルカメラの写真などで時々記録を残す
部品を取り外すときは裏に隠れている接続ケーブルの破損注意する
完全に組み立てる前に電源をオンにして起動することを確認する
といったものが挙げられます。

これらのことに慎重に作業することで、多くのミスや破損は防ぐことができます。それほど怖がる必要はありません。


管理人の場合、すでに一度メモリを増設する時に分解を経験していたため、換装自体は特に問題なしでした。

管理人作成の関連記事:
DDR2メモリの互換性 533、677、800は併用できる?~FLORA 210W RF2 PC8RF2-XN4231010での実験



上の写真は左がノートPCに搭載されていたハードディスクと、これから新たに搭載するSSD。

大抵の場合、大丈夫だと思いますが、ハードディスクとSSDを並べてみて、形や大きさ、幅などが異なる場合は、せっかく換装しても組立て直す時に問題が生じるため、換装そのものを中止することをおすすめします。やはり、無理は禁物ですから。


管理人がSSDに換装した日立さん製の12.1インチモバイルPC、FLORA 210W RF2(Windows XP版)ではパームレストの下に、銀色の衝撃吸収ケースに入れたハードディスクなどを設置するだけの簡単なハードディスク設置方法でした。


そのため、 ネジ止めを行う必要はありません。 

そこで、銀色の衝撃吸収ケースは使わず、SSDとケーブルとを接続した上で、設置してみたのがこの写真。ハードディスクに比べ、衝撃に強いSSDだから可能なことですね。


ただし、一見問題は無いように見えるのですが、実際に途中まで組み立ていろいろと試してみると、ケースの厚み分が不足するのか、固定が十分ではなく、持ち運びの度にカタカタと音が生じるようになるため、失敗。

結局、ケースを利用してその中にSSDを搭載した状態で組み立てることにしました。


後は元に戻して完了です。
これでインストールの準備はできました。

次回以降の記事で、いよいよクリーンインストールやそのために事前に行う設定などをまとめていきたいと思います。


管理人おすすめのサブPCパワーアップ用途SSD購入先リンク:




追記1:続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その2クリーンインストール編

追記2:もうひとつ続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その3SSD対策のXP設定編

追記3:さらに続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCへの安価なSSD搭載は残念な投資となったのか?~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~

今までに管理人が作成したSSD、AGT3-25SAT3-60G関連の記事:
性能より価格優先の貴重な用途?数年前のノートPC用に安価なSSD、AGT3-25SAT3-60Gを選んでみた

管理人がメイン利用のデスクトップPCにSSDを搭載しなかった理由~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~


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2012年3月16日金曜日

管理人がメイン利用のデスクトップPCにSSDを搭載しなかった理由~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~


前の記事でも書いたように、管理人は初めてのSSDとしてAGT3-25SAT3-60Gを購入して、その用途として数年前に購入した日立さん製の12.1インチモバイルPC、FLORA 210W RF2(Windows XP版)のHDDとの交換を選びました。

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ただ、この FLORA 210W RF2を管理人のメインのPCとして利用しているかというとそうではなく、あくまでモバイル用途。

一番長い時間起動しているという意味でのメインのPCは、2012年の年始に購入したデスクトップPCです。

管理人作成の関連記事:
64Bit対応を確かめるというのは口実?メモリが安すぎたので管理人もデスクトップPCを購入してみた


では、せっかくのSSDならば、そのデスクトップPCに搭載した場合の方がメリットは大きいのではないのかと思うかもしれません。

実際、管理人もFLORA 210W RF2にSSDを搭載したいと思いながら、2011年モデルのデスクトップPCにSSDを搭載した場合、どうなるのか気になったため、先にデスクトップPCにSSDを搭載してテストなどを最初に行なってみることにしました

しかし、その結果はというと満足のいくものではありませんでした

その理由はというと、
1、起動時間や休止状態からの復帰時間が大きく改善しなかった
2、動作の体感速度が大きく改善されなかった
3、ソフトウェアの起動時間が大きく改善されなかった
という3つ

それぞれ見ていきましょう。

1つめの理由は管理人にとってなかなか衝撃なものでした。
というのも、管理人が予想していたよりも、 起動時間や休止状態からの復帰時間が大きく改善されず、このためにSSDを導入した場合、がっかりしただろうというもの。

具体的には、
HDDでは
起動     :55秒 
休止からの復帰:45秒
SSDでは
起動     :35秒
休止からの復帰:29秒
と、これでは劇的な改善とは言えません。管理人の理想としては10秒台。そういった意味では満足とは言えない結果です。

しかし、これはSSDだけが原因ではありません。
というのも、起動中や休止からの復帰中の画面をよく観察してみると、メーカーロゴやBIOSロゴ等の表示されている時間が一定時間存在し、その表示時間はHDDとSSDでも、ほぼ変わらず同じ時間でした。

