2015年9月1日火曜日
いつでも最大26%引きのディスカウントマイル?海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券の実際のお得度を計算してみた
LCCさん(格安航空会社さん)が一般的になった結果、片道での海外行き国際線航空券がリーズナブルに購入できることもあって、最近は管理人自身も、海外発のJAL国際線特典航空券に注目しています。
この海外発のJAL国際線特典航空券には、
・最終目的地が日本(単純往復と日本での滞在も含む):
自由度の高い国内線2区間を利用可能
・最終目的地が海外(日本には経由地として滞在するのみ)
通常より少ないマイル数で2つの海外目的地を旅行可能
といった異なる特長を持つ、2つの特典航空券が用意されていて、LCCさんなどを利用して別途片道分の国際線航空券で、海外の出発地を訪れる必要があることを考えても、なかなか魅力的なサービスだと管理人は考えています。
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国内線がお得に楽しめてしまう最終目的地が日本の海外発JAL国際線特典航空券は具体的にどうやって予約するのか
海外発のJAL国際線特典航空券の中で最終目的地が海外の特典航空券のみ国内線利用の自由度が大幅に制限されてしまっている理由
ただ、管理人として気になっているのが、この2つの特典航空券のうち、最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券のお得度はどの程度のものなのかということです。
そこで実際に、日本国内から2つの海外エリア行きの特典航空券を2回に分けて予約した時と、最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券を利用して、1回の予約した時との必要マイル数を比べてみることにしました。
ちなみに、具体例としては、台北を含むアジア1エリアとパリを含むヨーロッパエリアについて考えると、
2回に分けて予約:
東京→台北→東京、東京→パリ→東京
海外発JAL国際線特典航空券:
(東京→)台北→東京→パリ→東京→台北
という日程になるということです。
ただし、海外発JAL国際線特典航空券の具体例の中で、第一区間の(東京→)台北については、海外発JAL国際線特典航空券には含まれないため、別途LCCさんなどを利用して片道分の準備が必要ということには注意が必要ですね。
また、海外発JAL国際線特典航空券については、日本国内での24時間以上の滞在(途中降機、ストップオーバー)も可能ですから、自由に旅行時期を選べるという意味では、2回に分けて特典航空券を予約する場合と条件的には同じことになります。
そのため、どちらの特典航空券でも、ゴールデンウィークに台北旅行を楽しみ、夏休みにパリ旅行を楽しむというようなことは可能です。
参考リンク:
JAL国際線特典航空券詳細
国際線特典航空券ご注意ご案内
(JALさんより)
それでは、実際に海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券エコノミークラスのお得度をエリアごとに見ていくことにしましょう。
ちなみに、日本と海外のエリアを単純往復した場合のJAL国際線特典航空券の必要マイル数は、
韓国:15,000マイル
アジア1:20,000マイル
グアム:20,000マイル
アジア2:35,000マイル
オセアニア:40,000マイル
ロシア:40,000マイル
ヨーロッパ:55,000マイル
ハワイ:40,000マイル
北米:50,000マイル
となっています。
参考リンク:
JAL国際線特典航空券 マイル早見表
(JALさんより)
○韓国を出発地とした場合:
・アジア1行き 30,000マイル
日本と韓国往復15,000マイル
日本とアジア1往復20,000マイル
通常は合計35,000マイル
海外発の方が約14.3%お得
・グアム行き 30,000マイル
日本との韓国往復15,000マイル
日本とのグアム往復20,000マイル
通常は合計35,000マイル
海外発の方が約14.3%お得
・アジア2行き 45,000マイル
日本との韓国往復15,000マイル
日本とのアジア2往復35,000マイル
通常は合計50,000マイル
海外発の方が10%お得
・オセアニア行き 50,000マイル
日本との韓国往復15,000マイル
日本とのオセアニア往復40,000マイル
通常は合計55,000マイル
海外発の方が約9.1%お得
・ロシア行き 50,000マイル
日本との韓国往復15,000マイル
日本とのロシア往復40,000マイル
通常は合計55,000マイル
海外発の方が約9.1%お得
・ヨーロッパ行き 60,000マイル
日本との韓国往復15,000マイル
日本とのヨーロッパ往復55,000マイル
通常は合計70,000マイル
海外発の方が約14.3%お得
・ハワイ行き 50,000マイル
日本との韓国往復15,000マイル
日本とのハワイ往復40,000マイル
通常は合計55,000マイル
海外発の方が約9.1%お得
・北米行き 55,000マイル
日本との韓国往復15,000マイル
日本との北米往復50,000マイル
通常は合計65,000マイル
海外発の方が約15.4%お得
○アジア1 を出発地とした場合:
・グアム行き 30,000マイル
日本とのアジア1往復20,000マイル
日本とのグアム往復20,000マイル
通常は合計40,000マイル
海外発の方が25%お得
・アジア2行き 45,000マイル
日本とのアジア1往復20,000マイル
日本とのアジア2往復35,000
通常は合計55,000マイル
海外発の方が約18.2%お得
・オセアニア行き 50,000マイル
日本とのアジア1往復20,000マイル
日本とのオセアニア往復40,000マイル
通常は合計60,000マイル
海外発の方が約16.7%お得
・ロシア行き 50,000マイル
