2011年1月24日月曜日

意外な罠がたっぷりで海外製品ではセットアップCDが必須になる時代~Acer B273Hbmzidhのセットアップ注意点レビュー~

管理人が最近購入して、かなりお気に入りで愛用中の27インチ液晶、Acer B273H bmzidhはもちろん、Acer社製。つまり、台湾のメーカー製造の液晶モニターです。

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すると、多くの海外展開する企業同様、このAcer B273Hbmzidhにも自動的に、多言語対応のクイックスタートガイドであったり、説明書が添付されています。

ただし、そういった多言語対応の説明書が十分な予算と時間がかけられている保証はなく、表記に間違いや変な言い回しが全く無いというわけではありません

例えば、Acer B273Hbmzidhのクイックスタートガイドの場合、

英語版での記載では

Power-ON Main power switch.
管理人訳:主電源をオンにしてください

というようにすべきところを日本語版では

電源オンメイン電源スイッチ



となっていて、一瞬、「うん?なんのこと?」と疑問を持ってしまいます。
文章の順番から分かるように、よくある機械翻訳そのままですね。

さらに、悪いことに・・・
この「メイン電源スイッチ」はクイックスタートガイドに配置場所の説明があるのにも関わらず、実際には付いていません。
少なくとも管理人が使用している個体には。



クイックスタートガイドの説明が正しいとすると、電源コード差し込み口の左右には、オーディオ入力端子(下の写真、水色のプラグ)と、主電源スイッチがあるはずです。

しかし、主電源スイッチがあるべき場所にあるのは、銀色の空冷用穴あきパネルのみ

実は、これが一つめの罠で、クイックスタートガイドを見ながら設定をすると戸惑いがちな部分と言えるかもしれません。主電源スイッチを探してもいつまでも見つからないわけです。

解決法はいたって簡単。そのまま電源コードをコンセントにさして、HDMI、DVI、VGAいずれかで映像信号を入力すると、無事画面に映ります。やはり、主電源スイッチは存在していないようです。

さらに、普通に使っていく場合、それほど大きな影響はないのかもしれないですが、高さ調整時に、つまずきかねない罠があります。

というのも、それは、高さ調整のための、スライドロックの「ロック」の外し方
つまり、高さ調整は2段構えのロックになっているということになります。

こちらも解決法は意外と簡単。
まず、スライドロックの「ロック」を外すためには、「モニターアームの液晶へ取り付け部分(VESAマウント取り付け部分付近)を下に押す」という動作が必要です。しかし、それを知らずにいると一向に高さ調節ができません。

明らかにロック解除ボタンに見える、スライドロックだけを力いっぱいスライドさせようとしても、びくともしませんから。




特に、この高さ調整のロック解除については、クイックスタートガイドに記載はなく、唯一記載されているのは、 付属セットアップCD内のユーザーズガイドにのみ
Acer B273HbmzidhはWEB上にマニュアル類はメーカーサイトにアップロードされていませんから、セットアップCDを起動しなければアクセス出来ない部分です。

参考リンク:
液晶モニター・プロジェクターマニュアル一覧 
Acerサポートページより)

確かに、セットアップCDを最初に閲覧しない側にも確かに大きな落ち度がありますが、正直、高さ調節は、開梱・設置時にある程度設定してしまいたい事柄なので、クイックスタートガイドに記載して欲しい部分だったりします。

特に、管理人は最初からピボット状態への変更を考えていたため、VESAマウントを外した状態のまま、まったく歯が立たない高さ調節機能に、初期不良を疑ったくらい。
「もしかして・・・」と思い、セットアップCD内のユーザーズガイドを見てみると 、あっさり答えが見つかり安心するやら脱力するやら。


以上、今回のAcer B273Hbmzidhセットアップで思ったことは、これが日本の液晶メーカー製の製品だったら、こういうことにはならなかっただろうなということでした。

間違いなく、徹底して日本語環境のためにローカライズされているでしょうし、過保護と言えるくらいの丁寧な説明書や注意事項集を添付してくるでしょうから。

同時に、国内メーカーの製品を購入してあからさまに困るという事態はなかったことは幸運に過ぎなかったんだということも。

最近、IBMとNECとの組み合わせが、ニュースを騒がせていますが、こういった形で企業合併等が進んで、日本メーカー製というものが減っていくとしたら、それは常にセットアップCD内のユーザーズガイドをじっくり読んでそれから作業をしなくてはならない時代になっていくと言えるかもしれません。

でも、ふと思うことがあります。Acer側では、WEB上にも頼りの綱となるユーザーズガイドを置いていないわけで、光学ドライブを持たない新型MacBook Airをフルに使っている人はどうしろというのだろう、と。

それこそ、新型MacBook Airなどの光学ドライブを持たない機種を選択したユーザーの自己責任ということなんでしょうか。
こういう部分は頑張ってきっちりサポートして欲しいですね。


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B273Hbmzidh
ドスパラさんより)


追記:液晶購入時の恐怖、ドット抜けについて対策記事を書きました
ドット抜けリスクに正しく立ち向かうための、なかなか冴えた液晶ディスプレイ購入入門~ドット抜け保証編~

管理人作成によるAcer B273H bmzidh関連記事:
2011最初の衝動買い?27インチ液晶ディスプレイAcer B273H bmzidhを緊急購入
Acer B273Hbmzidh購入で始まる?故障時のAcer保証修理サポートへの恐怖
TN液晶の鬼門へ挑戦のはずが意外と良好?~Acer B273H bmzidhのピボットレビュー~


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