2015年2月26日木曜日

JALとエールフランスのコードシェア便終了は何を意味するのか

つい最近のことですが、毎日の生活でコツコツとJALさんのマイルを貯めている管理人にとって驚くことがありました。

それが、JALさんとエールフランスさんのコードシェアの解消です。

それも、今現在すでに予約を受け付けている旅程がすべて完了してからの変更ではなく、2015年3月29日以降の旅程も影響を受けることになる、とても急激な形での変化と言えます。

参考リンク:
エールフランス航空とのコードシェアについて
JALさんより)


ちなみに、このコードシェア便、JL5057とJL5058は少し特別な意味を持つ路線でした。

その特別な意味とは、
1、貴重な深夜出発の早朝到着便だった
2、コードシェア便にも関わらず特典航空券での利用が可能だった
という2つです。

まず、1つめの、深夜出発の早朝到着便というのは、どういうことかというと、コードシェア便も含め、JALさんが運航する日本とフランス間を結ぶフライトは、2014年の夏ダイヤで見ると、
○パリ行き
・JL045
 羽田発10:35 シャルルドゴール着16:10
・JL415
 成田発14:35 シャルルドゴール着20:10
・JL5057
 羽田発22:15 シャルルドゴール着04:00 (翌日)
○東京行き 
・JL046 
 シャルルドゴール発21:00 羽田着15:55 (翌日)
・JL416
 シャルルドゴール発22:20 成田着16:55 (翌日)
・JL5058
 シャルルドゴール発23:25 羽田着18:20 (翌日)
の合計6便3往復が存在していたのですが、このうち、 JL5057と JL5058は他のフライトよりも遅い時間帯に設定されたフライトということがわかると思います。

特に、日本を深夜に出発し、朝早くにパリに到着するJL5057は体力的には厳しいと感じる部分はあるものの、パリ到着1日目を日が開ける前からフルに活用できるため、管理人宅でも特に好んで愛用しているフライトでした。

それがJALさんの選択肢から無くなるということは、パリ到着1日目は、シャルル・ド・ゴール空港からホテルに辿り着いて、チェックインを完了するとそこで終わるということが避けられなくなります。


次に、2つめの、コードシェア便にも関わらず、特典航空券での利用が可能だったということは、どういう意味なのか不思議に思う方も多いかもしれません。

というのも、普段はあまり意識しないものの、JALさんのマイルを利用したJAL国際線特典航空券は基本的にJALさん自身が運航するフライトのみを選択可能で、他の提携航空会社さんが運行し、JALさんとはあくまでコードシェアのみを行っているフライトに関しては、特典航空券での利用ができないということが基本的なルールとして存在しているからです。

しかし、たったひとつのフライトだけが例外として存在していました。

それが、JL5057とJL5058というエールフランスさんが運行しているにも関わらず、JALさんの特典航空券としての利用が可能なフライトです。

参考リンク:
JAL国際線 特典航空券でご利用いただけるJALコードシェア便
JALさんより)


そのため、他のJALさん独自のフライトと同様に、JALさんの国内線を無料で利用可能だったりと、利便性が高いと感じていた方も多いはず。

ちなみに、同じJALさんのマイルを使った国際線特典航空券でも、JMB提携航空会社特典航空券では、提携航空会社さん独自のフライトが自由に選択できる一方で、JALさんの国内線が無料で利用できなくなるというデメリットもあるため、羽田空港や成田空港に近い関東圏以外に在住の方には使い勝手が悪いと感じるケースも多々あると管理人は考えています。

管理人作成の関連記事:
JALマイルで利用可能な3つの国際線特典航空券はどのように使い分けるべきなのか


つまり、今後、どうしてもJL5057とJL5058と同じ時間帯のフライトをJALマイルを使用した上で予約したいのであれば、これまでのようなJAL国際線特典航空券ではなく、エールフランスさんのJMB提携航空会社特典航空券予約が必要になるということです。

この結果、関東圏以外に在住の方は羽田空港や成田空港までの移動手段を自己負担で確保する必要が生まれるだけではなく、マイルを最大限活用するためには、関東圏在住の方と同様に、新たにヨーロッパ域内の移動も含めた予約を作成する必要が生まれます。

管理人作成の関連記事:
関東在住のJALマイルユーザーはお得にヨーロッパ周遊ができる提携航空会社特典航空券もおすすめだと考える理由

JALマイルを利用して提携航空会社特典航空券を予約する時に気をつける3つのポイント


こうした制限は、ただ単純にJL5057とJL5058をパリでの時間を最大限楽しむ目的で利用してきた方にとっては、お得度の面で大きなダメージを与える変化、つまり、改悪と言っても良いはず。

さて、次回以降の記事では、この変化が長期的にはどういった影響を生み出すのか、それを具体的に考えてみたいと思います。

管理人もおすすめのリモワスーツケース購入リンク:



追記:続きの記事を書きました
JALとエールフランスのコードシェア便終了でJALマイルを利用した特典航空券戦略はどのように変化してしまうのか

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