日本とのアジア1往復20,000マイル
日本とのロシア往復40,000マイル
通常は合計60,000マイル
海外発の方が約16.7%お得
・ヨーロッパ行き 60,000マイル
日本とのアジア1往復20,000マイル
日本とのヨーロッパ往復55,000マイル
通常は合計75,000マイル
海外発の方が20%お得
・ハワイ行き 50,000マイル
日本とのアジア1往復20,000マイル
日本とのハワイ往復40,000マイル
通常は合計60,000マイル
海外発の方が約16.7%お得
・北米行き 55,000マイル
日本とのアジア1往復20,000マイル
日本との北米往復50,000マイル
通常は合計70,000マイル
海外発の方が約21.4%お得
○グアムを出発地とした場合:
・アジア2行き 45,000マイル
日本とのグアム往復20,000マイル
日本とのアジア2往復35,000マイル
通常は合計55,000マイル
海外発の方が約18.2%お得
・オセアニア行き 50,000マイル
日本とのグアム往復20,000マイル
日本とのオセアニア往復40,000マイル
通常は合計60,000マイル
海外発の方が約16.7%お得
・ロシア行き 50,000マイル
日本とのグアム往復20,000マイル
日本とのロシア往復40,000マイル
通常は合計60,000マイル
海外発の方が約16.7%お得
・ヨーロッパ行き 60,000マイル
日本とのグアム往復20,000マイル
日本とのヨーロッパ往復55,000マイル
通常は合計75,000マイル
海外発の方が20%お得
・ハワイ行き 海外発のJAL国際線特典航空券の設定なし
・北米 55,000マイル
日本とのグアム往復20,000マイル
日本との北米往復50,000マイル
通常は合計70,000マイル
海外発の方が21.4%お得
(グアムとバンクーバー間の旅程でのみ利用可能)
○アジア2を出発地とした場合:
・オセアニア行き 60,000マイル
日本とアジア2往復35,000マイル
日本とオセアニア往復40,000マイル
通常は合計75,000マイル
海外発の方が20%お得
・ロシア行き 60,000マイル
日本とアジア2往復35,000マイル
日本とロシア往復40,000マイル
通常は合計75,000マイル
海外発の方が20%お得
・ヨーロッパ行き 70,000マイル
日本とアジア2往復35,000マイル
日本とヨーロッパ往復55,000マイル
通常は合計90,000マイル
海外発の方が約22.2%お得
・ハワイ行き 60,000マイル
日本とアジア2往復35,000マイル
日本とハワイ往復40,000マイル
通常は合計75,000マイル
海外発の方が20%お得
・北米行き 70,000マイル
日本とアジア2往復35,000マイル
日本と北米往復50,000マイル
通常は合計85,000マイル
海外発の方が17.6%お得
○オセアニアを出発地とした場合:
・ロシア行き 60,000マイル
日本とオセアニア往復40,000マイル
日本とロシア往復40,000マイル
通常は合計80,000マイル
海外発の方が25%お得
・ヨーロッパ行き 70,000マイル
日本とオセアニア往復40,000マイル
日本とヨーロッパ往復55,000マイル
通常は合計95,000マイル
海外発の方が約26.3%お得
・ハワイ行き 60,000マイル
日本とオセアニア往復40,000マイル
日本とハワイ往復40,000マイル
通常は合計80,000マイル
海外発の方が25%お得
・北米行き 75,000マイル
日本とオセアニア往復40,000マイル
日本と北米往復50,000マイル
通常は合計90,000マイル
海外発の方が約16.7%お得
となっています。
また、これら以外の
ロシア-ヨーロッパ
ロシア-ハワイ
ロシア-北米
ヨーロッパ-ハワイ
ヨーロッパ-北米
ハワイ-北米
の組み合わせについては、海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券の設定自体ないので、その部分には少し注意が必要です。
さて、こうして数字としての海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券の割引率を見てみると、これらの割引率は必要マイル数が大きなエリアを組み合わせるほどダイナミックに大きくなる傾向があり、最小でも韓国とオセアニアやロシアの組み合わせでの約9.1%、最大ではオセアニアとヨーロッパの組み合わせでの約26.3%もの割引が得られることが分かりますね。
実際、JAL国際線特典航空券のディスカウントマイルやJALカード割引の割引率は、約12.5%から32%ですから、それらの割引と引き換えに制限の大きなキャンペーンと同等の割引率が利用できる特典航空券という風に管理人は考えています。
つまり、海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券は他の国際線特典航空券同様に、ディスカウントマイル利用時のような発券時期の制限はなく、発券から1年の有効期限内に2つのエリアを目的地に旅行を行うような方にとっては、常に割引が適応された状態で予約が可能ということになりますね。
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もちろん、1年間に2つの海外旅行を行う必要があるという制限だけではなく、割引されるとはいえ、なかなか多くのマイルを一度に消費する必要がある国際線特典航空券予約になるため、すべての方が活用できる種類の特典航空券ではないのですが、それでも、どの時期に利用したとしても1マイルの価値を高める手段として、海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券の存在を覚えておいても損はないと思いますよ。
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