つまり、管理人が利用しているデスクトップPCでは、OSの前に起動するBIOSなどの起動時間が長いため、SSDを搭載しても管理人が満足できるほどの速度改善は見られなかったということになります。これはPCを買い換えない限り解決することが不可能な問題です。

残念ながら、このBIOS起動時間問題は、次のデスクトップPCを選ぶ時に、あらかじめよく考えておきたい部分となりました。


2つめの理由は管理人が利用しているデスクトップPCの設定が理由と言えます。
というのも、管理人のデスクトップPCでは、
・8GBのメモリを搭載
・ページングファイルを無効
・2GBのRAMDISKを利用
・TEMPフォルダをRAMDISK上に移動
と言った条件で利用しています。

 また、PC自体も2011年モデルなので、搭載されているCPUもハイエンドとは言えないもののそれなりに強力なものを利用していることもあって、比較的快適にPCが動作できる環境になっています。

そういったこともあってか、残念ながらHDDをSSDに交換したからといって、劇的な速度改善は感じませんでした。


3つめの理由は、RAMDISKとSSDとの速度差が原因となっています。
というのも、管理人はSSD購入前からRAMDISKに起動速度の遅いソフトウェア自体をインストールするようにしているため、ソフトウェアの起動速度面では今までも特に不満はありませんでした。

さらに、PC内で最も容量あたりの単価が高価な代わり最も高速なメモリをハードディスクのように扱うRAMDISKの速度は、SSD以上の速度になります。
そのため、SSDからのソフトウェアの起動が早いのは間違いないのですが、RAMDISKからの起動には及ばないことになるわけで、管理人がSSDのメリットを感じることができない結果になりました。


以上、3つの理由から、管理人はベンチマークや各種起動テストを終えた後に、SSDを取り外し、元のHDDへ戻しました。

もちろん、BIOS起動が高速なPCを利用していたり、体感速度を可能な限り早いものにしたいといった場合は、管理人の結果とは異なり、SSDを利用するのが最も適切な解決策になると思います。

実際、そういったコンセプトで販売されているMacBook Airが大ヒットを続ける理由がそこにあるというのも理解できますから。

そういった意味では、SSDを搭載して、それに最適化した形でシステムが完成された27インチiMacの2012年モデルが販売されたら、衝動買いしてしまうくらい管理人にとって魅力的なデスクトップPCと言えるかもしれませんね。

次回はいよいよ数年前のWindows XP搭載モバイルPCにSSDを搭載して、その後の設定を記事にまとめたいと思います。



管理人おすすめのサブPCパワーアップ用途SSD購入先リンク:



追記1:続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その1 SSDへの換装作業編

追記2:さらに続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その2クリーンインストール編

追記3:もう一つ続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その3SSD対策のXP設定編

追記4:さらにもう一つ続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCへの安価なSSD搭載は残念な投資となったのか?~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~

今までに管理人が作成したSSD、AGT3-25SAT3-60G関連の記事:
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2012年3月15日木曜日

性能より価格優先の貴重な用途?数年前のノートPC用に安価なSSD、AGT3-25SAT3-60Gを選んでみた


ここ最近になって、管理人自身、PC関連で試してみたいと思っていることがありました。

それはSSDの導入

今までは、少ない容量の割に高価な価格と、時間が経過するに従ってどんどん低下していく価格変動のため、もう少し購入時期を待ってみようと考え、導入していませんでした。

とはいえ、最近はタイの洪水によるハードディスクの価格上昇で、相対的に安価になったSSDの需要が増加したためなのか、結果的にSSD自体も手頃な価格を見せるようになりました。

もちろん、製品の性能によっても価格は大きく異なるものの、安価なものでは1GBあたりの単価が100円程度になり、これは2011年の同時期より3割から4割の価格低下を意味します。そのため、より手軽さを感じながらSSDを購入することもそれほど難しくないと言えます。

では、高価格なSSDと安価なSSDに違いはないのかというと、そうは言えません。
やはり、SSDで重視される速度や保証、付属品など明確な差は存在しています。

そういった意味では、どのSSDを選択するのかということは意外に悩ませる課題と言えるでしょう。


そんな中、管理人が気になったのはとあるマイナーなSSD、OCZ Agility3 60GB(AGT3-25SAT3-60G)です。

簡単にOCZ Agility3 60GB(AGT3-25SAT3-60G)について説明すると、
・容量が60GBの2.5インチSSD 
・最新の接続規格SATA3.0による6Gbpsでの転送が可能
・3年間保証
・Windows7 Trimコマンド対応
・送料込みで6,000円台
といったところでしょうか。

