2017年3月21日火曜日

最大2倍の値上げでJAL プレミアムエコノミークラス空港当日アップグレードサービス 大幅改悪が決定


今日、管理人にとって気になるニュースがJALさんから発表されました。

それが、プレミアムエコノミークラス空港当日アップグレードの大幅値上げです。

というのも、出発当日の空港チェックインカウンターで、JALさんの運航する便にプレミアムエコノミーの空席が残っている場合、エコノミークラス利用者はお得な追加料金でプレミアムエコノミーへのアップグレードが可能になるというサービスが提供されているのですが、そのサービスを利用するために必要な料金が2017年4月1日以降、値上げされてしまうことになりました。

参考リンク:
プレミアムエコノミークラス空港当日アップグレードの販売料金の変更について
JALさんより)


それも値上げ幅は路線によって異なり、最大でこれまでの2倍になってしまうケースもあるなど、影響は意外に大きいものです。

日本発の具体的な金額を見てみると、
30,000円から40,000円へ値上げグループ(25%アップ)
  • ニューヨーク、シカゴ、ボストン、ダラス、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ホノルル
  • ロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシンキ、モスクワ
  • シドニー
20,000円から30,000円へ値上げグループ(50%アップ)
  • デリー
10,000円から20,000円に値上げグループ(100%アップ)
  • バンコク、シンガポール、ハノイ
10,000円から15,000円に値上げグループ(50%アップ)
  • 香港
値上げ&変更なし(0%アップ)
  • ジャカルタ、クアラルンプール
といった内容になっています。

もちろん、海外発の場合も日本発と同様の値上げ幅になるように、現地通貨での支払金額が変更されることになります。

参考リンク:
プレミアムエコノミークラス空港当日アップグレードの販売料金の変更について
JALさんより)


この変更の中で管理人が特に気になったのは、北米やヨーロッパなどを中心とした長距離線の値上げでした。

やはりこれまでの30,000円と値上げ後の40,000円とでは10,000円という金額差以上に、心理的な抵抗感が強くなってしまうのが管理人の正直な印象。


ちなみに、気になるお得度についてはプレミアムエコノミーとエコノミークラスで最も安い通常割引運賃同士の差を比べてみるのが一番ですね。


プレミアム
エコノミー
エコノミー
クラス
差額
ヨーロッパ 282,000円 80,000円 202,000円
北米(西海岸) 248,000円 108,000円 140,000円
北米(東海岸) 269,000円 126,000円 143,000円
ハワイ 180,000円 75,000円 105,000円
オーストラリア 177,000円 77,000円 100,000円
ロシア 217,000円 67,000円 150,000円
アジア(インド) 264,000円 72,000円 192,000円
アジア(タイ) 172,000円 48,000円 124,000円

いずれの目的地でもプレミアムエコノミーとエコノミークラスの差額が、値上げ後のアップグレードに必要な料金を上回っています。

参考リンク:
 JAL 国際線 運賃一覧
JALさんより)


つまり、出発当日の空港チェックインカウンターでの手続きまで、プレミアムエコノミーの利用が確定しない&アップグレード後もサクララウンジが利用できないなどのデメリットはあるものの、もしプレミアムエコノミーに空席が残っている場合は、値上げされた後の金額でもお得度は十分と言えるのかもしれません。



ただし、管理人宅の場合、プレミアムエコノミーよりもエコノミークラスの非常口席の方が広さや開放感のおかげでより快適に過ごせると感じています。
 
実際、エコノミークラス利用時には、チェックインまでに座席指定での非常口席確保にベストを尽くすようにしていて、実は繁忙期を中心に確保した非常口席からプレミアムエコノミーへのせっかくのアップグレードの提案を何度か断っているほどのお気に入り。

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もちろん、ちょっとした食事の内容やシートのリクライニングの仕組み、離着陸時の制限など、非常口席とプレミアムエコノミーの違いが気になるなど、すべての方におすすめできるものではないのですが、今回の値上げをきっかけに、プレミアムエコノミーへのアップグレードとは別の選択肢として、非常口席の座席指定を追加で考えてみる価値はあるとかもしれません。

非常口席が確保できないと分かった後に、追加料金を支払ってプレミアムエコノミーにアップグレードの手続きもできるわけですから。




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