2016年10月18日火曜日

青函トンネルのある海底140mの世界へ青函トンネル記念館の体験坑道用ケーブルカー「青函トンネル竜飛斜坑線」に乗って行ってみた


2016年は、燃油サーチャージの廃止やJMB G.G WAON利用者を対象にしたおともdeマイルの大幅割引などの影響でお得にマイルを利用した旅行が楽しめる一年です。

そのため、管理人宅では海外旅行だけではなく国内旅行も積極的に楽しむことにしています。

そんな今年の国内旅行で、管理人が一度は乗ってみたいと思い続けていた乗り物に乗ることができました。

その乗り物が青森県の青函トンネル記念館にあるケーブルカー「青函トンネル竜飛斜坑線 もぐら号」

このケーブルカーは、青函トンネル記念館から出発して海底140mの青函トンネルまで到達している日本一短い私鉄としても有名です。

また、その乗車自体はもちろん、青函トンネルに到着後に参加できる体験坑道ツアーも、実際の工事で利用された坑道を歩く趣向を凝らしたものですから、管理人自身、いつかしっかりと楽しみたいと考えていました。

管理人作成の関連記事:
本州と北海道を結ぶ青函トンネルを自分の足で歩いてみるために青函トンネル記念館に行ってきた


そのケーブルカーには、青函トンネル記念館の隣りにある専用の駅から乗車することになります。


とは言え、チケットを青函トンネル記念館の受付で購入する必要があるだけではなく、多くの場合、記念館を見学してからケーブルカーに乗車することになるはずですから、記念館の館内にも駅までの案内表示がしっかり用意されています。

そのため、はじめての利用でも迷ったりする心配はありません。


ちなみに、案内表示に従って順路を進んでいくと、体験坑道ツアー参加者は列に並ぶように足元の文字で指示されます。


案内表示によると、ケーブルカーの改札は出発の5分前


それまでは、購入した体験坑道ツアー用のチケットを持ちながら列に並んで待つことになります。



改札が始まってようやく案内されることになるのが、このとても質素な乗車口。

ただし、中に入ってみると、外見と中身のギャップに驚くことになるはずです。


建物自体がコンクリートで固められ、ドアなどの開閉できる部分は重厚な鋼鉄を部材として利用している重厚な作り。

お世辞にもとても普通の駅には見えません。


これは海底深くにある青函トンネルと地上を結ぶために、風門と呼ばれる扉によって気圧の調整を行う必要があり、それを行うための施設としての役割をこの駅自体が持っていることがこうした駅単独で密閉すら可能な頑丈な作りの理由のようです。


乗車口のドアから見て右側の階段の先には、お目当てのケーブルカー。


ケーブルカーの中は、国鉄時代を思わせるどこかレトロな内装でした。


また、傾斜の大きな状態で海底深くに進んでいくため、車内も階段状。


ちなみに、ケーブルカーの乗車をより楽しむために重要なポイントが1つだけあります。


それが海底に向かう時には、先頭の席を確保するということ


というのも、一番前にある先頭の座席が、ケーブルカーで最も面白い前方向の景色を最もしっかり楽しめるからです。


逆に、それ以外の席では、車内の段差や先頭の座席に座っている乗客の影響で、前方向の景色は見えにくくなり、横方向のあまり代わり映えしない様子を見続けることになってしまうことに。

