2017年4月21日金曜日

JALファーストクラス特典航空券 JL31 東京・羽田発 バンコク・スワンナプーム着 (HND-BKK)搭乗記


2017年3月、管理人宅では管理人と管理人の家族、そして親類夫妻の合計4人でJAL国際線ファーストクラスを利用する機会がありました。

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当初、今回の旅行は2017年3月25日以降のファーストクラス廃止が予想されていた、東京・成田-ジャカルタ・スカルノ・ハッタ間をマイルを利用したファーストクラス特典航空券で利用する予定でした。

ただ、2017年1月13日、管理人にとっても予想外の機材変更がジャカルタ線で実施され、ファーストクラスからビジネスクラスへのダウングレードが余儀なくされるというトラブルが発生。

もちろん、ダウングレード決定後はがっかりしてしまったものの、その後運良くジャカルタ線の機材変更によって期間限定でファーストクラスの運航が決定したバンコク線で再び大人4人分の特ファーストクラス典航空券が全く同じ旅程での予約ができたため、問題なくファーストクラスでの旅行を楽しめました。

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JALバンコク線ファーストクラス特典航空券をダウングレードされたジャカルタ線の代わりに予約してみた


ちなみに、今回のダウングレードに対するマイルや現金での補償(コンペンセーション)やラウンジ利用などの優遇はなく、片道につき10,000マイルのビジネスクラスとの差額分のマイルが戻されるのみ。

最終的には満足な形になったものの、バンコク線をファーストクラスで確保するまでは、10,000マイルでビジネスクラスからファーストクラスにアップグレードしてくれるわけないのにという気持ちになりましたから、強制的なダウングレードほど残念で二度と体験したくはないものはありません。


さて、こうした紆余曲折を経た東京-バンコク線のファーストクラスの旅は羽田空港の国際線ターミナルFカウンターから始まります。


もちろん、搭乗クラスがファーストクラスですから、JMB ダイヤモンド、JGCプレミア、他社ワンワールドエメラルドなどの上級会員に加えて、ファーストクラス利用者が利用できるファーストクラス用のチェックインカウンターでチェックインの手続きを行います。

カウンターの営業時間開始は午前6時。

それよりも早い時間に保安検査や出国手続きを行いたい場合には、ホームプリント搭乗券サービスを利用して、チェックインカウンターでの手続きを回避する方法も選択可能です。

参考リンク:
出発空港別ご利用可能サービス一覧
JALさんより)


ファーストクラスと印字された搭乗券を提示して利用可能な優先レーンで保安検査を通過し、早朝であまり混雑していない出国審査場で出国手続きを完了すると、そこは免税店やラウンジなどのある制限エリア。


ファーストクラス利用者が案内されるのは、ラウンジの受付から右側に進んで利用することになるファーストクラスラウンジです。

参考リンク:
羽田空港 ファーストクラスラウンジ
JALさんより)


ちなみに、午前6時のチェックインカウンターの営業開始直後にチェックイン手続きを行い、保安検査や出国審査を終えた管理人がファーストクラスラウンジに到着するまでに必要だった時間は10分程度。

朝の羽田空港はすべての手続きがとてもスムーズでした。

また、ラウンジの受付では希望者を対象に、数量限定で新刊本の無料配布も行なわれていますから、旅のお供にリクエストしてみるのもおすすめ。 

そんなラウンジの営業開始直後の時間ということもあって、利用者はとても少なくラウンジ内はとても静かで落ち着いた雰囲気に包まれています。


多種多様な椅子が用意されているエリアから好きな場所を選んでゆったりと過ごせるのはこの時間にファーストクラスラウンジを訪れる大きなメリットの1つかもしれません。


また、インテリア自体も高品質な印象が感じられるもので統一され、とても落ち着いた時間を過ごせました。


朝の早い時間帯でもホットミールも含め、料理はしっかりと用意されています。


もちろん、ファーストクラスを訪れたなら楽しみたいローラン・ペリエを中心とした高品質なアルコールも、ラウンジ最奥部にあたるRED Suiteエリアですでに準備万端でした。

