2017年1月9日月曜日

イタリア ベネチア ヒルトン モリノスタッキー ベニス(Hilton Molino Stucky Venice)タワースイート(TOWER SUITE)宿泊記


イタリアのベネチアにあるホテルの中で、管理人宅が最も気に入っているヒルトン モリノスタッキー ベニス(Hilton Molino Stucky Venice)にはこれまでもベネチアを訪れる度にリピート宿泊を楽しんできました。

そんな管理人宅が2016年-2017年の年末年始の滞在で遭遇することになったのが、最も下のランクの客室から8段階ものアップグレードという幸運。

その結果、モリノスタッキーベニスの全10種類ある部屋カテゴリーの中で上から2番目に高価なタワースイート(TOWER SUITE)に宿泊することになりました。



アップグレードを告げられたのは、エグゼクティブフロア利用者も含めてすべてのチェックインを行う1階にあるフロントでした。


通常は、そのフロントの反対側にある合計3基のエレベーターを利用して客室に向かいます。


しかし、スイート宿泊者のみ、こっそりと人目を避けるように設置された専用のエレベーターを利用して客室に向かうことも可能です。


エレベーター内には、タッチ式のカードキー読取機と階ごとの案内板があり、7階の最上階にあるこのホテル最上級のプレジデンタルスイート(PRESIDENTIAL SUITE)の名前が記載されていました。


管理人宅がアサインされたのは、418号室のタワースイート。


避難経路に書かれた部屋の配置図から確認しても、周囲の客室と比べて2.5倍以上のサイズが確保されていることがわかります。


この配置図に部屋のレイアウトを書き込んでみたのが上の写真です。

内訳としては、
  • 寝室
  • リビング
  • バスルーム
  • 洗面×2
  • トイレ×2
となっています。

洗面所とトイレがそれぞれ2個ずつ用意され、しかも、完全にリビングが寝室と分離されているあたりに、ちょっとしたビジネス用途にもしっかり活用できる部屋としてデザインされている正統派のスイートルームという印象を管理人は感じました。



玄関を入って、寝室へ向かう廊下もしっかりとスペースが確保されています。


ベッド自体は、ヒルトン標準のしっかりとしたもので、足元にはオットマンも完備。


ライティングデスクやテレビ、くつろげるチェアなども用意され、寝室だけでもインテリアとしてそれだけで完結している印象を感じますね。


もちろん、寝室から楽しめる景色もベネチア本島が楽しめる豪華な期待通りのもの。


さらに、時間帯によってダイナミックに変化するベネチアの美しい街並みに目を奪われるだけではなく、宿泊する季節やタイミングによっては、この窓からゆうゆうと目の前を通り過ぎる山のように大きな豪華客船の姿を間近に楽しめます。


さて、タワースイートということで、寝室とは別にリビングが用意されています。


そのリビングに玄関から続くドアを進むとそこには寝室以上の空間が広がっていました。

このタワースイート自体がホテルの建物のコーナー部分に位置しているため、リビングにも窓は豊富に用意されています。


まずは、東に位置するジュデッカ島の街並みや鐘楼で有名なサン・ジョルジョ・マッジョーレ島のある側には3箇所。


北に位置するベネチア本島側に2箇所。

つまり、リビングだけで5箇所、寝室の2箇所と合わせて、タワースイートには合計7箇所の窓が確保された贅沢な仕様ということですね。


また、リビングの入口近くにある楕円形のテーブルセットもしっかりとした品質とスペースで、ビジネスも含めた小規模な話し合いなどにも活躍できるものになっていました。


その奥には、くつろぎを優先するかのようなソファやテレビが用意されたスペース。


ここに設置されているソファ自体は、ホテル1階のロビーラウンジにあるものと同じですが、経年劣化によるヘタリも見られず、クッションなどを取り除くと意外に広さが確保できるものですから、管理人自身もこの上にごろんと横になって考え事をする時などに活用しました。


それにしても、目立ちにくい壁際に荷物置きが用意されているなど、部屋のスペースを上手に活用して、使いやすさもしっかり考えられている贅沢なリビングになっていることが分かりますね。

 さらに、スイートというとリビングの次に気になるのは水回りです。


部屋の広さの確保が難しいとされるベネチアでダブルシンクの洗面所が用意されているなど、スイートらしい特別感も十分。

ちなみに、アメニティーについては、マウスウォッシュなどの一部の種類の追加やサイズの大きさアップなどの違いにあるものの、ヒルトンブランドで一般的なピーター・トーマス・ロスのラインナップが採用されていました。


シャワーとバスタブの両方が用意されていて、さっと汗を流したい時のシャワーとお湯を貯めてゆっくり疲れを癒やしたい時のバスタブというような使い分けも可能なのは嬉しいですね。


バスタブも十分な深さで、たっぷりのお湯での入浴を楽しめるものになっています。



バスタブ周辺のスペースも十分動きやすいように確保済みでした。


利用できると意外に快適で嬉しいバスローブもバスルームのドアに2名分が用意されています。

このタワースイートで管理人が面白いと感じたのが2つのことでした。

その1つは、しっかりと確保されたサブの洗面&トイレの存在。


しかも、洗面とトイレの間はドアで区切られ、身支度用の椅子なども用意されていました。

実際、スペースの使い方と純粋な使いやすさだけを見ればメインのバスルームにあるトイレや洗面よりも快適です。
 

もう1つは、リビングにあるコネクティングルームにつながるドア。


リビングのテーブルセット近くからアクセスする形になっています。


この部分を部屋の配置図で確認してみると、お隣の419号室とつながっていますから、このタワースイートはVIPとそのおつきの人が隣り合わせで利用する目的でも活躍できる少しだけ特別な部屋なのかもしれませんね。



そういった用途にも利用できるような余裕があるだけあって、タワースイートでの滞在はとにかく快適に過ごせる部屋という印象を強く感じる滞在になりました。

もちろん、毎回すべてのモリノスタッキー滞在でここまでのアップグレードが実現するとは思えないのですが、それでも間違いなく機会があればまた利用したい思い出に残る部屋の1つです。




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