お子さん連れの親御さんはしっかり心の準備をしておきたい頑張りポイントですね。


乗客の乗車が完了すると、ケーブルカーがドアが閉じられ、大きなサイレンが鳴り始めます。


すると、ケーブルカー正面に位置している、とても大きな風門がじわりじわりと開き始め、体験坑道ツアーがスタート。


風門の先には、青函トンネルに向かうためのトンネル。

トンネル内には右側にケーブルカー用の線路、左側に階段がずっと続いています。

本当に先が見えない長さですから、もしここを歩いて帰ることになったらどうしよう、と考えると別の意味で怖くなってしまうほどでした。


時間にして約9分ほどのケーブルカーの乗車ですが、トンネル内は意外に大小様々な変化が楽しめるものになっています。


上の写真は万が一、トンネル内に海水が流れ込んでしまった時用のパイプで、強力なポンプにつながっているもの。

また、場所によっては、トンネルの壁面がびっしょり濡れている場面も見られるなど、だんだん海底に向かっていることを意識し始めるようになりました。


さて、終点が近づくと、線路が2本に分かれ、ケーブルカーは左側に進んでいきます。

ちなみに、右側の線路は青函トンネルの保守業務を行う作業員の方が作業を行う時などに利用されているとの案内がありました。


まっすぐ進んだ線路の右側にはいよいよ終点の体験坑道駅が見えてきます。


階段状の独特なプラットフォームが用意され、係の方が待機していました。


降り立った場所はかつて竜飛海底駅と呼ばれた場所。

ここはまぎれもなく海底です。


肌で感じる気温はひんやりとしているにも関わらず、海水由来の湿気がたっぷりで、体感的にとても不思議な印象でした。

少なくとも地上とは全くの別世界という実感をとても強く感じるはずです。

そうして乗客全員が海底140mの世界に降り立ってから、管理人が待ちに待ったツアーがいよいよ始まってしまいます。




管理人作成の燃油サーチャージ&差額調整の関連記事:
燃油サーチャージの値下げ後の特典航空券の予約変更では差額の返金や払い戻しは行われるのか 
(2014年10月2日)

燃油サーチャージの変更月に特典航空券を変更した時、どのように差額は返金されるのか
(2014年10月13日)

4ヶ月で約50%割引の衝撃?JAL国際線特典航空券の燃油サーチャージは2014年度にどんな変化をすることになったのか 
(2014年12月18日)

燃油サーチャージが下がった直後だからこそ、特典航空券だけではなく有償の国際線航空券もお買い得なチャンスだと感じた理由
(2015年2月5日)

JAL燃油サーチャージの2015年度版の改定と2015年4月1日から5月31日までの燃油サーチャージ金額はどういったものになったのか
(2015年2月8日)

JAL国際線の有償航空券や特典航空券をキャンセルした時、航空券代金や燃油サーチャージはどんなスケジュールで返金されるのか
(2015年7月16日)

マイルに加えて燃油サーチャージと税金の合計金額さえも大幅割引?最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券の支払金額のお得度を計算してみた
(2015年9月4日)

必要マイル数も燃油サーチャージ・税金も最大数十%お得な海外発JAL国際線特典航空券 最大のデメリットとその対策
(2015年9月7日)

JAL国際線特典航空券で燃油サーチャージ金額の値下げが予想される時にそのメリットをしっかり受けるための2つの方法
(2015年10月12日)

2015年12月1日からのJAL国際線燃油サーチャージ値下げでの払い戻し金額を発券時期ごとに比べてみた
(2015年10月22日)

JAL国際線特典航空券で距離ごとの必要マイル数と燃油サーチャージ金額のお得度を計算してみた
(2015年11月10日)

JAL国際線特典航空券で予約可能な全目的地の距離、必要マイル数、燃油サーチャージを比べてみた
(2015年11月13日)

最大数万円が返金される燃油サーチャージ値下げ後の国際線特典航空券の予約変更を実際に体験してみた
(2015年12月1日)

2016年4月にJAL国際線燃油サーチャージが廃止された時、どんなことが起こるのか
(2016年1月3日)

JAL国際線燃油サーチャージ 激動の10年を振り返ってみる
(2016年1月5日)

海外発と国内発の2つのJAL国際特典航空券では燃油サーチャージの負担にどんな違いが生まれてしまっているのか
(2016年1月7日)

改悪前に発券済みのJAL国際線特典航空券を2016年4月の燃油サーチャージ廃止後に予約変更した時、大幅に増加した必要マイルは請求されてしまうのか
(2016年1月15日)

燃油サーチャージ廃止がJAL国際線で実施された時に慌てないためのQ&A
(2016年2月8日)

JAL国際線燃油サーチャージの2016年4月1日からの廃止決定と今後の注意点
(2016年2月9日)

燃油サーチャージの変更は何時からの新規予約や予約変更が対象になるのか
(2016年4月1日)

JAL国際線燃油サーチャージが2016年7月まで4ヶ月連続の廃止が決定
(2016年4月10日)

0 件のコメント:

コメントを投稿