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ただし、同じラウンジ内のサービスでも、
  • 鉄板ダイニングのシェフによるJALオリジナル ライ麦ガレット
  • 専門のセラピストによる15分間の無料マッサージ
  • JOHN LOBB担当者による靴磨きサービス
の3つは午前7時からのサービス提供になっていますから、営業開始直後のタイミングには利用できません。


特に、マッサージは午前7時からの予約受付開始の十数分前から順番待ちの列に並び始める方が多く見られ、出発便の時間によっては、せっかくのマッサージを利用できない可能性も十分考えられます。

そう考えると、予約だけでも早いタイミングで完了しておくのが安心ですね。

ちなみに、マッサージの予約受け付けには、利用者の搭乗券の提示を求められますが、その全員が列に並ぶ必要はないようで、1人の代表者だけが複数人分の搭乗券を手に持って並んで、一度に予約を行うことも可能なようでした。


手続きの後には、人数分の予約時間の記載された専用のカードが手渡されます。

ただし、マッサージは1人1回が原則で受付時に氏名はもちろん、便名や目的地、出発時間帯、性別などの情報は担当の方によってリスト上に控えられるため、自分のマッサージの権利を家族に譲るというような形を希望したとしても、1人で2回以上の複数回の予約や利用はできないルールになっていました。

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そんなファーストクラスラウンジ内も営業開始から時間が経過するに従って混雑してくるのですが、混雑が気になってきたタイミングに利用したいのが、キャセイパシフィック航空ラウンジです。

このラウンジは、112番ゲート付近にあるファーストクラスラウンジから少し離れた114番ゲート付近に設置されているもの。


ラウンジ間の移動が必要とは言え、ファーストクラスラウンジやサクララウンジに比べて、混雑が感じられず、ワンワールドに加盟する航空会社運航のファーストクラスやビジネスクラスの搭乗券を提示するだけで無料利用が可能と便利なラウンジなのは間違いありません。


また、坦々麺、雲呑麺、フレンチトーストなど、ファーストクラスラウンジとは異なる種類の料理を、注文に応じて専用のキッチンで調理し、そのできたてのものを提供してくれるなど、食事についてもなかなかの魅力を感じます。

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そうして、搭乗開始時間までラウンジなどで過ごした後は、指定された搭乗ゲートに。

もちろん、搭乗の時にはファーストクラス利用者を対象にした優先搭乗も利用できるのですが、その列はJMB ダイヤモンド、JGCプレミア、他社ワンワールドエメラルドなどの上級会員と同じもので、ファーストクラス専用というわけではありません。


このあたりは、ファーストクラス利用者専用の優先スペースを確保した上で優先搭乗を行えるように配慮しているバンコク出発の方が、よりはっきりとファーストクラスの優遇が感じられる結果になりました。

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搭乗後には出発までシャンパンやオレンジジュースなどのウェルカムドリンクをいただいて離陸を待ちます。

管理人宅ではこのタイミングで機内でのサービスに関するリクエストを伝えるようにしています。


ちなみに、管理人と管理人の家族、親類夫妻の合計4人の席の指定は、1A、1D、1G、1Kという内容で1列目をすべて確保した状態でのファーストクラス利用になりました。

実は、ファーストクラスの席でも1Aと1Kの席のみ、特典航空券では事前座席指定の対象外になっているため、出発当日に空港での座席指定で希望通りの並びで全員分の席が確保できてほっと一安心です。

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特に、離陸後にゆったりと楽しむことになる食事の時間には、真ん中の1Dと1Gの席に集まり、4人でちょっとした会食気分で楽しめたのも良い思い出になりました。

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機内食のメニューは事前に決定し、ファーストクラス用スペシャルミールをすでにリクエスト済み。

この機内食事前予約サービスはとても便利で、管理人宅がファーストクラスを利用する時には必ず活用するようにしているほど気に入っています。

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気になる機内食は和食と洋食でそれぞれ有名店が監修し、丁寧に形作られたコース料理です。

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ただ、2017年3月4日から実施されたファーストクラスの一部メニュー変更によって、管理人が気に入っていた一匹まるごとの乾燥エビおつまみが廃止になってしまったのは唯一残念でした。

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和食と洋食共通のアペタイザーから始まり、和食と洋食のそれぞれのメニューに分かれていきます。


