2015年9月7日月曜日
必要マイル数も燃油サーチャージ・税金も最大数十%お得な海外発JAL国際線特典航空券 最大のデメリットとその対策
海外発の航空券という性質上、LCCさんなどの片道国際線航空券などを利用する必要があるものの、数々のメリットから管理人自身、海外発JAL国際線特典航空券に最近注目しています。
特に、海外発JAL国際線特典航空券と言っても、
・最終目的地が日本(単純往復と日本での滞在も含む):
自由度の高い国内線2区間を利用可能
・最終目的地が海外(日本には経由地として滞在するのみ)
通常よりお得にで2つの海外目的地を旅行可能
という2種類の異なる個性を持つ特典航空券が利用可能なため、国内線重視の方が利用する国際線特典航空券としての活用はもちろん、必要マイル数や税金などが数十%単位で割引されるお得な国際線特典航空券としての活用も可能というのはなかなか魅力を感じる部分と言えます。
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そういったお得な活用が可能な海外発JAL国際線特典航空券を活用する上で、管理人が気になる最大のデメリットが1つ存在しています。
それは、国際線特典航空券の予約受付が開始される330日前の争奪戦への参加が難しいということです。
というのも、海外発も含めたJAL国際線特典航空券の予約と発券ルールとして、
往復共に申し込み日から330日以内となる旅程が対象
という制限があるため、予約しなくてはいけないフライト数自体が多くなってしまう海外発JAL国際線特典航空券の場合、往路の330日前に往路分を予約するのと同時に、復路分も日帰り往復として予約してしまい、その後、復路の希望日が予約可能になった時点で予約変更を行うというような、より確実性を高める形の予約方法は物理的に選択できない可能性も高くなります。
参考リンク:
JAL国際線特典航空券詳細
(JALさんより)
実際、最終目的地が日本の海外発JAL国際線特典航空券でも、海外から日本への国際線を利用し、さらに、その後日本国内の国内線を2区間、そして最後に日本から海外への国際線に搭乗する必要があるわけですから、それをその後の日程変更を1日に詰め込んで予約してしまうことは物理的に難しいはずです。
また、最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券はフライト時間自体が大幅に増えますから、1日に詰め込んだ上で予約する難しさはさらに跳ね上がるのは間違いありません。
ちなみに、予約変更を前提に、予約受付開始直後に往復の国際線特典航空券予約を行うという方法は、そのフライトを本当に予約したいと考えて待ち構えていた方が空席待ちになってしまうなどの悪影響が考えられ、さらに、JALさん、そしてJALさんのオペレーターさんへの心象もあまり良いものではないと感じるため、管理人としては今後のJALさんとの関わりや明記されていない配慮によって受けられるメリットから考えると、積極的に利用したい戦略とは思っていないのも事実です。
では、海外発JAL国際線特典航空券をより確実に予約するための戦略が存在しないのかというと、そうではありません。
2015年4月1日から正式に利用可能になったぴったりのサービスが存在するからです。
それが、片道JAL国際線特典航空券です。
つまり、海外発JAL国際線特典航空券の長い旅程を往路と復路の半分に分割した上で、それぞれを330日前の予約受付開始直後に予約手続きを完了してしまうということになります。
参考リンク:
JAL国際線特典航空券 片道でのご利用について
(JALさんより)
ちなみに、往復で利用する海外発JAL国際線特典航空券が最大で国際線4区間と国内線2区間の合計6区間まで利用可能という条件に対し、片道のJAL国際線特典航空券は、国際線2区間と国内線1区間の合計3区間という条件が提示されています。
そのため、本来は予約受付開始直後の手続きが難しい、海外発JAL国際線特典航空券予約を早い時期に確実に確保するという目的にも十分利用できることがわかりますね。
ただし、片道JAL国際線特典航空券を利用する上での注意点としては、片道での利用はホームページからは行うことができないため、電話での申し込みに制限され、発券手数料として2,160円が必要になってしまいます。
参考リンク:
国際線特典航空券発券手数料の導入について
(JALさんより)
その結果、確実な予約確保のため、片道のJAL国際線特典航空券を往復利用する場合は、1人に対して合計4,320円の手数料負担が追加されるということですね。
さらに、片道JAL国際線特典航空券を含め、電話での予約を行った航空券の再発行が行われるような予約変更では、交換発券として扱われ、その際も2,160円の発券手数料負担が必要になり、本来特典航空券が持つ予約変更に対する高い自由度は大きく損なわれます。
とは言え、海外発JAL国際線特典航空券を最大限活用した時のお得度は想像を絶するものになることもありますから、予約変更を行わなくても済むような最善の日程で予約を行うのが大切と言えるかもしれません。
この辺りは、大きな割引率と引き換えに、キャンセルや予約変更に大きな制限が追加されてしまう、ホテルや有償航空券の事前購入に似ていると感じる部分です。
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