少し前のことですが、管理人が外出先などでのモバイル用途に利用しているWindowsタブレットでちょっとしたトラブルがありました。
それが、いくつかの普段から利用しているサイトでのログインやサインインの時に、これまで必要としていなかったはずの文字認証が必要になったことです。
ちなみに、この文字認証とは、英数字やひらがな、漢字などを、歪められたり、他の文字とくっつけられたりなどして読みにくい状態にした文字を入力させることで、機械による正規ではない総当り的なログインやサインインを未然に防止する機能のことです。
参考リンク:
文字認証について
(Yahoo! JAPANヘルプセンターさんより)
もちろん、それぞれのサイトごとにセキュリティ強化目的での文字認証の採用が行われることも考えられます。
しかし、管理人が遭遇した今回の文字認証は
- 同じタイミングで複数のサイトで行われるようになった
- Windowsタブレット以外の機器を利用する時には文字認証は発生しない
さて、その原因はというと、意外なことにWindowsタブレットの日付の設定が1日遅れていたことでした。
もちろん、管理人自身は、日付の設定を変えた覚えは全くありません。
しかし、Windowsの日付や時刻の設定変更は、初期状態で画面右下に表示されている時計表示をタップすることで可能になっていますから、特に意図せずに間違ってタップしてしまった結果、いつのまにか1日前の日付で設定されてしまったのかもしれません。
ただ、そうした正常な日時から外れた状態のデバイスにアクセスされてしまった側のサイトでは、念のため通常よりも一段階高いセキュリティとして、文字認証を追加したログインやサインインを求めていたと管理人は考えています。
実際、管理人が日付がずれていることに気づいて修正してからは、いずれのサイトでも、文字認証画面が表れることはなくなりましたから。
ちなみに、日付や時刻のずれ以外にも、サイト側でのこうしたセキュリティ対策が行われたケースに遭遇したことが他にも1つあります。
それは、インターネットにアクセスするためのブラウザ自体が、ブラウザ終了時にキャッシュを含めた履歴を削除する設定になってしまっていた時のことです。
つまり、ブラウザを終了した後に再度同じサイトにアクセスした場合、前回のアクセス時に保存されているはずのキャッシュも削除されてしまい、結果的に常に新規のアクセス扱いになってしまいます。
そのため、少し要注意のアクセスとして警戒された結果が文字認証や画像認証の手間ということになってしまいました。
もちろん、このようなキャッシュの削除が原因のケースでも、設定をブラウザの終了のたびにキャッシュを削除を行わない状態へと変更すると、頻繁に様々な認証が行われることはなくなり、快適な利用が可能になるはずです。
とは言え、実際にこうしたトラブルに遭遇する機会はそれほど多いものではないかもしれません。
しかし、いつの間にか何か操作を行う度に、何度もログインやサインインが求められたり、追加の文字認証や画像認証が必要になってしまうという場合には、一度確認してみる項目として覚えておいても損はないと思いますよ。
特に、海外の大手企業ほど、ログインやサインイン時に様々な工夫が行われていて、そのルールや習慣から少し外れると、途端に手続きが厳しくなる傾向はありますから。
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