参考リンク:
OCZ Agility3シリーズ
代理店ASKさんより)

元々は10,000円を超える価格設定でしたが、競合製品の価格低下に影響を受けたのか、かなりお買い得な価格になりました。

そういった意味では管理人のようにSSDを初めて試したいユーザーにとっても気軽に試せる製品と言えます。


ただし、注意すべき点があります。それは代理店さんの商品詳細ページでも書かれている注意事項
故障や製品の保証に関するのものではないのですが、それが守られない場合、本来の速度性能が得られないということが記載されています。

具体的には
・比較的新しいインテルさんのマザーボードPC
・AHCIモード
・Intel RST(RapidStorageTechnology)ドライバー
・64bit版のWindows7
といったものです。

参考リンク:
ご使用の際の注意
代理店ASKさんより)

簡単に説明すると、2011年前後以降のマザーボード搭載のPC以外では本来の性能を発揮できないクセの強いSSDと言えそうです。
こういったデメリットも価格低下と他の製品に比べてお買い得な価格となっている原因なのかもしれません。

とはいえ、今回、管理人はこのOCZ Agility3 60GB(AGT3-25SAT3-60G) を購入することにしました

その理由はやはり、お買い得な価格だったということもありますが、それ以上に、用途によっては推奨環境以外で利用しても十分な性能だと考えたためです。

その用途とは数年前のノートPCのハードディスクからSSDへの交換用途

特に2009年以前は最新のSSDが特長とする、高速な転送規格SATA3.0への対応がされていませんから、その前の規格SATA2.0では速度面でも比較的早く頭打ちになります。
そのため、最新の高価格で高性能なSSDを利用するより、あえて安価なSSDを選ぶ意味もあると考えました。

また、本来の性能より速度低下したとしても、既存のハードディスクよりは高速なことは期待できるわけですから、数年前のノートPC用途としてはまずまずな選択肢といえるかもしれません。


管理人おすすめのサブPCパワーアップ用途SSD購入先リンク:

追記1:続きの記事を書きました
管理人がメイン利用のデスクトップPCにSSDを搭載しなかった理由~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~

追記2:さらに続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その1 SSDへの換装作業編

追記3:もう一つ続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その2クリーンインストール編

追記4:さらにもう一つの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その3SSD対策のXP設定編

追記5:追加でもう一つ続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCへの安価なSSD搭載は残念な投資となったのか?~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~

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2012年3月14日水曜日

蔵書の電子書籍化に急ぐ必要はなし?管理人がとりあえず電子書籍自炊開始をおすすめする理由



かなりの冊数の本を電子書籍自炊を行なって、日常的に電子書籍を楽しんでいる管理人ですが、最近知人との会話の中で少し気になる話が出てきました。

というのも、電子書籍自炊には興味はあるが、自分の持っている蔵書の量では作業に多くの時間が必要となってしまうから手を付けずにいるという話です。

この時、管理人が知人におすすめしたのは、とりあえずお試しで電子書籍自炊を始めてみてはどうかということ。
つまり最初からすべての蔵書を電子書籍化する必要はなく、また、その作業を急ぐ必要もないということです。

実際、管理人自身、すべての蔵書を電子書籍化しているわけではありません。
美術書や写真集など印刷の質が重要となる書籍などを始め、今後も電子書籍化を行う予定のない書籍も多く存在しています。

また、それ以外の電子書籍化を行った書籍についても夏休みや年末年始などの比較的まとまったお休みを利用しながら1年以上かけて電子書籍自炊を行い、本棚を減らしてきました。

そういったゆったりしたペースで電子書籍化を行ったとしても、電子書籍のメリットは確実に感じることは可能でしょう。

というのも、管理人の場合、電子書籍化した本は紙の本に比べ、読む頻度が確実に増えたことが挙げられます。
やはり、タブレットなどのすぐ手に取ることができるデバイスに電子書籍データを入れておけるメリットは大きく、ちょっとした時に手軽に読書を行うようになります。

そのため、時折読み直したくなる好きな本や参照頻度の高い資料などをまず優先し、次に購入したものの読み進めていない本などを電子書籍自炊するようになりました。
これらの本の蔵書全体に対する割合は10%から20%弱ほど。
それほど大変な作業ではありません。

そして、それ以外の蔵書を夏休みなどに時間を作って電子書籍化し、それを終えた今は購入した本をその都度、裁断しスキャンするというような形に落ち着いています。


こういった経験から、管理人はとりあえず電子書籍自炊を試してみることをおすすめしています。

具体的には、専用の裁断機を購入しなくとも、フェデックスキンコーズさんや街の印刷屋さんなどに依頼して裁断して貰う方法もあります。また、ページの少ない本を試してみるのなら、カッターを使ってみるというのも選択肢として十分考えても良いものです。

