2013年8月21日水曜日

機内持ち込み手荷物のスペース確保のためにeasyJetの有料オプションの優先搭乗、スピーディーボーディング(SB)は必須なのか?


少し前に管理人宅で楽しんだ2013年のヨーロッパ個人旅行では、日本とヨーロッパ間はJALさんの特典航空券を利用し、その他のヨーロッパ域内の移動は主に高速鉄道を利用しました。

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では、ヨーロッパ域内の移動に全く航空機を利用しなかったのかというとそんなことはありません。
実際、今回の旅行でも2回ほど格安航空会社(LCC)さんの中からeasyJetさんを利用しました。

ただ、easyJetさんはお得な価格で様々なヨーロッパ域内の路線を開設している一方で、利用者にとって影響の大きな制度変更を比較的頻繁に行うことでも知られています。

実際、2012年11月にはそれまでの基本的に、有料を含めた優先搭乗を除き、空港当日の列に並んだ順番に好きな席に座れるという座席ルールから、有料のオプションとして座席指定を行わなかった場合、自動的にコンピュータによって指定された席に座ることになるという座席指定のルールへ変更されています。

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また、2013年にも、2013年7月2日からのルール変更として、機内持ち込み手荷物のサイズに関して、以前から機内持ち込みが許可されていた56 x 45 x 25cmよりも小さな50x40x20cmしか、機内持ち込み手荷物として目的地に運ぶことを確約せず、50x40x20cmよりも大きく56 x 45 x 25cm以下の荷物に関しては、混雑状況によって、預け入れ荷物として、飛行機の貨物室で預かる可能性があるという形へのルール変更が行われました。

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そのため、今回の制度変更後にeasyJetさんを利用する管理人としては、機内持ち込み手荷物用のスペースを確実に確保するために、有料オプションの優先搭乗、スピーディーボーディング(SB)に申し込むべきかどうか悩んでいたのも事実です。

というのも、管理人と管理人の家族が、50x40x20cmよりも大きな機内持ち込みサイズのリモワさんのスーツケースを利用していることもあって、混雑時には預け入れに持つ扱いになってしまうことが十分考えられましたから。


では、スピーディーボーディング(SB)への申し込みは必須だったのか?

管理人が実際に2013年夏に2回ほどeasyJetさんを利用した限りでは、スピーディーボーディング(SB)は必ずしも必要な有料オプションでは無いというのが正直な印象です。

その理由は、
1、搭乗前の列に並ぶことでSB対象者の後にすぐ搭乗が可能
2、客室乗務員の方が荷物の収納に全力を尽くしてくれる
という2つです。

1つめの、列に並ぶというのは意外に効果的です。

というのも、スピーディーボーディング(SB)対象者自体がそれほど多くはないこともあって、その後に機内への案内が行われる通常ユーザーの列に事前に並んでいるのであれば、それほど機内の混雑が始まる前のタイミングで、荷物の収納スペースが十分確保可能だからです。

逆に、搭乗開始から時間が経過してしまったタイミングで搭乗した場合は、少なくとも自身の席の近くには収納スペースが残っていないため、遠く離れた場所に収納するしかなくなるケースがほとんどでしょう。

やはり、この辺りは機内持ち込み手荷物以外は有料となるeasyJetさんなど、格安航空会社(LCC)さんが運行する路線独特の状況と言っても間違いないかもしれません。

では、搭乗開始時刻から遅れて機内に到着した時に、収納スペースが見つけられなかった場合、即座に荷物が貨物室行きなるのかというとそんなことはありません。


それは、2つめの理由の、客室乗務員の方の頑張りが始まるからです。

というのも、客室上部の収納スペースに乗客自身が荷物を収めることができない場合、easyJetさんの客室乗務員さんは積極的に関与を開始します。

具体的には、荷物を整理し、荷物間の隙間をなくすことでスペースを生み出すのはもちろん、ソフトケースなど、乗客の座席の下に収納可能なサイズの荷物に関しては、頭上の収納スペースから取り出し、その荷物の所有者に、座席下の収納スペースに収納するように依頼するということまで実行するというもの。

そのため、余程のことが無い限りは、預け入れ荷物として飛行機の貨物室行きになることはないのではないかと管理人自身は感じました。

やはり、一度機内に持ち込んだ荷物を再度貨物室へ搬入するとなると、定時での出発が困難になる可能性が高く、可能な限り定時飛行を維持し、飛行機を始めとした機材の回転率を高めたいeasyJetさんにとっては大きなデメリットになってしまうでしょうから。


ただ、搭乗開始前に、スピーディーボーディング(SB)ではない通常ユーザーの列に並ぶ際に気をつけなくてはいけないことが1つだけ存在しています。

それは、誤って、スピーディーボーディング対象者向けの列に並んでしまうことは確実に避けることです。

というのも、easyJetさんの機内への搭乗では、自然に2つの列が搭乗ゲートの前に発生するのですが、そのどちらがスピーディーボーディング用の列で、どちらが通常ユーザー向けの列なのか、easyJetさん自身は積極的にアナウンスを行いません。

そのため、多くのユーザーが誤ってスピーディーボーディング用の列に並んでしまい、その後、通常ユーザー向けの列に並び直すというトラブルに遭遇していました。

これは機内持ち込み手荷物のスペースを確保する上では致命的とも言えるミスです。

では、それを避けるためにはどうすればいいのか?

解決策は簡単で、搭乗ゲートで待機しているeasyJetさんの地上係員の方に、搭乗が始まる前の時間に、どちらの方向にスピーディーボーディング用の列が作られるのか、またどちらの方向に通常ユーザー用の列が作られるのかを質問してみるというものです。

すると、あっさり答えてくれるので、列に並んでしまってからミスに気づくというリスクは回避できます。


こうした対策を確実に行うことで、有料オプションとなる優先搭乗のスピーディーボーディングは必須といえるサービスではないというのが2回ほど2013年の夏にeasyJetさんを利用した管理人の素直な感想と言えます。

そう考えてみると、今のところはeasyJetさんの提供するサービスは相変わらず満足度が高く、管理人自身も利用を続けていきたいと考えています。


管理人もおすすめのリモワスーツケース購入リンク:



追記1:続きの記事を書きました
管理人がeasyJetでのヨーロッパ個人旅行を計画する時に利用空港の選択を重視する理由

追記2:さらに続きの記事を書きました
easyJet利用時の最大のストレス?無料の機内持ち込み手荷物(Cabin baggage)の個数のシビアさとその対策を考える

追記3:もうひとつ続きの記事を書きました
2013年版easyJet利用者のためのQ&A

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