和食をオーダーした管理人が最も印象に残っている一品が巨大な煮あわびを活かした上で、清廉なだしのおいしさに魅了されてしまったお椀です。


また、メインディッシュのみ洋食の切り替えた牛フィレ肉は、事前に聞こえてきていたおいしいという評判通り、とても満足度の高い一品。


ちなみに、メインディッシュ以降のデザートなどについては、和食と洋食では圧倒的に和食の方が素材的なものや手の加え方などのコスト面での頑張りが感じられる結果になり、洋食を選んだ面々は少しだけ残念そうでした。

とは言え、このように和食と洋食のメニューをその場で比較し、あれこれ会話を4人で一緒に集まって別々のメニューを楽しめるのも、4人でファーストクラスを利用する楽しみの1つになりました。

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ゆったりとした食事を終えた後は、ファーストクラス利用者限定で無料提供されるオリジナルリラクシングウェア(パジャマ)に着替えます。

着替えについては、離陸前の飛行機への搭乗直後のタイミングでリラクシングウェアに着替えることもできるのですが、管理人宅のお気に入りは食事を楽しんだ後のタイミングになっています。


もちろん、利用したリラクシングウェアは自由に機内からの持ち帰りができるため、到着した目的地でもパジャマとして活躍してくれるはず。

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エアウィーヴのマットレスと羽毛布団を使ってベッドメイキングされたシートでしばしの睡眠を楽しみます。

この時のベッドメイキングには、表面と裏面で異なる固さのマットレスを利用するため、好みの固さを客室乗務員の方にリクエスト可能。

管理人宅の場合、普段から高反発マットレスを利用していることもあって、固めの面を選んでいるのですが、ぐっすり気持ち良く熟睡できてとても快適です。

ちなみに、東京-バンコク線の場合、飛行時間があまり長くはない関係で、到着前に特別な食事が用意されているわけではありません。


そのため、小腹がすいている時などは、いつでも注文可能なアラカルトメニューからお好みの料理をお願いしてみるのがおすすめ。


また、1人につき、1個限定でジャンポールエヴァン製のJALオリジナルショコラも配られるのですが、こちらは機内で食べてしまう必要はなく、持ち帰りも可能です。


こうしてバンコクのスワンナプーム空港への着陸の瞬間が少しずつ近づいてくる中で、忘れないように注意しておきたいのが、入国に必須な入国カードへの記入と優先的に入国できるプレミアムレーン利用チケットの入手。

これらの入国カードもプレミアムレーン用のチケットも、Wi-Fiの無料チケットと一緒にシートに用意されたフォルダの中にあります。


特に、プレミアムレーン用のチケットは利用するとかなりの時間節約になるため、着陸までの時間で忘れずに取り出しておかないと、せっかくのファーストクラス特典を活かせていないもったいない状況になってしまうため要注意。


また、管理人が東京-バンコク線をファーストクラスの往復で利用した2017年3月には、機内販売での森伊蔵提供がもうすでに開始されていました。

ちなみに、この幻の焼酎とまでうたわれる森伊蔵はファーストクラスとビジネスクラス利用者限定で機内販売が行われ、その中でも通常は1人1本までの本数制限が設けられているのですが、在庫に余裕がある時など、1人で2本以上の複数本の購入も可能になっています。

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ただし、森伊蔵の購入で最優先扱いのファーストクラス利用者でも、東京-バンコク線利用時にはタイ国内へのアルコール類の持ち込み制限がある関係で、1人1本までの購入となるのは避けられません。


一方で、タイから日本への帰国便の機内ではそうした制限を感じることなく、無事複数本を提供してもらえました。

そう考えると、競争率自体が高くなってしまうリスクはあるものの、往路購入時の現地での持ち運びの手間も含め、やはり帰国時の森伊蔵購入が気楽ですね。

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気になるファーストクラス用に提供されているアメニティは2017年3月28日からのポルシェデザインのものに変更される前まで提供されていたロエベブランドのもの。


アメニティの顔と言えるポーチのデザインが良好なのはもちろん、セットに含まれているロエベ製品がなかなか高品質で使いやすく、機内から持ち帰るようにしていた管理人の家族のお気に入りでした。




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