これまでも、裁断機とドキュメントスキャナーによる電子書籍化などで、書籍数は減らしているのですが、管理人宅内の古くから所有してきた書籍が専有する体積が多く、大胆な処分を伴う整理が必要という結論になりました。
ただ、書籍の処分を行う時に問題になるのは、捨てるべきではないのではないかという気持ちとの戦いです。
管理人の場合も、
・購入したものの、まだ読み終えていない本
・数年単位で手に取っていないお仕事関係の本
・数年単位で手に取っていない資料性のある本
などが強敵でした。
しかも、そういった書籍は管理人の書斎などでもアクセスしやすい好立地に配置されたまま、長い期間経過していることも多く、高頻度で使うものほど快適にアクセスできる場所に置くべきという理想からは逆行していることも、ちょっとしたストレスの原因だったのも事実。
そこで、管理人が考えた基準は
○まだ読み終えていない本
↓
新たに読む時間コストを支払う価値のある本のみ残す
○数年単位で手に取っていない本
↓
今後の利用価値や利用する可能性で判断
という2つでした。
まず、 購入したものの、まだ読み終えていない本の中には、購入当時は読むべきだとは感じていたものの、強力な必要性までは感じなかったために、読まないまま、今現在は読むべきとすら思えないものも多く含まれていました。
こうした本は、読まずに処分することになると、購入費用すべてが無駄になってしまうという気持ちが生まれてしまうのですが、そこは心を鬼にして、これから新たにその本を読むためのコストに見合う価値を感じない限りはそのまま処分することに。
やはり、読書や学習に限らず、自由に利用できる時間は限られている以上、購入コストがもったいないといっても、より貴重な時間コストを追加して、傷口を広げることは避けるべきですから。
また、数年単位で手に取っていないお仕事関係や資料性のある本も、今後の利用価値や利用する可能性を元にどのような対処を行うのか判断しました。
具体的には、利用価値や利用する可能性の高さの順に、
1、現状のまま保管
2、裁断とスキャンでの電子書籍化
3、惜しみつつも処分
という形ですが、思い切って厳密に基準を適応して、大半を処分することに決定しました。
というのも、お仕事関係の本も、数年単位で手に取っていないということは、これまでの様々な変化や改定などで時代遅れになっているケースも多く、今後もその利用価値は減少するばかりのはずです。
また、資料性のある本についても、そこまで貴重というわけではないものについては、大きな規模や高い専門性を持つ図書館などでは、十分閲覧できることも多く、そういった場合、管理人があえて所有している意味は高く無いと考えました。
実際、数年単位で利用していないのであれば、今後必要になった場合でも、その時、改めて図書館の蔵書として利用することで十分なはずですから。
ちなみに、今回の蔵書整理で面白いと感じたのが、それぞれの本に対して感じている価値の変化です。
具体的には、これまでは処分することなど考えられなかった書籍でも、時間経過のおかげか、それほど抵抗感を感じることなく、処分を選択できることも多かったからです。
そのため、今現在はどのような対処を選ぶべきかどうしても判断できない本に関しては、判断を無理に急ぐのではなく、あえて保留を選んで、少し時間が経った後に決めるというのも意外におすすめな戦略かもしれないと考えています。
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