参考リンク:
断裁サービス
フェデックス・キンコーズさんより)


ドキュメントスキャナについても、購入する前に、レンタルで利用してみるというのも可能です。

管理人作成の関連記事:
自炊未経験で幸運なあなたにお送りする一番冴えた自炊入門 DMM.com なんでもレンタルで始める自家自炊編


実際、電子書籍化する本の冊数によっては、裁断機とスキャナをそれぞれレンタルで済ませてしまい、短期集中で電子書籍自炊してしまうということがコスト面で一番優れた結果になるかもしれません。


また、法的な解釈の問題に決着がついていないことに抵抗がないのであれば、ブックスキャンさんなどの外部のサービスに裁断とスキャンを含め電子書籍化全てをお任せしてしまうのも、選択肢としては存在しています。



確かに電子書籍自炊と聞くと、裁断機やドキュメントスキャナ購入コストや実際に作業を行う時間コストなどを考えてしまい、実行することをためらいがちですが、とりあえず始めてみてメリットを体験してみるというのも、大切なことだと考えています。

管理人おすすめの電子書籍ツール購入先リンク:
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2012年3月13日火曜日

地雷タブレットに再び買い時は来るのか?Meopad MEO-T740の値下げ開始


管理人がほぼ毎日活用して、その性能に満足しているタブレットにMeopad MEO-T740があります。

管理人自身はこのタブレットを気に入って利用しているのですが、実はこのMeopad MEO-T740は地雷タブレットとしても有名な製品です。

というのも、Meopad MEO-T740は、OSがWindows CE6という、今現在とても一般的とは言えないものを搭載しているため、最近のタブレットの常識は通用しません。
また、Windowsという名称こそ利用しているものの、Windows XPやWindows Vista、Windows7など一般的なPC用のOSとのソフトウェア互換性がないこともあり、当たり前の使い方が可能になるまでに多くの試行錯誤が必要になるなど、かなりユーザーを選ぶ製品と言えます。


しかし、価格自体も比較的高価なものだったこともあり、感圧式のものに比べ高性能な静電式タッチパネルや動画再生支援機能が付加された高性能なCPUを搭載しているなど、使いやすいようにセットアップさえ可能なら、なかなか満足度の高いタブレット体験を可能にしてくれる製品なのは間違いないでしょう。

そういったこともあって、処分価格となり、恐ろしい程の割引率が提示された時に、管理人自身、おそるおそるMeopad MEO-T740を入手した経緯があります。

しかし、購入前の予想に反して、使い勝手はなかなか良好。セットアップを終えた後の快適さからもう2台ほど入手したいと考えたくらいでした。


ただ、残念なことに、一度処分価格販売が終了した後は、在庫が自体は復活したものの、価格は上昇し、管理人としても以前の購入価格が頭にあるだけに値下げを待っているというのが正直なところ。

管理人作成の関連記事:
地雷タブレット Meopad MEO-T740の特価在庫復活!それでも管理人が更なる価格低下を予測する3つの理由


実際、Meopad MEO-T740には値上げされた価格ではなかなか売り切れないと考える事情があります。
それは
・以前の処分価格が知れ渡っている
・セットアップに知識と時間が必要
・レビューや価格比較サイトで酷評されている
といったもの。

やはり、仮に実際にすでに使っていないと仮定して、管理人自身初めてMeopad MEO-T740を購入しようと思うかというと少し難しいと考えます。迷いながらも購入は見送るでしょう。

そういった消費者の判断の結果なのか管理人が待ち望んでいた値下げの動きが最近見られるようになりました。
下げ幅としては1週間で1割ほど。それが今現在までに2回行われています。

管理人の予想としては、3月決算などとの兼ね合いで、3月末頃までに、以前の処分価格まで段階的に値下げされるのではないかと予想しています。

ちなみに、なぜ2回値下げされた今買わないのかという質問への答えですが、以前の処分価格まで待ちたいからというもの。
もちろん、それまでに次第に在庫は減少するでしょうが、先程挙げた3つの売り切れない理由によって、以前の処分価格まで値下げされる前に売り切れるということは難しいと考えています。


確かにMeopad MEO-T740はなかなか一筋縄ではいかないアクの強いタブレットですが、それでも、最初のセットアップさえ完了可能なら、十分楽しめるタブレットなのは間違いないでしょう。

また、予備バッテリーを始め、本来は別売りになっていた様々なアクセサリーが格安価格で付属するのも嬉しいところです。

気軽にとは言えませんが、通常はありえないほどにお得にタブレットを楽しんでみたい方にはMeopad MEO-T740はおすすめですよ。


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