2015年12月1日火曜日
最大数万円が返金される燃油サーチャージ値下げ後の国際線特典航空券の予約変更を実際に体験してみた
毎日の生活でコツコツと貯めているJALマイルを利用して国際線特典航空券を利用している管理人にとって、2015年12月1日は燃油サーチャージの値下げが行われる日として重要な1日です。
というのも、個々最近の原油価格の大幅な下落の影響を受けて、2015年11月30日までに予約と発券を完了した国際線特典航空券でも、国際線第一区間を変更した時に差額が返金されることになるからです。
その返金金額は、発券時期と目的地によって異なるものの、大人1人分で最大で28,000円にもなりますから、その影響は意外に大きいというのが管理人の正直な感想です。
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管理人宅でも、これまでに予約しているJAL国際線特典航空券のうちの1つを予約変更の必要があったのですが、せっかくの機会と考え、燃油サーチャージが値下げされるタイミングまで待ってから変更を行うことにしました。
ただ、今回、実際に予約変更を行った特典航空券は、電話予約で最初の予約と発券を行ったものですから、JALホームページからの予約変更は対象外で、電話でのオペレーターさんによる予約変更が必要になり、1冊の特典航空券の予約変更につき、2,160円の電話発券手数料の支払いは避けられません。
一方のJALホームページからの国際線特典航空券予約では、手数料負担なしに何回でも日時や便に対する予約変更が可能ですから、この辺りの自由度の低さは、電話での国際線特典航空券予約の持つデメリットを実感するには十分でした。
参考リンク:
国際線特典航空券発券手数料の導入について
(JALさんより)
また、この電話発券手数料は返金される燃油サーチャージとの差し引きになるので、全額をそのまま支払うことにならないのですが、それでも、電話での手続きをお願いしたり、電話での変更しか受け付けてもらえない国際線特典航空券の予約を変更する時には、値下げ分の燃油サーチャージ金額がすべて返金されるわけではないことに注意が必要です。
また、国際線特典航空券の予約変更では、燃油サーチャージの変更以外でも、為替の変動によって、空港税などの請求金額が変更され、結果的に返金金額が増減する可能性もあります。
管理人宅の予約変更でも、燃油サーチャージの値下げ分に出処が不明の540円が加えられ、そしてさらに電話発券手数料の2,160円を差し引かれた金額が最終的な返金金額としてオペレーターさんから案内されましたから。
ちなみに、この返金は、燃油サーチャージの支払いに利用したクレジットカードの翌月以降の請求金額からの差し引きで行われるため、 返金完了には2ヶ月から3ヶ月程度の期間が必要という説明を受けることになります。
しかし、 管理人のこれまでの経験では、燃油サーチャージが値下げされた直後に予約変更を行った場合、2014年10月の例では、
・2014年10月1日:
予約変更完了
↓
・2014年10月12日:
JALカード請求速報にマイナス売上として返金金額(差額調整分)が表示
明細の表記は「JAL国際線サインレス/税等」
↓
・2014年10月15日:
三菱UFJニコスさん発行のJALカードの締め日
↓
・2014年11月10日:
11月の請求金額から返金金額が減額された形での引き落とし
となっていたことからも、意外に早く返金が行われると管理人は予想中です。
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このように、確実な返金が受けられるという意味でとてもお得な燃油サーチャージ値下げ後の国際線特典航空券の国際線第一区間の予約変更ですが、返金を受けるためだけに、一度国際線第一区間を空席のある日時の便に変更し、そこからさらに、これまでに予約していた元の日時の便に予約変更し直すというのは、あまりおすすめはできないと感じています。
というのも、燃油サーチャージを含めた税金金額が数百円以上変更された場合、Eチケットを含む航空券の再発行が必要になるのですが、この再発行が瞬時に行われず、2回めの予約変更は再発行完了まで待つ必要があるからです。
管理人の経験では、この再発行は数時間から十数時間で行われることが大半だと認識していますが、混み合っている時期の予約変更や、予約している日程が一年近く先の時間的余裕がある予約の場合、かなり後回しにされてしまい、数日間の待ち時間が必要になったケースもまれにありました。
そのため、余程空席が残っているなど、予約変更と再発行の完了を待つまでの時間を乗り切ることができる条件が揃っている時のみ、チャレンジするなどの見極めは必要になるのも正直な部分です。
ちなみに、今回の管理人宅のケースでは、1時間ほどで再発行が完了したのですが、それがいつも保証されているわけではありませんから、意外に高いリスクに注意する必要があるため、返金目的の予約変更を積極的にはおすすめできないと管理人自身は考えています。
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