2011年11月9日水曜日

社会人の暗記学習には7ループ学習をおすすめする理由

今はスマートフォンが一般的になり、どこにいてもインターネットと接続できる時代をむかえているとしても、素早い判断や大局的な視野を持つ上では、必要な知識を直接頭の中に入れておく必要性が全くなくなるということはありません。

さらに、業種によっては、規定で試験を受けることが義務付けられているということもあるでしょう。

そういったこともあって、学生を終え、社会人になっても学習を全くしなくても構わないということにはならない方も多いはずです。

ただ、学習に集中してすることだけが求められていた学生時代と違い、社会人になると、忙しさはもちろん、学習の優先順位を下げてしまいがちな誘惑も数多くあることもあって、義務として必須とされていることや目先のこと以外にはなかなか手を出せないというのも同様に多いことでしょう。

そんなこともあって、管理人が学習を行う時に愛用しているのが、7ループ学習と読んでいる学習方法です。

この学習を簡単に説明すると、暗記したい事柄について7回繰り返すというものです。

具体的には覚えたい事柄の書かれた書籍のページをパーツごとに分けます。

例えば、A、B、Cと3つのパーツに考えると、
最初はAについてだけ3回黙読を繰り返します。
Aの次はBについて3回、続いてCについて3回黙読します。

順番を実際に表すと
A→A→A→B→B→B→C→C→C
ということになります。

これで、A、B、Cについて3回は黙読したことになりますね。

次の段階では
Aを1回、Bを1回、Cを1回というように1回ずつ黙読します。
このようにA→B→Cというように通して黙読することを3回行います。

順番を実際に表すと
A→B→C→A→B→C→A→B→C
ということになります。

これで、A、B、Cについては、黙読の方法は違っても、6回黙読を行ったことになります。

これを1ページずつ、学習したいと考えるそれぞれのページについて行い、それが終了した後に、その日に学習したページを最初から最後までの全て1度通して黙読し終えて終了になります。

これで、7回の黙読を終えたことになります。
7回繰り返すことが7ループ学習の名前の元になっています。

一点だけ、注意点としては、日頃は各種速読技術を利用している場合も、7ループ学習中は意識して黙読するようにしたほうが良いと考えます。
というのも、暗記については、頭が楽をしようと考えてしまうケースもあり、速読技術がその隠れ蓑に使われてしまうことがあり得るからです。


ただ、この7ループ学習の方法を読み終えた時に、愚直で回りくどいと感じる方も多いと思います。
また、7回も繰り返さなくとも、記憶は十分に可能という方もいらっしゃるでしょう。
管理人自身、実際に行なっていてもそう感じることが大半です。

ただし、それは疲労がなく、集中力に問題がない理想的な時です。
実際、継続的に毎日学習を行う場合、疲労が蓄積していたり、体調的に少し風邪気味と感じていたり、さらには避けられない外的な要因で少しだけお酒に酔っている時などもありえます。

そういった状況では、暗記学習を行うこと自体へのモチベーションが低下するのはもちろん、効率も著しく低いものになってしまうケースは避けられません。

そのため、社会人にとって、継続的な学習が難しくなる理由として、仕事の都合や忙しさによって、常に万全な状態での学習が可能なわけではないことが大きいはずです。

しかし、暗記学習では7ループ学習を行うと決めることで、学習効果が低い時でも少なくとも進歩することができます。
さすがに7回も繰り返すと、完璧とは言えないにしても、しっかり頭の中の記憶部分に染みこんでいくことを感じるはずです。

また、しっかり繰り返すことによって、学習前までは見慣れたものではなかったはずの暗記事項が、見慣れた馴染みのあるものに感じられるようになることも、学習やその後の復習への脳からの拒否反応が減るという意味でも意外に効果が大きいことだと言えます。

これらの効果のおかげで、社会人学習挫折の大きな原因となる「学習しても無駄」という考えを未然に防ぐことが可能になることも管理人が学習を継続する上で大切だと考えていることです。

現在の傾向としては、ライフハックの一貫として、学習の効率化が重視され、いかに楽に知識を得ることが可能かについて、注目されがち。

しかし、どんな分野の学習を行う場合でも、継続的に学習時間を確保しないことには、得ることの可能な知識量は絶対的に不足してしまいます。

そのため、効率化の重要性は理解しているものの、その前に、どんな悪状況でもとりあえず学習自体を継続できる仕組み作りが一番必要なことだと管理人自身は考えています。

実際、管理人自身、暗記しやすいと感じる事柄については5ループ、時には3ループというようにアレンジして使っています。
逆に、普段の生活では全く馴染みのない事柄を新たに学習する時には、素直に7ループ学習を利用するようにしています。
暗記力に自信のある学生さんなどは、もっとループ数を少なくすることで、効率を高めることも可能かもしれません。


学習と考えると、我慢を強いられる、苦痛なものに感じがちな方もいらっしゃるかもしれません。しかし、自身にあった学習方法を見つけることで、今までの自分とはまた違った自身の一面や可能性に出会えるのも事実です。
もう一度、学習をしっかり継続的に頑張ってみたい時のリハビリツールとしても、また、次の段階として、より効率化を達成するための補助ツールとしても、7ループ学習は意外におすすめですよ。







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